2021/02/21

立花山城の旅

 

半世紀振りの立花山登山

小学生のころ遠足で登った立花山。

その立花山を半世紀ぶりに

登ってきました(笑)

まさか還暦近くになって

またこの山に登るとは

今年の初めお城に興味を持つまでは

全く思ってもいませんでしたし

登山の趣味は全く無い僕が、

「登山」として行くはずも

ありませんでした。

今回は「お城散策」が目的で、

「登山」は手段だ、

なんて思っていましたが、

散策なんていう言葉よりは、

完全に文字通り登山でした(笑)

駐車場

自宅から20分ほどドライブすると

立花山登山客用の無料駐車場があります。

かなり広いので、止めやすいですね。

案内板には

「トイレは六所宮前の公衆トイレを利用」

と書いてありますが、

その六所宮はここから

約10分くらいはかかる場所なのです。

しかし、僕たちは発見しました!

新しいトイレを(笑)

駐車場から登山口に行く途中にあるので、

「ついでに」用を足せます(笑)

新しさからしてこのごろ出来たので、

案内板の情報更新が

間に合っていないのでしょうね。

僕たちは「トイレ」が目的ではなく

「参拝」が目的で登山の前に

六所宮に行きました。

雰囲気の良い境内です。

そして、ちょっとしたサプライズが!!

お手水です。この形に、この勢いの水!

柄杓が泡立つどころか

水の跳ね返りが凄いことに(笑)

でもよくある「手水舎はあるが水は無し」

というパターンも想定していただけに

これはめっちゃ嬉しい誤算でした。

ここには福岡県指定の天然記念物

「カゴノキ」があるそうで、

カゴノキとしては、

九州で3番目に大きいそうです。

ありました!カゴノキ。

拝殿で参拝後、「裏に階段があるよ」

と妻が言ったので、登ってみました。

上から見下ろす六所宮社殿

階段を登るとここには

上宮(というのかどうか?)がありました。

その横には大きなクスノキ。

良い枝振りです。

ここで本日一枚目のツーショット自撮り

階段を下りて、

神社境内にある薬師堂にも参拝

神仏習合の名残なのでしょうか、

境内にお寺があるのも心が落ち着きますね。

しかし落ち着いてばかりは

いられないものが、ありました。

薬師堂の手水舎を

傾けさせるほどの大きな楠が!

この樹も素晴らしい枝振りです。

六所宮から徒歩5分ほどで、

梅岳寺(ばいがくじ)があります。

ここは、立花山城主だった立花道雪と

その母と忠臣のお墓がある場所です。

入口

詳しく案内が書かれていました。

右が立花道雪、真ん中が道雪の母、

左が忠臣、薦野増時の墓です。

実は僕たちは去年、薦野城の麓にある

薦野増時の墓にも行っていました。

もちろん分骨されたので、

二カ所に渡ってお墓があるわけです。

その時行ったお墓がこちら

亡くなったのは、

なんと81歳の時だったそうです。

梅岳寺の境内前には大きな藤棚があり、

ここもきっと藤の花の季節には

いっそう華やかな境内になるのでしょう。

妻のおばあちゃんを思い出させてくれた

藤棚との出会いを感謝しつつ、

記念のツーショット。

登山口

上記画像は著作権者様のご厚意により余湖くんのホームページより拝借しております。

この縄張り図(お城の平面図)が、

とても分かりやすかったので、

今回の立花山城散策ルートを

この縄張り図で説明します。

左下の「登山口」からスタートし、

屏風岩を通り、

地図よりさらに左のクスノキ原始林、

屏風岩まで戻り、井戸、立花山山頂、

地図内の数字3、4のあたりの石垣跡、

松尾山(城) 白嶽(白岳)そして

松尾山に戻り5のあたりから

下る「くねくね道」で

登山口へと戻りました。

山水が冷たくて気持ち良い!

登山道途中の楠と妻。

笑顔満開ですが、

足にはかなりのダメージが(笑)

屏風岩の分かれ道

右は山頂、左はクスノキ原始林

まずはクスノキにご挨拶。

これは「立花山大クス」

この木を含めてこのあたり一帯が、

クスノキ原生林として

国の「特別天然記念物」に指定されている

凄い場所なのです。

(樹木の「特別天然記念物」は

建物で言う「国宝」にあたります)

凄い場所なので、

凄いツーショットも撮りました。

井戸の跡

立花山山頂(立花山本丸跡)まで

あと少しの妻の足取り。

そして、ついに山頂に到達!

福岡市内が一望出来、絶景です。

小早川隆景が築いた名島城跡も見えます。

(真ん中の緑に囲まれたあたり)

絶景を背景にツーショット

ここに立花山城の主郭(本丸)が

あったとは思えないほど

家族連れやカップルで賑わっていました。

命懸けで戦った武士達のことを思えば

何と平和な時間でしょうか。

妻のお弁当で腹ごしらえし

お腹が膨らんだところで、次なる山へ!

登山なんか全くやっていない僕たちが、

一日に3つの山頂を目指すという

無謀さ(笑)

石垣がいい感じで残っています。

こんなところまでこんな石を運ぶなんて

凄いことですね。

途中、ロープを伝ったりしながら

松尾山山頂に到着。

小さな山頂からは宗像大社の

「中津宮」が鎮座する大島が見えます。

武士達もここから拝んだりしたのかな?

山頂にて記念写真

松尾山主郭から少し白岳に行ったところに

かなり崩れた石垣の跡があります。

白岳山頂(出城があったところ)

ここからは新宮の「相島」

(あいのしま)が見えます。

今、猫ちゃんで有名な島ですね。

もちろんここでもツーショット

山を下りて、車で香椎浜に行きました。

その目的は立花山の全景を見るため。

三つの山頂が見えます。

右から立花山、松尾山、白岳。

つい1時間前までは

あの山頂にいたんだな〜と思うと

還暦間近の僕たちも意外と

体力あるのかな?

なんて思い上がりました(爆)

本日最後のツーショットは

立花山と御島神社

(手前の海に浮かぶ神社)と一緒に。

今日の癒し

大クス原始林で見つけた手書きの札

この木が大クスと思って写真を撮って

満足して帰る人が続出したのか

こんな説明がありました。

実は僕たちも最初は間違っていたのは

内緒です(笑)

 

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