小諸城(長野県小諸市)後編

 

音の記憶

小諸城で印象的だったのが、

天守台下近くで聞いた草笛です。

定かな記憶はありませんが、

半世紀ぶりくらいに聞いた草笛でした。

旅は、時間に追われて(笑)

見て回るだけじゃなく、

五感全てで感じるものなんだと

教えられた一瞬だったかも知れません。

ただ、やはり急ぎ旅のスタイルは、

きっと改まらないでしょう(汗)

黒門

北の丸から空堀に架かる

黒門橋を渡ると

そこは黒門という

一の門の跡となります。

橋の向かいに本丸石垣が見え、

その手前に建てられていたのが黒門です。

黒門の礎石と石垣。

信州スタイルというサイトによれば、

黒門は二代藩主

仙石忠政の時代に完成し、

明治初期、小諸市内の

正眼院というお寺に移設され

いまなお現存しているそうです。

黒門跡から石垣に突き当たって

左に行くと、本丸の内部ですが、

そこは懐古神社の

境内になっていますので、

それは改めて書くとして、

右に折れて、天守台を目指します。

黒門前の本丸石垣。

藤村記念館

少し行くと欅の巨木を発見。

妻との大きさ比較。

樹齢は3~400年でしょうか?

大欅を過ぎると、

藤村記念館が見えてきます。

島崎藤村が作家となる前、

小諸に住んでいたそうです。

ここは、正直、

時間も興味もないのでパス(汗)

・・・・でしたが、

後ほど興味が湧いてくることに(笑)

天守台

天守台は本丸北西の位置にあります。

途中の荒神井戸。

「寛保の大洪水の後掘られた

城内唯一の井戸」と案内されています。

三の門が流されてしまった

あの寛保二年(1742)の

大洪水の事でしょう。

そして天守台下に到着。

実は、

下から見る前に天守台の上に

登って、ちょっと怖い思いをしていたので、

その事も織り交ぜて書きます。

本丸の神社裏から天守台へ。

天守台。

三重天守があったのですが、

江戸時代初期に落雷で焼失しています。

そして恐怖だったのが、ここです。

天守台の隅っこに石が一つ。

その石があるのは、石垣の天辺。

下からだとさほど高さを感じませんが、

上から見ると断崖絶壁なんです。

横から見ると隙間もあって

本当に崩れないのか心配です。

しかし、この後、

この角石に若い女性が立ち、

記念撮影をしているのを

見てしまったからさらに恐怖は倍増(笑)

僕があの石の上に立ったとしたら

腰が抜けて落ちてしまいますね(汗)

天守台を西側(千曲川側)から撮影。

動画でも残しておきます。

搦手

次に搦手の散策です。

本丸石垣横、

馬場を通ってお城の搦手へ。

ここも桃山時代か

江戸時代初期と思われる

櫓台の野面積みの石垣が

素朴で、なんともいい感じです。

手前は寿仏曲輪。

搦手門があったのかは不明ですが、

何らかの門はあったでしょう(適当)。

2007年の大河ドラマ

風林火山の武田信玄の弟

小諸城主の武田信繁役だった

嘉島典俊さんの文字。

なかなか味がありますね!

武器庫

次に武器庫へ。

文化十四年(1817)

建築のものを再建しています。

水の手不明御門跡

次はお城の西北端にある

水の手不明(あかず)御門跡へ。

以前は石垣まで行けたようですが、

今は門の上に展望施設が設置され、

眺望重視の場所となっています。

展望所。

お~千曲川が見えていますね!

これを天然の堀として、

後堅固の城としたのでしょう。

北谷

次に北の堀である北谷へ。

酔月橋。

橋の中間から

水の手不明御門跡の

展望所を見ると、

この崖も天然の城壁として

鉄壁の護りだったことがわかります。

草笛

天守台近くを歩いていたら

篳篥(ひちりき)のようだけど

それよりも甲高い演奏が聞こえてきました。

誰かが近くで練習しているのかと思い

あたりを見回しても誰もいません・・。

主様は、

「横山祖道草笛禅師

草笛演奏機」という、

ボタンを押すと、演奏が始まる

観光地でたまに見かける演奏装置でした。

この何とも哀愁を帯びた音色が

心にスッと入ってきて、

二人してしばし佇み、

聞き入っていました。

「草笛禅師 横山祖道」

「昭和55年までの22年間に亙り

雨の日も風の日もこの場所で

難しい説教に代えて

草笛の優しい音色で

旅人や子供達に教えを説いた」

(演奏されているのは、)

千曲川旅情のうた

ー小諸なる古城のほとりー

作詞 島崎藤村

作曲 弘田龍太郎

(以下、歌詞)

このような案内が書かれて、

その偉業をさりげなく

教えてくれます。

こちらは横山祖道が揮毫した句碑。

「雲水乃 草笛哀し ちくまが和 旅人詠」

「雲水」とは

諸国を修行する僧という意味ですから

横山祖道禅師の事。

演奏を聞いた時の僕は、

まさにこの詩の心境ですね。

これが冒頭に書いた、

「音の記憶」の顛末で、

小諸城と小諸の町の印象が、

大いに高まった素晴らしいひとときでした。

今日の注目

武器庫横にあるトイレで

用を足しました(笑)

お城風でなかなかいい感じの外観です。

注目したのは、この外観ではなく

こちらです・・・。

自動で水が流れるタイプの小便器ですが、

その動力は「電池」なのでしょうか、

「単3-2」と書き込んであります。

この意味は、

単三電池を二本使用だと思いますが、

清掃員の方が代わっても

交換がスムーズに出来るよう

仕事の効率化としては、

見習うところですね!

 

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