籠神社(京都府宮津市)

 

大まかな話

天照大神が、

現在の伊勢(内宮)に祭られるまで、

大きな変遷が二つありました。

崇神天皇の御代、豊鍬入姫命

(とよすきいりひめのみこと)が、

天照大神に相応しい鎮座地を求め、

大和(奈良)から出発し、

ここ丹後にも立ち寄り、

再び奈良に戻ったのが一つ目です。

この時、この神社は一時期、

天照大神の鎮座地となっています。

そして、

その後を継いだ倭姫命

(やまとひめのみこと)が、

再び大和から鎮座地を探しに出発、

畿内をはじめ各地を巡って、

伊勢にたどり着き、

そこでようやく現在の神宮(内宮)として

祭られることになったのが二つ目で、

これで天照大神は、現在まで伊勢に

落ち着くことになったのです。

以上、

全て神社検定のテキストで得た中の、

大まかな話です(笑)

参道

「籠神社」「眞名井神社」に行きたい!

そう妻が言っていたので、

この旅は実現しました(笑)

100円の「かっぱえびせん」一袋で

カモメたちと

プライスレスな体験をさせてもらった

観光船の余韻を引きづりつつ(笑)

籠神社の参道へ。

海の京都。

籠神社までは130m。

船着場から少し歩くと

すでに一の鳥居が見えています。

そして、

視線を下に向けると・・・

マンホール蓋!

これだけでも気分が高揚しますね。

ここから御神域。

石橋と石鳥居。

さらに奥へ。

参道左に建つ「大和さざれ石」。

案内。

「籠神社(古称 吉佐宮よさのみや)」

「御祭神 彦火明命

相殿

豊受大神 天照大神

海神 天水分神」

「神代の昔より奥宮眞名井原に

豊受大神をお祀りして来ましたが、

その後縁故によって

崇神天皇の御代に天照大神が

大和国笠縫邑からおうつリになり、

之を吉佐宮と申し、

豊受大神と共に四年間お祀り致しました。

その後天照大神は垂仁天皇の御代に、

又豊受大神は雄略天皇の御代に

それぞれ伊勢におうつりになりました。

それに依って當社は

元伊勢と云われております。

両大神がおうつりの後、

天孫彦火明命を主祭神とし、

社名を籠宮と改め、元伊勢の社、

又丹後国一之宮として

朝野の崇敬を集めてきました。」

手水舎。

水の流れる音が実に心地よく、

思わず動画を撮ってしまいました。

手水中の妻。

ついに籠神社に参拝できる

満足感が笑顔に溢れているような(笑)

曇っていた空が、

籠神社に到着すると急に青空に!

ありがとう!神様、

歓迎してくださって(勝手な解釈)。

二の鳥居から境内へ。

夏越の大祓

まずは茅の輪くぐりから。

ちょうど夏越の大祓の時期、

タイミング良し!(笑)

何十回もやっていますが、

再度くぐり方を確認。

大祓中の妻。

これで半年間の汚れは

全て無かったことに(笑)

狛犬

籠神社参拝で、

僕が一番楽しみにしていたのは、

鎌倉時代建立の狛犬に出会える事。

神様、ごめんなさい!(汗)

「重文狛犬 (阿吽一対)

伝 鎌倉時代作」

案内を書き出すと

以下になります。

「伝承によると、

作者の一心で魂の入った狛犬が、

天正年中不意に天橋立の松林に出現して、

元伊勢詣りの参拝者や通行人を驚かした。

偶々たまたま親の仇討ちにひそんでいた

岩見重太郎が之れを聞いて鎮霊を決意し、

一夜待ち構えて

音の方向に剛刀を一閃したところ、

石の狛犬の前脚が切れて

出現が止んだと云う。

以来社前に還座して

専ら魔除の霊験が聞こえたと伝えられる。

他所と違い、胴と脚がどっしりして、

日本化された狛犬の

最大傑作と云われる。」

向かって右側が阿形。

真横。

正面。

ちゃんと右足に刀傷がありますよ!

刀傷といえば、

宮崎の高鍋城で出会った

寒山拾得像」の刀傷も

同じような所以でしたので、

刀傷は一種「身代わり」的な

存在としての位置付けで、

人間の弱さを陰ながら

支えてくれる有難い「傷」なのかも

知れませんね。

背中。

吽形は向かって左側。

真横。

正面。

背中。

この後は、本殿へ。

ここからは撮影禁止なので、

写真はありません。

御朱印

籠神社の職員さんたちは、

親切で優しく、

そんな神社全体の雰囲気を表すかのような

優しい文字の御朱印に

僕も妻も感動しました。

う〜ん、癒されますな〜!

最後にツーショットで参拝完了。

この後、

奥宮である眞名井神社へと向かいます。

 

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