加布里(かふり)天満宮(福岡県糸島市)

 

心配な出来事と嬉しい出会いの神社

加布里天満宮に参拝したのは去年の夏、

僕たちが会社倒産、自己破産後、半年振りに働き始めて

少し経ったころのことでした。

僕の仕事は肉体労働でもなく、疲れが蓄積されるような内容でありませんが、

妻の仕事は4時間半のパートながら

工場での肉体労働なので、かなり体力を消耗していました。

僕が一人で生活費を稼げないので、妻が支えてくれていることに

感謝しながらも自分の経済力の無さには辟易とするものです…

その妻の疲れが僕への恐怖となって襲って来たのがこの神社でした。

そして、思わぬ嬉しい出会いがあったのもまた、ここ加布里天満宮で、

僕にとり悲喜こもごも?忘れられない神社になったのです(笑)

加布里天満宮へ

福岡市内から車で30分ほど、国道を左に折れると加布里天満宮が鎮座しています。

何だか鳥居だらけの神社ですね(笑)

鳥居の数に圧倒されていた僕ですが、鳥居の足元に

かくれんぼするかのような小さな狛犬が。

お〜!僕の愛すべき肥前狛犬ではありませんか!

ここにもいたんだね、肥前ちゃん(笑)

僕はこの佐賀県が生んだ名作、肥前狛犬が大好きです。

これを考えた人はセンス抜群ですよね!

吽形の肥前ちゃんは、顔と足が削れていました….

まあ、これも年代物の雰囲気が伝わって良しとしましょう(笑)

境内には立派な石碑が立っています。

漢文と和文で、豊作を天神様に祈る云々という内容が書いてありますが、

僕は読みこなせませんでした。

平易な解説を付けてくれたら助かるのですが(汗)

そして、その背後には糸島富士とも呼ばれる

端正な形の可也山(かやさん)がそびえています。

この可也山をWikipediaで調べたら、ビックリすることに出会いました!

何と、日光東照宮の一の鳥居はこの可也山から切り出された花崗岩で作られていて、

1618年、黒田長政が寄進し、今では国の重要文化財になってました!

以前僕が日光東照宮に参拝した時には

そんな凄いストーリーは全く知らなかったので、

写真は撮っていないだろうとあきらめ気分でフォトライブラリーを調べたら

鳥居の裏側からですが、写真がありました!!

江戸時代に作られた石鳥居としては日本最大級というのが、

人の大きさとの比較でめっちゃ分かりやすいですね!

裏から撮ってて良かった(こじつけ…笑)

この大鳥居、よく見ると二本の柱の途中が継いであるし、

笠木(一番上の横石)と島木(上から二番目の横石)の真ん中も継ぎ目があります。

これは佐賀県周辺に多く見られる肥前鳥居の構造そのものじゃないですか!

この発見も凄いですよ!

笠木の両端が丸く、柱が下に行くに従って太くなるという

完全なる肥前鳥居の構造ではありませんが、

実際に黒田長政はこの9年前、福岡の筥崎宮に肥前鳥居を寄進していることからしても

肥前鳥居の技術が使われていたはずです(勝手に断定)

日光に肥前鳥居とは、佐賀の方、喜んでください!(笑)

そして、材料の石は福岡です。

「佐福合作」の大鳥居が日光で燦然と輝いているとです(いきなり博多弁)

興奮しながらこのブログを書いていたら、

次の写真には「肥前鳥居」が写っていましたよ!

加布里天満宮の御社殿前の肥前鳥居です。

日光の鳥居と比べてみると構造が同じなのがわかると思います。

手水舎の石盤も可也山の花崗岩なのかな〜?(笑)

牛も可也山の石?

想像が膨らみ過ぎですね(笑)

拝殿にて参拝。

 

左が拝殿、右が本殿。

 

本殿アップ。

境内には立派な土俵があります。

本殿となりの境内社、天降天神社。

境内社といっても本社くらいに立派な構造で素晴らしいと思ったら、

これまた立派過ぎる(笑)高級石製の案内板がありました。

素晴らしい〜!

案内によると

祀られているのは、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、

木花咲耶姫尊(このはなさくやびめのみこと)、

彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)、

素戔嗚尊(すさのおのみこと)、

この四柱で、以前は独立した神社だったのが、

土砂崩れで倒壊後、ここに祀られたそうです。

そして参拝。

その後、またもや発見!

阿形の肥前狛犬。

吽形は失われたのか、この一体だけが少し寂しげに佇んでいました。

このあと、他の境内社に参拝しようと散策していたら、

ちょっとした巨木に出会いました。

柱で支えられていますね。

かなりの年月を過ごして来たのに違いありません。

巨木横の鳥居をくぐると金比羅宮があります….

と、ここで妻が一緒にいないのに気付きました!

ビックリして振り返ると、地面にしゃがみ込んで動かない妻を発見。

急に気分が悪くなり動けなくなったそうです…

僕が肉体労働で無理させてしまっているからです…

体重も43キロ代にまで落ちて、体力も抵抗力も無くなっていたのでしょう。

あ〜妻の体調に気づかなかった不甲斐ない自分が情けない。

それでも少し休憩したら動けるようになったので、境内社には二人で参拝出来ました。

金毘羅宮に参拝。

鹿取稲荷に参拝。

正直、この後は写真を撮る気にもなれず、

従って恒例のツーショットも無しで、

ただひたすら、妻の体が回復することを願い

ここで旅を打ち切って家で休ませるのがいいと思い、

提案してみると、予想外の言葉が。

「お腹減った〜」

え〜!

気分が悪いのに食欲はあるのか〜!!

理由はどうあれ良かった、まずはメシだ〜(笑)

 

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