金刀比羅神社(佐賀市)

 

こんぴらさん

金刀比羅神社を普通に読むと、

「ことひらじんじゃ」ですが、

ここでは、

「こんぴらじんじゃ」と読みます。

漢字って難しい〜(汗)

という事で、

ここからは愛着も込めて、

「こんぴらさん」と表記していきます。

由緒

まずは御由緒の抜粋から。

「御祭神は神産巣日大神(守護神)、

大国主大神(主神)はじめ七柱。

当神社は奈良時代、肥前国 国司が

金刀毘羅宮(香川県)御分神を勧請され、

肥前国金刀比羅神社の

宮総座・金刀毘羅大将大権現と尊称され、

堂宇は荘厳華麗にして

七堂伽藍ありて崇敬篤かったが、

数次の戦禍に災され、

天正三年堂宇は灰燼と化した。

天正五年龍造寺隆信に命じ社殿を再建。

以来、龍造寺・鍋島の

勅願神社として崇敬される。

享保十七年鍋島五代藩主宗茂公は、

現在の場所に壮麗美麗な社殿を建立遷座し、

併せて佐嘉城本丸へ

奉祀中の東照宮も遷座された。

大正六年瓦葺きを檜皮葺に、

昭和三十七年には檜皮葺を銅板葺に替え、

平成十六年には神殿を

新築建立し今日に至っております。」

参道

山の麓から続く参道を歩いて登るのが

正式なのでしょうが、

僕たちは社殿裏に車を停め、

そこから徒歩で、

参道の終点部分を目指します。

目指すほどの距離じゃないけど(笑)

拝殿と鳥居と日の丸。

いい光景だ〜!

ここで一旦右側の石段を降ります。

回れ右して参拝開始。

訪問日は普通の日曜日だったので、

こんぴらさんでは、

常時日の丸を掲揚されているのでしょう。

やっぱ日の丸のはためきは、

テンションあがるわ〜!

テンション上がったところで、

ここでさらに追い討ちをかけるように

素晴らしいものとの出会いが

待ち受けていたのです。

左右の狛犬は

至ってスタンダードですが、

鳥居の柱の足元を見ると

めっちゃ可愛らしい狛犬と

お馬さんがいらっしゃるのですよ!

右側の柱周辺。

こりゃ〜たまらんですな〜!

いつもながら佐賀人の

「かわいい〜」センスに脱帽ですよ。

肥前狛犬(阿形)。

可愛らし過ぎるロン毛のお馬さん。

肥前狛犬を造る文化があるからこそ

こんなちっちゃなお馬さんも

奉納されているのでしょう。

左側。

肥前狛犬(吽形)

お馬さん。

こちらはロン毛ではなく、

ほぼ無毛で、

もはやネズミさんに近いかな?(笑)

そしてさらに見所が・・

手水舎。

神仏習合時代のハスの花を模した

手水鉢も残っていて、

風情を醸し出している姿も見所なんですが、

それ以上に注目したのが、

長い四本の石柱上に

「いきなり」(笑)

木造の短い壁と屋根が

乗っかっている手水舎のデザインです。

斜め後ろから見ると、

もはや高床式倉庫といった風体ですね!

これならば、

木の部分が水で腐るなんてことは

絶対にないでしょう。

ちなみに手前の灯籠は、

享和元年(1801)の奉納です。

対になる右側の灯籠。

拝殿

ようやく拝殿へ。

拝殿内では何かの式典というか

集まりがあっていて、

神社さんにとって、

特別な日だったのかも知れません。

参拝。

後ろに回り込み本殿にも参拝。

拝殿前にてツーショット完了。

展望所

こんぴらさんには、

展望所があります。

素敵な四阿(あずまや)も設られて、

下界を見ながらの〜んびり

弁当でも食べたい気分になります(笑)

素晴らしい眺望。

佐賀平野(佐賀市内)が一望です。

動画も撮影。

境内社

最後に境内社へ。

宮地嶽神社。

由緒によると

「天保十三年鍋島直正十代藩主が

福岡県福間(現・福津市)鎮座の御分神

息長足昆比売命・

勝村大神・勝頼大神を奉斎し

金刀比羅神社に合祀、

明治元年明治天皇江戸城遷都記念のため

社殿を建立し

平成二十六年金刀比羅神社神殿新築と同時に

現在地へ建立遷座する。」

このように記されています。

幕末維新の名君として崇敬される

鍋島直正さん、

参勤交代の途中で宮地嶽神社を

気に入ったのかも知れませんね(笑)

石祠群。

松乃森稲荷社へ。

ちょっと疲れていた事もあり、

石段があまり長かったら

途中で止めようと思ったのですが、

すぐに本殿が見えたので

急に元気が出ていく事に(笑)

無事参拝でき、

これにて、

こんぴらさんのお参りは完了です。

 

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