福良天満宮(大分県臼杵市)

 

良きも悪しきも取り方次第

ネガティブな意味で使われている言葉も

裏を返せば、

素晴らしい意味が含まれている。

そんな大切なことを教えてくれたのが、

福良天満宮の「赤猫」です。

本来は儲けまくっていた商人を

揶揄する言葉として使われた「赤猫」

がめつい、ケチ、足を引っ張る等、

とにかくネガティブの王様みたいな

言葉だったようです。

それを誰が考えたのか、

質素倹約し、財を成した

「赤猫」がいたお陰で、

臼杵は発展したという観点にスポットをあて、

「赤猫祭り」が始まったのは比較的新しく、

15年位前のようです。

財を成す事がいかに公共の利益に寄与するか

それは商人が一番よく知っています。

僕も以前事業をやっていて、

お金を生まない事が、社員にも

社会にも何の得にもならないことは

痛いほど知っていますので(汗)

福良天満宮での赤猫との出会い、

本当に素晴らしいものでした。

本殿へ

ノスタルジックな風情を楽しみながら

臼杵の町を歩くと、

いくつものお寺が見えてきます。

その光景も素敵だったのに

写真を撮り忘れていました(汗)

お寺の一つには江戸時代末期建立の

三重塔もあったのに残念!

「また来いよ」と言うことでしょうか(笑)

福良天満宮の境内入り口。

とにかく目立つのは赤猫(笑)

戌年(2018年)なのに猫とは(笑)

とにかく赤猫推しです。

神社本庁の指定モデル神社になっています。

神社のサイトによると

江戸時代までは天満寺という

寺院だった福良天満宮なので、

灯籠はお寺時代からのものかも知れません。

この石段を上るといきなり

素敵なものを発見。

櫓(やぐら)風のトイレ!

名付けて、「厠櫓」(笑)。

「福」の暖簾をくぐれば

それだけでご利益満点ですよ!

例の「あかねこ」の説明もあります。

案内によると

大塚幸兵衛という豪商が、

臼杵の発展に大きく関わった方で、

冒頭に書いたように、

幸兵衛はじめこのあたりの商人は、

「ケチである、足を引っ張る」など悪い

意味で「あかねこ」と呼ばれたそうです。

しかし裏を返せば儲けた

莫大な資産を寄付したり

社会貢献も大きかったわけで、

いい意味での「あかねこ」が、

ここ福良天満宮の赤猫として

祭られているようです。

そして、見上げると高石垣が!

まるでお城ですね。

何と、石垣に対しても

案内書きがありました。

年代などは記されていませんが、

江戸時代の可能性も十分あります。

そして、少し上るとまたもや

イベントが!

へ~そうなんだ~。

フーテンの寅で有名な、

「男はつらいよ」のロケ地でした。

今話題の歌手、沢田研二と

女優の田中裕子夫妻が

知り合うきっかっけとなったのが、

ここでロケをした作品と書かれています。

そういう意味では、

「縁結びの神様」でもありますね。

ただ、余談ながら、

その時はまだ既婚者だった

沢田研二です(笑)

ここを上ると御社殿です。

正月気分も残っている

紅白の幕が気分を高揚させてくれます。

手水鉢。

?何かこっちを見ている(笑)

お~赤猫ですよ!

めっちゃ癒やされる手水鉢に

思わず笑顔の僕たち。

「茅の輪くぐり」ならぬ「福わくぐり」。

もうここは縁起が良すぎです!

拝殿にて参拝。

新額の文字は太宰府天満宮の

現職の宮司さん

西高辻信良氏の書です。

この素晴らしい文字によって、

福良天満宮の「福」がますます

「良」くなる気がしますね!

拝殿横の開運太鼓。

参拝者を楽しませてくれる要素満点の

福良神社です。

左が本殿、真ん中が幣殿、右が拝殿。

戌年(昨年です)の絵馬も

僕好みの優しくてほんわりした

絵が描かれていて、ここでも癒やされます。

招霊赤猫社

拝殿手前右側にはこんな参道があります。

猫の足跡!

うすきの赤猫。

ご利益がいっぱい、

というか

ご利益しかありません(笑)

招霊(おがたま)赤猫社。

参拝。

赤猫福まねき。

全国のどこから参拝に来たか

日本地図にシールを

貼れるようになっています。

関東、関西からもかなりの人数が

ここを目指して来られていました。

が、

僕たちはシール貼るの忘れました(汗)

瑜伽神社

赤猫でほっこりさせて貰ったあとは、

本殿向かって左横に鎮座する

二つの境内社に参拝。

その右側一つを見て驚きが!

瑜伽神社(ゆうがじんじゃ)。

九州では聞き慣れない名前の神社ですが、

実は僕たちはわずか一週間前に

この名前を知っていました。

それは青春18きっぷで、

岡山の後楽園に行った時の事で、

それがこちらです。

後楽園内に鎮座する由加神社。

漢字は違いますが、ルーツは同じでした!

瑜伽神社には、

「岡山県由加神社本宮」から

寄進の石柱があります。

御由緒にも岡山県からの勧請があったと

書かれています。

それにしても臼杵と岡山の繋がりが

こんな形で知ることが出来、

また、僕たちも何かに導かれて

わずか一週間に

二つもの由加(瑜伽)神社を

参拝することになるとは、見えない力に

引き寄せられた感が満載です(笑)

引き寄せの神様に出会ったからには、

ここで記念写真を撮るしかありません(笑)

愛宕神社

瑜伽神社の隣に並んで鎮座しています。

御由緒。

案内によると

安政元年(1854年)

今の宮司さんの祖先は、

東京の愛宕神社(本社)の

男坂という急階段を

馬で上り下りしたそうです。

僕も以前参拝した事がありますが、

男坂は普通に歩いても急すぎて大変でした。

それを考えると、

凄い祖先を持った宮司さんなんですね!

男坂の急勾配を思い起こさせる

階段が配置された本殿に参拝。

猫と犬の共演!

これまた元気を貰える素敵な書の

御朱印を授与していただき

ここで、福良天満宮の参拝は完了です。

今日の癒やし

この牛に癒やされました!

今までで出会った石牛の中でも

群を抜いた癒し系です!

しかもマント?まで掛けてもらい

何とも心地よさそうなお顔です。

このあたりにも宮司さんの優しさが

にじみ出ていますね!

 

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