丸亀城(香川県丸亀市)中編

 

石垣だけでも楽しめる

お城に興味が無かったころは、

お城=天守(天守閣)という

認識だけで、

天守以外の遺構については、

お城という概念に

及びもつかないものでした。

それが、今では「石垣萌え」(笑)

天守は無くても、石垣だけで、

楽しめるほどの変貌ぶりです。

丸亀城は、そんな石垣の中でも、

高石垣と呼ばれるほどの高低差のある

四方が石垣だらけの城で、

しかも江戸時代前期に建てられた

天守まで、残っているという、

願ったり叶ったりのお城です。

そんな沢山ある石垣巡りは、

やはり体力勝負(笑)

動けるうちに(笑)行っておかないと

タイムリミットは、

いつやって来るかは、わかりませんから。

北側の石垣

大手門から少し上ると

見えて来るのが北側の石垣です。

素晴らしい・・としか言えない。

高浜虚子の句碑。

「昭和24年秋、ここから

丸亀平野をへだてて

讃岐富士(飯の山)を

ながめて詠んだものである」

このように案内されています。

城跡に来て、城跡そのものではなく、

そこから見える

景色を詠みたくなるほど、

丸亀城からの眺望は360度、

素晴らしいものがあります。

幾重にも重なる石垣の造形美。

大手道を振り返って撮影。

さらに北側正面へ。

ここからは瀬戸大橋も見え、

景色も最高です。

北東隅櫓の石垣。

このサブ的な石垣は、

何の為でしょうか?

東から西へ。

西隅櫓近く。

この上に天守がそびえています。

石垣下から天守を見上げる。

左は二の丸長崎櫓跡の石垣。

この石段を上り二の丸に入って、

天守へ行けますが、

その前に、西や東、南の石垣を

全部回ってからのお楽しみ(笑)

二の丸長崎櫓跡の案内。

長崎櫓の石垣越しに

丸亀の町を眺める。

天守内部から見ると

長崎櫓は、この位置で、

天守の前で正面を見張る

重要な櫓だった事でしょう。

北西隅櫓跡。

西側の石垣

西側の石垣も、

これまた見逃せません。

本丸の櫓を支える石垣。

打込み接ぎの様子が良くわかります。

本丸の石垣も二段構えで、

デザイン的にも見応えあります。

そんな事を思って歩いていたら、

ここに来ていた、

地元の男性に声をかけられました。

何かと詳しく丸亀城を説明してくれ、

南西の石垣が水害で崩れたのは、

石垣内にあった

江戸時代の排水設備を

明治時代に駐屯していた

陸軍が全部埋めてしまったので、

水の逃げ道が無くなった結果

石垣が押し出されたそうです。

やはり、数百年前の石垣が残るには、

それ相当の高い技術の

裏付けがあっての事なんですね。

石垣修理中のクレーンの先に、

金比羅宮があるそうで、

その金毘羅宮を全国的に

有名にしたのが、

城主である京極氏で、

江戸にあった藩邸に

金比羅宮を祭っていたところ

江戸っ子たちが参拝したがり

毎月10日だけ藩邸内の金比羅宮を

開放すると、

全国からその本宮である讃岐(香川)の

金毘羅宮に詣でるようになったそうです。

その江戸の金比羅宮は

「今も虎ノ門にありますよ」と言われ、

ここで、驚きの事実を思い出したのです。

それは、

以前、僕たち夫婦は、

男性が話された虎ノ門の金毘羅宮を

参拝していたという事実でした。

それにしても京極氏、

讃岐の宣伝マンとして、

素晴らしい遺産を遺しているのですね!

修復中の南西側の石垣とクレーン。

二の丸~東側の石垣

西を見たら今度は東(笑)

二の丸から本丸石垣と天守。

北東の櫓跡。

ここからがまた絶景。

二の丸井戸。

深さは65m。

日本一の深さと書かれています。

内部を撮影。

僕が水面に写っています(笑)

二の丸東南の石垣。

南東の櫓跡。

勤王碑。

延寿閣別館。

「麻布にあった丸亀藩京極家の

江戸藩邸の一部を

昭和八年(1933)に

移築したもので

内部は大名家の生活がしのばれるよう

昔のまま保存されている」

このように書かれています。

野面積みの石垣

この後南側の石垣を見ながら、

お城の最下部に残された

野面積みの古い石垣を

散策しました。

素朴な野面積みの石垣は、

安土桃山時代末期~江戸前期の

生駒氏時代のものでしょう。

1670年頃、京極氏が

作り変えた上の石垣と、

新旧石垣の共演です。

魅力的な石垣が多すぎて、

話が進みませんね(笑)

(後編へつづく)

 

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