小諸城(長野県小諸市)中編

 

穴城

日本百名城公式ガイドブックには、

「城は、千曲川の河岸段丘に築かれ、

城郭部が城下町より低い位置にあるため

「穴城」とも言われる。」

このように小諸城は書かれています。

神社で言えば「下り参道」的なものかと

想像はしてみますが、

読んだだけでは、

あまりピンとこないものです。

しかし、

現地に行ってようやく「穴城」を

肌で感じることが出来ました。

やはり百聞は一見に如かず、

間違いなくここは「穴城」です(笑)

地下道

穴たる証拠の一つは、地下道です。

大手門方面から線路を挟んで、

右端に見えているのが、三の門で、

門が俯瞰出来るということは、

やはり大手門前に広がる城下町よりも

低い所にあるというのがよく分かります。

大手門のある三の丸方面から

二の丸方面へは文字通り

「穴」(地下道)で

線路の下を通ります。

地下道。

武田信玄、仙石秀久が城を改修、

慶長時代の大手門が現存し、

徳川氏の本陣が二度も置かれ、

しかも穴城という稀有な存在の小諸城を

多くの人にアピールするためにも

佐賀県、唐津城の地下道のように

壁面利用もありなのでは?

な~んてふっと思いました。

ちなみに唐津城のトンネルはこちらです。

有名な唐津神社のお祭りおくんちの

「曳山」ギャラリーになっています。

三の門

線路下の短いトンネルを抜けると

そこは三の門だった・・・。

国指定重要文化財の門。

鋭意修復中ですが、

門自体はくぐれます。

案内とWikipediaを要約すると

「慶長年間、仙石秀久が大手門とともに

建てた門であるが、

三の門は寛保二年(1742)、

小諸城下を襲った大洪水により流失。

明和三年(1766)年に再建され、

現在まで残る。」

このようになります。

三の門の扁額。

なかなか素敵な文字ですね!

徳川家16代当主、

徳川家達(いえさと)の書だというのは、

お城を出る寸前、人力車夫の男性から

親切に教えてもらいました。

もちろんこの書は江戸時代ではなく、

後世のものですが、

小諸城は明治時代、旧藩士たちにより

買い戻されて、その後懐古園という名の

お城&遊園地的なものとして、

春は桜、秋は紅葉と

今尚、多くの市民に親しまれていて、

その「看板」が、

三の門にあるというわけです。

城内側。

門の横にはこんな案内が・・・

秀忠が関ケ原の戦いに

遅参する原因の一つとなった

第二次上田合戦の遺構?ですね。

秀忠公が床几として使ったという

憩石で、憩う妻(笑)

こちらは、牧野公遺徳碑。

天保三年(1832)からの藩主で、

日本初の種痘を行うまど多くの業績を残し、

領民に慕われたそうです。

懐古園

ここからが懐古園

(小諸城二の丸、本丸など)。

案内図。

動物園までが揃っています。

エントランス。

二の丸(徳川本陣跡)

まず見えてくるのは、

二の丸の石垣です。

ここの石垣に関しては、

後世に積み直されたものらしいのですが、

それでもお城の雰囲気があって

テンション上がってきますね。

途中に見える水櫓跡。

水車を使い城内各所に

水を送っていたと書かれています。

二の門跡。

二の門を過ぎて振り返ると

二の丸の石段が見えます。

二の丸へ。

案内には、

「上田合戦時の徳川本陣跡」

「第一次上田合戦(天正13年/1585)

沼田城を巡る真田氏との戦い

第二次上田合戦(慶長5年/1600年)

「関ヶ原の戦い」の前哨戦となる

真田氏との戦いで、

総大将は徳川秀忠(後の二代将軍)」

このように書かれています。

曲輪内部。

二の丸全景。

南の丸

次は通りすがりの南の丸です。

エントランスのみ撮影。

鶯石(うぐいすいし)

南の丸石垣の一角に

説明付きの石があります。

「城主が通行したり祝ごとがあるたびに

「うぐいす」の鳴声を

たてていたといわれています」

このように書かれています。

懐古園稲荷神社

次に目にしたのは

藩主牧野公が元禄十五年、

越後の国与板藩から小諸藩に

入封された際、ともに

与板藩から遷座されたという

懐古稲荷神社です。

参拝。

紅葉谷

稲荷神社の横にあるのが、

紅葉谷と呼ばれる空堀です。

空堀にかかる黒門橋。

江戸時代は稼働橋で、

敵が来たら外せるようになっていたとか。

ここから堀を見ると・・・

まさに紅葉だらけ(笑)

秋の紅葉シーズンには、

人だらけになるとか。

ホントに見所が多い小諸城で、

書いても書いても終わりませんね(汗)

(続く)

 

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