川上神社のクスノキ(福岡県新宮町)
灯台下暗し
僕らが住んでいる古賀市のお隣、
新宮町には、クスノキの宝庫である
立花山があります。
その麓の原上(はるがみ)地区に
川上神社は鎮座しています。
巨樹、巨木巡りをはじめて
2年以上経ちますが、
この神社を知ったのはつい最近のこと。
灯台下暗しとはこのことでしょう。
川上神社へ
神社の駐車場はないので、
路肩の大きな空き地に車を置き、
参道に向かいます。
参道入口。
山裾らしい風景。
参道の途中、川は無いのに
小さな太鼓橋(石橋)があります。
以前は川が流れていたのでしょうか。
大正15年奉納の鳥居。
参道右には平和塔があります。
ご由緒。
「筑前国続風土記拾遺集」、
そんなに福岡のことを
詳しく書いてあるものって
いったい何なのか調べたら、
青柳種信という方が
今から200年前に
書いたものでした。
拝殿へ
大正12年建立の
どっしりとした狛犬が
僕たちを歓迎(威嚇か?)しています。
阿形。
吽形。
手前が拝殿、
真ん中が幣殿、
奥が本殿。
本殿から見た社殿全体像。
反対側からも撮影。
参拝が完了し、
次はお目当ての巨木へ。
推定樹齢400年超えのクスノキが、
神社境内に二本も生息していて、
それぞれ一号木、二号木と
命名されています。
なんか、ロボットの
一号機、二号機みたいな(笑)
拝殿と、一号木。
いきなり大きさ比較写真。
木の前は広場になっているので、
クスノキの全体像が、
はっきり分かるのが有り難いですね。
横の広がりもかなりのものがあります。
分かれた枝は二股っぽいですが、
実は奥にも一本あって、
三股となっています。
別角度から見ると、
丁度三つに枝分かれした部分が、
よく分かります。
次に本殿横の二号木へ。
こちらの方が幹は太いようです。
葉が生い茂って、
上の方の枝ぶりは少し
わかりにくくなっています。
樹齢400年を超えても、
まだまだ成長し続けそうで、
頼もしい巨木です。
反対側からも撮影。
こちらも大きさ比較写真は欠かせません。
本殿越しの二号木。
巨木に感動したあとは、
境内の散策へ。
残された石垣。
昔はこの上に社があったのでしょうか。
石垣の半分くらいに鎮座した境内社。
本殿真裏に鎮座する菅原神社。
参拝。
本殿向かって右側には、
貴船神社が鎮座。
棟札を見ると16年ほど前に
改築(立て直し?)されています。
山麓のこじんまりした境内に、
小綺麗な社殿群と巨木たちが
凝縮された川上神社、
静かで素敵な場所でした。
最後に一号木と拝殿を
バックにツーショット。
これにて巨木巡礼と参拝は完了です。
今日のサプライズ
参道にあった燈籠の裏側に
何か小さく光るものを発見!
何だろう?
光に吸い込まれるように近づくと、
なんと、えびす様ですよ!
小さな銀色のえびす様が、
ちょこんと座られています!
誰なんだろう?こんなユーモア溢れる
楽しい仕掛けをしたのは!