2020/04/12
金刀比羅宮(香川県)その2書院へ
触れ合いの旅
丸亀城で、地元の方から
親切に案内してもらったのを皮切りに、
天空の鳥居を体験した高屋神社、
そして、ここ金比羅宮でも
親切な人との触れ合いが、
僕たちの心を鷲掴みでした(笑)。
なんだか、今、
「香川の旅は、触れ合いの旅」
そんなキャッチフレーズが
頭をよぎっています。
500段目を目指して
あまりにも見所が多すぎて、
なかなか段数が増えませんが、
次は500段目を目指し、
ぼちぼち(笑)進みます。
大門かをくぐると、
今までとは違い、
ここから先は、異空間のような
神聖な領域に入り、
見えて来るのは、
大門内で特別に営業を許可された、
「五人百姓」と呼ばれる
加美代飴の販売所です。
五人百姓の収納庫。
参道挟んで向かい側には、
こんなお言葉が・・・。
御成敗式目の一文、
「神は人の敬いによりてその威を増し
人は神の徳により運を添う」
神社ではよく見かけるこの言葉、
いつ読んでも心に染み入ります。
この両脇に狛犬がいますが、
右側は、工事中の覆いで、
見えなさそう・・
左側の狛犬。
この撮影をしていると、
五人百姓のお一人が、
「ここから狛犬見えますよ!」
と、親切に声をかけてくれたのです。
お〜良く見えますね!
有り難し!感謝です!
さらに奥へ。
宝物館入口にある歌碑。
金比羅宮が全国から来た方で
賑わっている様が、
映像として見えて来そうな
素晴らしい文章ですね。
まだまだ。
石橋と石垣。
威厳がありそうな
金比羅宮のイメージを覆すほど
庶民的で楽しいキャラクターたちに
思わずほっこりします。
アフリカ象。
海の神様らしく、
大型船のスクリュープロペラも
奉納されています。
クスノキ。
神馬舎は補修工事中。
今は観音寺の乗馬クラブで
過ごしている神馬、月琴号。
こんぴら狗。
こんぴら狗の案内。
飼い主の代参として、
金毘羅参りをしていた犬だそうですが、
「犬ウェルカム」なんていう神社は、
少し珍しいかもしれません。
「四足(動物)禁止」という神社も
多々ありますからね。
令和二年の年間行事。
こうして、毎年案内を
付け替えられている
金比羅宮の細やかな気遣いに
僕も妻も改めて、感動です。
鳥居をくぐり石段上の表書院へ。
表書院
円山応挙の描いた
有名な虎の襖絵を見たかったので、
表書院へ入ろうとすると、
いきなりその絵に遭遇(笑)
妻が「襖になっているよ!」
そう言ったので、
これが目的の襖絵という事に
初めて気づいた僕でした(笑)
また、この写真の左上の
黄色い壁の建物は、
「着見櫓」と呼ばれ、
その昔、大名行列の到着を
見張ったといわれている場所だと
金比羅宮のサイトに書かれています。
大名行列が来る神社(当時は寺?)とは、
やはり金毘羅さんは凄いですね!
まずは、書院の門前を撮影。
門をくぐって中へ。
唐破風の立派なエントランス。
「書院」は、
表書院と奥書院の二つに分かれ、
一般客は表書院のみが
公開されています。
破風下の彫刻が凄いですね!
アップで撮影。
唐破風の上に千鳥破風、
そして左サイドには、
変形千鳥破風とでもいうのか、
アクセントが付けられ、
外観だけでも一見の価値あり。
内部は撮影禁止なので、
写真はありませんが、
いただいたパンフレットは、
詳しい解説付きで、それぞれの絵を
紹介されている優れものです。
左下は妻が気に入った、
邨田丹陵(むらた たんりょう)の襖絵。
上品な色使いと
躍動的な構図に魅了されまくりでした。
裏側一面は、円山応挙の襖絵。
いくつもの素晴らしい作品を
生で見られて大満足の表書院でした。
こちらは参道から見える、
書院の庭と門。
書院を出て、さらに上を目指します。
プライスレスな体験
参道500段目にあるのが、
「神椿」という資生堂パーラー。
レストランとカフェの二つが
一つの建物で営業しています。
通りすがりで
メニュー板を眺めていたら
お腹が減って来ました(笑)
石畳の広場を散策していると、
神椿の女性スタッフさんが
僕たちに近寄ってきて、
「ヤマガラ(小鳥)が来ますよ!」
と言いながら、
ひまわりの種を渡してくれました。
野生の鳥が手に乗るのかな?
そんな疑問が浮かんだのも束の間、
あっという間にこんな状況に。
妻の手のひらで
ひまわりの種を食べるヤマガラ。
まさか、金比羅宮で、
こんな楽しい体験が出来るなんて、
予想外の事で、ただただ、感激!
僕も右手のカメラで、
左手に乗るヤマガラを撮影。
神椿の神がかったおもてなしは
間違いなくプライスレスですね!
神馬
ヤマガラ体験で、
帰りには神椿で、
ランチを食べる事が決定(笑)
その神椿の隣にあるのが、
神馬舎です。
金刀比羅宮の建物は、
とにかく、立派なものばかり。
内部も素晴らしい。
優しいお顔の木像神馬に参拝。
何事もウマく行きますように(笑)
(その3へ続く)