鉾納社の夫婦杉(熊本県小国町)

 

地元に愛された名前が残った

江戸から明治に変わった時、

名前が変えられた神社が

多くあります。

大きな理由は二つ(推定)。

一つは神仏習合だったものから

「仏」を排除した事。

もう一つは合祀によるものです。

昨年(2017年)僕たちが参拝した

ここ鉾納社(ほこのみや)も

その類に漏れず、明治時代には

「宝来吉見神社」と改名されています。

しかし・・

神社の名前が改名された後も

地元の人々は、「ほこみやさん」と

言い続け崇拝していた結果、

現在は鉾納社という名前がメインになり

押し付けられた?

宝来吉見神社という名前は、

いつの間にかサブ的な存在に

格下げ(笑)になっていました。

やはり名前に限らず、

どんな物事でも

愛されているからこそ存続するのであって、

表面上、無理やり変えたり、

強制されたりしても「心」までは

変えられないという

一つの良い例かも知れません。

鉾納社へ

この日の大きな目的は、

大分県竹田市の岡城を散策する事。

日田インターチェンジで高速を降り、

そこから日田街道と呼ばれる国道387号線で、

竹田市まで向かいます。

その竹田市に行く通りがかり、

日田市と竹田市の

中間あたりにあるのが小国町で、

ここに鉾納社は鎮座しています。

田舎ならではの風物詩、

無人販売所。

うひゃ~

こんな立派な原木しいたけが100円!

もちろん買うしかありません(笑)

もう一つの販売所には物が無いので、

売り切れか、商品出しの前かもしれません。

鉾納社の前には、

16年前の小学6年生が作った

立体的な案内板があります。

「蓬莱小」という名の「蓬莱」は

「宝来吉見神社」の宝来が、

蓬莱になったと何かに書かれていました。

神社の全景

巨木の森といった感じの

素晴らしい社叢ですね。

右手前の角にそびえるのは、

御神木の欅(ケヤキ)です。

神社の横には、小国町出身の画家、

坂本善三美術館があり、

古民家を移築した建物も素晴らしく、

こちらも観光スポットになっているようです。

正面の参道。

江戸時代からのものでしょうか、

神額には鉾納社と刻まれています。

見えてきました夫婦杉。

手水舎と御由緒。

一枚岩をくり抜いた趣のある手水鉢には、

竹から流れ出る水がよどみ無く流れていて、

清潔感が満載です。

ご由緒書には、

昔、この近くで二振りの鉾が出て

それを水で洗うと燦然と輝く古金で、

これを祭ったのが鉾納社のはじまりだと

書かれています。

実際にこの近辺には古墳もあるらしいので、

創建は、史実の通りなのでしょうね。

そして、手水舎目の前には、

夫婦杉が立ち並んでいます。

夫婦杉は推定樹齢700年。

二本がまっすぐに伸びています。

まるで狛犬のお役目を帯びたようで、

神社参道の両脇に立っています。

二本の杉には注連縄が渡されて、

ここをくぐって参拝となります。

見上げると枝葉は一つに重なり合って、

まさに仲良し夫婦ですね。

石垣と楼門。

茅葺屋根の楼門は渋い。

楼門の中の狛犬。

随神。

反対側の随神。

門をくぐって反対から見た楼門と夫婦杉。

楼門と拝殿。

参拝。

左から拝殿、幣殿、本殿。

反対側からも撮影。

拝殿に掲げられていた案内。

終わりの文章には、

「最近美術館や鍋ヶ瀧との兼ね合いで

参拝に訪れる人をみかける。

大木に囲まれた崇高な雰囲気を

称える言葉を残して旅立つ人も時々ある」

と書かれています。

こちらを読んで、

生茶のCMに使われて有名になった

裏見の滝(滝の裏側を通れる)である

「鍋ヶ滝」はこの近くだったんだと再認識。

確かに今は人気スポットになっているので、

その流れで神社に訪れる方も増えたのでしょう。

最近、滝に興味が出始めた僕、

やはり行かねばならんでしょう(笑)

本殿。

コンロン面の紹介。

コンロンは崑崙と書くようですが、

ここではカタカナ表記のみです。

コンロン面の写真。

楼門をバックにツーショット完了。

境内社

参拝の後は境内社などを散策します。

粟島社。

粟島社に「あるある」の小さな鳥居。

鳥居の間にあるミニ社にも注目!

参拝。

忠霊碑。

多賀神社。

縁結び長寿の神様。

横参道

ここには正面からの参道以外、

横から入れる参道も

しっかりと完備されています。

鉾納社の神額は、正面と同じです。

どこにも「宝来吉見神社」はありません(笑)

御神木のケヤキ。

小国町の天然記念物になっています。

道路から見たケヤキ。

落葉樹なので、12月は枯れ木に見えますが、

ネットで見た、葉っぱをつけている写真では

もっと迫力があって、より素晴らしい木でした。

次回は、鍋ヶ滝、坂本善三美術館とともに

生い茂ったこのケヤキを見てみたいものです。

 

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