丸亀城(香川県丸亀市)前編

 

再チャレンジ

今回訪問した丸亀城は、

再チャレンジのお城でした。

今から約2年半前、

北部四国を旅した時、

松山城今治城とともに、

丸亀城にも行く予定だったのが、

妻の片足が歩けない程に

痛くなってしまい、

高低差のある丸亀城を回避、

平城の高松城に旅程を変更したのです。

結果、この変更は「大大吉」で(笑)

高松城では、お堀を遊覧する

「城舟」の魅力を初めて知り、

その後のお城巡りの幅は

大きく広がりました。

だから「リベンジ」ではなく

「再チャレンジ」という

表現にしております(笑)

そして、この日、丸亀城を訪問し、

日本において、江戸時代から

現存している天守12城のうち、

四国に存在する4つのお城全てを

制覇した、記念すべき日となったのです。

丸亀駅~丸亀城

四国の駅を利用するのは、

昨年3月、

坂本龍馬の足跡を追ったり、

現存天守の一つである

高知城を訪問したりした、

高知旅行の帰りがけ、

高知空港から福岡空港まで

乗る予定だった飛行機が欠航し、

JRに代替えとなって、

JR後免駅から列車に乗った時以来です。

駅前の香川県観光案内図。

日本で一番面積が小さな香川県、

その小さな中には、

行ってみたい場所、魅力ある都市が、

濃縮還元ジュースの如く、

ひしめいております(笑)

こちらも駅前にある

「警察犬きな子」の像。

案内には、

「香川県を舞台に活躍した

警察犬きな子は、

警察犬の試験に何度も失敗するも

頑張り続ける姿が

「ダメかわいい見習い犬」として

多くの共感を呼び7回目の挑戦で

見事警察犬となった。

きな子と同じく見習いだた訓練士との

奮闘ぶりを元に映画化されるなど

メディアを通じて全国に

愛と感動を届けた」

このように書かれています。

Wikipediaによると

きな子は、丸亀警察犬訓練所で生まれ、

2017年に死去しています。

また、2010年に、

「きな子〜見習い警察犬の物語〜」

という題名で映画化され、

キャストとしては、

夏帆、寺脇康文などの名があります。

きな子の横姿。

遠い将来、

渋谷駅の忠犬ハチ公のような

存在になるやも知れませんね。

「お城への道」と名付けられた

石畳を踏みしめながら丸亀城へ。

丸亀城は、

水害により南西側の石垣が崩れ、

現在修復中です。

丸亀城

駅から歩いて10分ほどで、

お城の大手(正面)に到着。

高石垣、思った以上に素晴らしい!

太陽光を避けて斜めから撮影。

ズームでも一枚。

いくつもの櫓台もしっかりと残っていて、

かなり保存状態が良いお城です。

大手二の門から登城。

枡形に侵入(笑)

内部から見た大手二の門。

雁木に上って鉄砲狭間から

敵襲に備え、

早速射撃準備する妻(笑)

大手一の門から見た枡形。

ここには、

「鏡石」と呼ばれる、

ひときわ大きな石が使われていて、

権威を高めています。

大きさの比較。

高さ3m、幅1.5m位の

巨石ですね。

「幸運のハート石」

お城と言えども、

今どきはこんな案内は

珍しいものではありません。

ハート石よりも巨石(笑)

左が、大手一の門、

右が、大手二の門。

大手一の門をくぐり、さらに奥へ。

城内側から見た大手一の門。

ここで、妻の雄叫びが(笑)

「凄いね!あんな木使ってる!」

そう言われて注目したのが、こちら。

お~!凄い!

こちら側には、

表側には無かった、自然木が、

まるで心柱を横にしたかのように、

建物を支えている姿に、感動です。

それにしても

こんな見所中の見所を

何故、妻だけが発見し、

僕は見逃してしまうのか・・・

お城好きは僕の方なのに、

僕の「お城愛」が足りないのか?(笑)

お城の全体図。

全部回りたいものの

それに要する体力が

どれほど必要なのかを考えると、

正直、自信が失せそうです(汗)

ご当地キャラトリオもお出迎え。

大手一の門内部へ

ここから本丸を目指そうとするも、

「重要文化財 無料公開中」の

案内に引きずられ、

またもや大手一の門へ(笑)

ここに入れるとは、ラッキーです。

案内。

「寛文十年(1670年)の建築で、

楼上に太鼓を置き、

城下に時を知らせていた事から

「太鼓門」とも呼ばれている」

このような説明が書かれています。

内部は、まさに江戸~!

石落としも完備し、

戦う姿勢にぬかりはありません。

大手一の門内部から見た枡形。

こんな所から鉄砲の

集中砲火を浴びたら・・・

思わず攻め手側の気持ちに

なってしまいます(笑)

枡形を俯瞰。

敵は三方から滅多撃ちにされて、

阿鼻叫喚となるしかないでしょう・・・。

北側の窓。

「時太鼓」

案内によると

「平成18年の6月10日

「時の記念日」に、「時太鼓」が

復活しました」

実は、6月10日は

僕たちの結婚記念日(笑)

そんなご縁がある日に

ここに再設置されたとは、

時太鼓、

なんだか親近感を感じますね!

そして、案内をずっとすっ飛ばして、

最後の一文がこちら。

「呼び方は、時間が経つにつれて

五つ、四つと少なくなり、

四つまで下がった次は、九つにとび、

八つ、七つ、六つ、と数が少なくなります。

現在の午後三時頃の「おやつ」は、

「八つ」の時刻が語源です」

おやつは、八つだったのか~!

おやつが大好きな僕たちには、

最高の解説ですよ(笑)

展示物

中にはパネルを中心に

いくつかの展示物があります。

鯱瓦。

片方は35年間

行方不明だったのが、

その後、再開を果たしたそうです。

丸亀城の四季。

石垣の積み方に興味津々。

ここでは左上から二番目、

「木型模型」に注目。

江戸時代、図面とともに

幕府に提出した丸亀城の模型です。

大手一の門は、

高麗門形式と書かれています。

丸亀城の復元CG。

大手門だけでも見所が多すぎて、

丸亀城のブログがいつ完結するのか、

予想もつきません(笑)

今日の気になる木

お堀端で妻が見つけた木。

主幹は折れ、

大きな穴が出来ても

生き抜いている生命力に脱帽です。

丸亀城400年の歴史を

ずっと見てきたのかも知れません・・・。

 

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