2017/12/28
萩駅の駅舎(山口県萩市)
待ち時間の楽しみ
昨日、
長門市駅での待ち時間は
素晴らしかったと書きましたが、
ここ萩駅でバスを待つ時間も
萩散策の前菜みたいに
大変美味しゅうございました(笑)
萩駅の駅舎内散策
萩駅に着いて分かったことは、
ここが無人駅だということ。
これだけ立派な駅舎があって、
有名な観光地なのに
無人駅とは少しビックリしました。
しかし昔の国鉄と違い
JR西日本は民間企業ですから
利潤追求のため
合理化を徹底するしかないのは
利潤追求が出来なかった(汗)
僕だから良くわかります(笑)
改めて萩駅の全景。
何度見ても
ロマンを感じさせるデザインですね!
そして、萩駅の向かって右側半分以上は
「萩市自然と歴史の展示館」と
なっています。
入口
説明によると大正14年
(1925年)に開業したそうで、
今から
100年近くも前のものなのですね。
そして、こちらは長州ファイブの案内。
伊藤博文はじめ蒼々たるメンバーです。
それにしても明治維新の時には
この長州といい、薩摩といい、
関ヶ原の戦いで西軍について
辛酸をなめた藩の出身者が
多く活躍しています。
江戸時代270年くらいのあいだ
ずっと関ヶ原の教訓を子々孫々
伝えていたからなのでしょうか?
鹿児島(薩摩)には
「チェスト関ヶ原」(関ヶ原の負け戦を
忘れず精進しよう..みたいな意味)
として、江戸時代から続く行事に、
鹿児島市内から島津義弘の
菩提寺である妙円寺まで
往復40キロほど歩く
「妙円寺参り」が
今でも行なわれていますが、
山口(長州)にも
何か行事があるのかな?
なんて内容が萩駅から
脱線状態になってきました(汗)
話しは萩駅に戻って
駅舎内はこんな感じです。
柱の大時計が
雰囲気をもり立ててくれますね!
展示物も多々ありますが、
その一部をご紹介します。
江戸末期の城下町絵図。
先ほどの「城下町絵図」が
そのまま使えるほど160年もの間
萩の町並みは変わっていないそうで、
「まちじゅう」が屋根の無い
広い博物館のような「まち」
だから「まちじゅう博物館」と呼べるそうです。
確かに萩市内は昔を感じさせる
町並みや建物が多いですね。
この案内図も含めて僕が感じたのは、
ここは江戸時代から
海岸線が変わっていないことです。
多くの都市は埋め立てなどで、
昔は島だったところが内陸になっていたり
昔の面影は消えていますが、
萩はそうではありません。
これは凄いことだな〜とまたもや感心。
そして、僕らの世代には
めっちゃ懐かしいポスターが!
DISCOVER JAPAN
(ディスカバージャパン)
これは50年近く前の国鉄
(今はJR)のキャンペーンで、
スタンプ帳も発売され
小学生だった僕も旅した駅で
「DISCOVER JAPAN」の
スタンプを集めていましたよ。
このポスターで、走馬灯のように
国鉄のキャンペーンが頭に蘇ってきました。
この後、
国鉄のキャンペーンは「一枚のキップから」、
次は今も新幹線車内のチャイムで流れる
山口百恵の「いい日旅立ち」
(実は鬼束ちひろバージョンなのですが)
そして、郷ひろみが「二億4千万の瞳」で
「ジャパン!」の代名詞?になった
「エキゾチック ジャパン」と
続いて行ったな〜。
あ〜懐かし!
萩駅でこんなものに出会えて
鉄道少年もどき(笑)だった昔の僕に
タイムスリップした気分になれました!
「ひかりは西へ」
これも懐かし過ぎですね!
新大阪から岡山までが
開通した時のキャッチフレーズ、
今でもよく覚えています。
そんな郷愁にひたって
ホームに出てみるとこんなものが。
JR西日本渾身の力作である
最新鋭クルーズトレイン、
TWILIGHT EXPRESS
瑞風(みずかぜ)を歓迎する横断幕が!
ここ萩は瑞風の
山陰コースの観光地になっていて、
松下村塾、松陰神社や
萩焼の窯元めぐりなどがあるようです。
いつかは乗ってみたい瑞風、
いつかは…
いつになるかは..
いつかわかるのか?
DISCOVER JAPANで
小学生の頃にタイムスリップした僕ですが、
瑞風で瞬時に58歳に戻り、
そして、萩駅前のバス停にいました(笑)
1時間に2本ある
コミュニティバスがとても便利です。
料金はどこまで乗っても
一回100円と超破格値!
お金が無い僕たちの
財布に優しい料金設定で、
早速萩市からの
心暖かいおもてなしを味わいました(笑)
とっても分かりやすい
路線図と時刻表。
色分けしてあり、
文字も大きく老眼まっしぐらの僕には
本当に助かります。
そして、来ました「まぁーるバス」
(コミュニティバスの愛称です)
これに乗って
「萩市城下町入口」へレッツゴー!
今日の癒し
展示館にあった昔の萩駅の写真。
僕たちが見た萩駅と
変わらない姿に癒されました〜!