2017/12/28

伊佐爾波(いさにわ)神社(愛媛県松山市)

 

一期一会

数年前、福岡から東京へ向かう飛行機の中、

座席の前ポケットに入っている

航空会社の冊子を眺めていたら

初詣はここがお勧め!みたいな記事の中に

本殿を回廊で囲んだ特殊な造りで、

朱塗りの社殿がとても綺麗な神社を

発見しました。

それが今回参拝した伊佐爾波神社です。

いつか機会を見つけて

参拝しようと思っていたら

機会が見つかったのです(笑)

一期一会とはこのことです。

僕は怠けるのが大好きなので、

機内で一生懸命仕事したり、

読書したりなんか全くしません。

景色を見るか、寝るか、

冊子をパラパラ眺めるか・・・

まあ、

ダラダラしていたからこそこの神社と

巡り会うことが出来、

メデタシ、メデタシです(笑)

伊佐爾波神社へ

愛媛縣護国神社から車で数分で、

有名な道後温泉があり、

そのすぐそばに鎮座しているのが

伊佐爾波神社です。

小高い丘の上にあるので

表参道の入り口からは

長い階段で向かいますが、駐車場は、

丘を登った神社の裏手になり、

楽していきなり境内真っ只中

となります(笑)

ですから車を降りた直後に

素晴らしい雰囲気が出現します!

これが冊子で見た本殿を囲んでいる

回廊か〜!

本当に素晴らしい!

回廊の外側に沿って、正面に向かいます。

日の丸の提灯は珍しいですが、

神社の雰囲気と

参拝者の気持ちを盛り上げるには

強力なアイテムと言えるでしょう。

そして、正面に到着しました。

ここで正面からの写真…ではなく、

神社の本来の参道入り口から

順番に写真を撮りたい僕は、

足が痛くて歩行困難な妻を

拝殿前のベンチに座らせ、

一人階段を下り、そこから

撮影をしながら階段を登りました。

妻を残して一人だけの行動が

多くなってきましたが、

二人で行けるところは二人で、

僕一人しか行けない場所は、

僕が写真を撮って

妻が行けなかった所を後からこのブログで

見てもらうのがいいと決めたのです。

参道入り口

案内板があります。

伊佐爾波(いさにわ)が

古事記や日本書紀の記述に

由来する名前である説や

今の社殿は松山藩主の松平定長が

将軍から命じられた流鏑馬を

(八幡様のご加護で)成功させたお礼として

建立されたものと書いてあります。

凄いね!さすが殿様!

お礼にこれだけの規模の

立派な神社を建てるなんて!

僕ならお礼に1000円位の

お菓子を持って行くくらいですよ(笑)

昔の手水舎で使っていた鉢でしょうか?

なんだか舟を想像してしまいました。

出雲大社の宮司、

千家さんの謹書と刻んであります。

「千家」と言えば出雲大社の社家

(代々宮司をする家柄)で、

数年前、皇室の方と結婚された方も

出雲大社の千家さんでしたね!

八幡様を大国様が守ってくれているような

気持ちにもなれて

ちょっと感動しました。

参道途中の御神木

そして、

階段を登り切ったところにこの光景が!

う〜ん素晴らしい!

京都の岩清水八幡宮の造りを

手本としたとされる回廊。

回廊、拝殿入り口。

朱塗りの社殿が青空に映えていますね〜!

本当に感動です!

横からも撮影。

この手水舎も自然石をくり抜いたもので、

実にいい雰囲気です。

参拝の前に階段から振り返ってみると

こんな光景が広がっていました。

左上に小さくですが松山城も見えます。

いよいよ参拝です。

拝殿にて参拝。

外観も素敵ですが、

内部の造りも格別です。

主祭神は、応神天皇、仲哀天皇、神功皇后、

そして、宗像三女神でも有名な、

三柱姫大神。

ちょうど夏越祭で、

茅の輪くぐりもありました。

茅の輪は参道におかれる場合が

ほとんどですが、

社殿内のこのような場所にあるのは

初めてです。

回廊を左回りに散策。

八幡造りの本殿が

いい感じで見えて来ました!

本殿アップ写真

ここから見ると、

八幡造りの特徴である

二つ続きの屋根の形が良く分かります。

回廊には色んな絵などが飾られていました。

上の絵は日露戦争での旅順攻撃の図です。

本殿の裏側あたりの回廊

(右に本殿も見えます)

回廊後半の半周過ぎ当たりから本殿を見る。

ため息がでるほど有り難い光景です。

左が本殿、右は回廊

もうすぐ一周。

回廊から本殿が近く、

とてもコンパクトな神社でした。

だから全体像を撮影するには、

空から撮影するしかありません…

ドローンが必要ですね(笑)

参拝後、社務所にて

御朱印をお願いしました。

 

「延喜式内社」(えんぎしきないしゃ)の

印が輝いています。

延喜式内社とは今から1100年ほども昔、

西暦927年に編纂(へんさん)された

延喜式神名帳(えんぎしき

じんみょうちょう)に

掲載されている神社のことで、

神社の社格(肩書き)の一つにも

なっているものです。

「伊佐爾波神社」の文字は印刷ですが、

御朱印を頂く前に

「印刷ですが、それでもいいですか?」

と社務所の方は

親切に尋ねてくださいました。

事前の案内って大切ですね!

恒例のツーショットで参拝完了。

今日の癒し

干支の鶏と同じポーズで写る妻。

歩けないとは思えない明るさに

心底癒されました〜。

 

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