2021/12/15
福山城(2018年初詣の旅)(広島県福山市)前編
ビジネスホテル業界は戦国時代
福山で泊まったのは
「東横イン」というホテル。
全国や世界に系列店があるホテルですが、
僕たちは初めて利用しました。
いきなりその感想ですが、
とにかく安くて内容抜群ということです。
ホテル紹介サイトなどピンハネ業を通さず、
直接申し込みの会員価格だと、
ダブルルーム一部屋5300円位と超破格。
出来たばかり綺麗な部屋で
ダブルベットの幅は150cmもあり
これなら妻があばれても(笑)
僕の陣地は確保出来て、超快適!
また、Wi-Fiも各部屋専用回線だし、
パスワードが自分専用なので、
共有した誰かに情報を見られるリスクも
無いに等しいのです!
こんな風に各部屋の号数が表示されます。
無料Wi-Fiって最初に企業広告などで、
とってもうざいものが多い中、
そんな広告もなく、
各部屋の部屋番号で回線があるし
一回繋いだら何度部屋を出入りしても
そのまま繋がっているのは
快適そのものです。
無料の朝食の内容も充実していて、
バイクング形式で食べ放題だし(笑)
正月なので、黒豆や栗きんとんなど
新年の縁起物まであって、
身も心も(笑)大満足。
ホテルの係員も素晴らしく
スピーディー&スマートな対応で、
全くストレスを感じないどころか
気持ちよくてたまりませんでした(笑)
こちらが建物外観。
福山駅から徒歩5〜6分という
利便性も抜群です。
福山にはビジネスホテルが
沢山ありますが、
この価格で、この内容、
この満足感を得られるホテルが
他にも福山にあるのかと考えると、
僕が調べた限りでは皆無かも知れません。
今や、ビジネスホテル業界は
群雄割拠の戦国時代と言えるでしょう。
福山城へ
ホテルを出てほんの3分ほどで
この景色に出会えます。
今日はここから福山城を半周ほどして、
天守に向かい、その天守に上り、
その後は周囲の櫓などを散策したあと
城内にある三蔵稲荷神社への参拝、そして、
福山城周辺のいくつかの神社に
初詣に行く予定です。
いきなり石垣に接近(笑)
江戸時代のの福山城。
今では南側がJRの駅になっていますが、
北の部分は今でも当時の石垣や櫓など
見どころ満載で
お城好きにはたまりませんね!
福山駅に面した南側の石垣。
石垣の所々に石を提供した
藩の印が入っていて、
江戸の息吹を感じられます。
月見櫓下の石垣。
少し行くと天守も見えます。
このあたりは
「福山文化ゾーン」と言われ、
お城や博物館が立ち並んでいます。
福山城東側の石垣。
天守台っぽい石垣
(天守台ではありません)
道案内。
まずは、福山城初代藩主、
水野勝成像に向かいます。
東上り楯御門の石垣
少しずつ天守が見え始めます。
立派な天守がかなり見えてきました。
水野勝成像の説明。
藩祖、水野勝成像
徳川家康の従兄弟(いとこ)です。
豊臣秀吉の家臣だった福島正則は、
関ヶ原の戦いでは家康につき、
戦功により広島城主となり
鞆(福山地方)も支配していましたが、
その後、広島城の修理の際に、
武家諸法度に違反したとされ
改易(取り潰し)されました。
その後、
西国の外様大名の抑えとして
新たに福山城を作り、
福山藩主となったのが水野さんです。
幕府は、いつかは反逆するかもしれない
外様大名でしかも豊臣恩顧の福島家は
潰して親戚にゆだねたかったのかも
しれません。
そして、そのお陰で今僕たちは福山城を
訪問出来ていることを思えば、
改易は大正解だったかも(笑)
像の前から見た天守。
天守の裏側(北側)
天守北側正面。
天守の礎石。
空襲で焼けた後、再建時に天守台から
ここに移されたものかと思われます。
天守北西部分の石垣。
このあたりは築城当時のまま
石垣が残っているようです。
門の跡の石垣が立派です。
井戸。
一国一城令が発布された後、
1622年に竣工した大規模城郭として
近世最後の城を築かれた福山城。
現在の天守は戦災後の再建で、
江戸期のものとはデザインも違いますが、
それでも天守はお城のシンボルですね!
1年ほど前までの僕は
再建されたコンクリの天守に
全く興味が無かったのですが、
お城に興味を持ち、体験しているうちに
少し頭が柔らかくなり(笑)
「今あるものを肯定し最高に楽しむ」
という姿勢に変わってきました。
これも訪問したお城を記録出来るサイト
「攻城団」との出会いが
あったからこそなのです。
出会いって人を変えるから凄いですね!
昨夜の「あかりまつり」で撮ったのと同じ
めで鯛福山城です(笑)
ここからは後編に続きますので、
お楽しみに(笑)
今日の癒し
福山駅近くの自動販売機に癒されました。
今ある再建天守はもちろん、
戦災前の天守のモノクロ写真まであり
形状の違いの比較も出来、
お城好きにはたまらない逸品です(笑)