2020/07/19

美奈宜神社(福岡県朝倉市林田)

 

人生はロープレゲーム

「人は一人では生きていけない」

なんだか、

何十回も聞かされた言葉ですが、

やはりそのとおりだと思います。

誰かに出会って、知識が増えたり、

相手にも与えることが出来たり・・。

ロールプレイングゲームこそ

そのことを具体化しています。

誰かに話しかけたりすると、

経験値が上がったり、

武器を手に入れたり、

仲間が出来たり・・・。

僕が、神社に参拝した時に、

神社の方と話す機会は、

御朱印をお願いする時くらいですが、

その瞬間に経験値が上がることは、

よくある話です。

今回も宮司さん(多分)に出会い、

新たな知識をいただきました。

やはり、

人生はロープレゲームなんですね(笑)

御社殿へ

寺内ダムの近く、荷原地区に鎮座する

美奈宜神社から、

ここ林田地区の美奈宜神社までは、

車で20分ほどの距離です。

その距離に「式内社」として、

同じ名前の神社が、

二社鎮座するのは、

正直、神がかった地域とも

言えるでしょう。

一参拝者である僕からすると

ただただ、有り難い限りです。

一の鳥居。

元禄十七年(1704年)と

刻まれていますが、

貫(ぬき)の部分だけが新しいので、

最近修復されたものだと思い、

神額の裏を見てみると、

さり気なく書かれていました。

「平成三年九月台風襲来

平成四年十二月修復

氏子中」

古いものを大切に守っていく

氏子さんたちの気持ちが

ひしひしと伝わって来ます。

手前、左右の燈籠は、

正徳三年(1713年)の寄進。

手水舎。

寄進された年代はわかりませんが、

趣があって、素敵なデザインの手水鉢です。

撫で牛。

二の鳥居。

かなり大きな狛犬。

大きさ比較の為、

妻とのツーショット。

吽形。

忠臣蔵で有名な、

赤穂浪士討ち入りの年、

元禄十五年(1702年)建立の神門。

斜めから撮影。

「式内大社 美奈宜神社 略記」

御祭神は、

大国主命、素盞嗚命、事代主命の三柱。

略記の最後に、

「三神奉賛の地は、

白鷺が羽を休めた所で、

竹の叢生する

片延字鷺塚一番地、白鷺塚である」

このように書かれています。

へ~シラサギか~!

美奈宜神社のサイトを見ると、

白鷺塚の写真が、

載っているではないですか!

見逃してしまった(汗)

これは改めて行くしかありませんね。

神門をくぐると右側に

もう一つ手水舎がありますが、

これは「現役」ではなく、

文久三年(1863年)寄進の手水鉢を

屋根までつけて大切に

保存されているものです。

これだけを見ても、

神職さんや氏子さんたちの

お気持ちが伝わってきますね。

拝殿前の参道

「文政九年(1826年)丙戌八月」

こう刻まれた燈籠の足元は、

盃状穴だらけです。

参道左側の燈籠。

こちらも立派な(笑)盃状穴付き。

参拝前から古いものだらけで、

僕のテンションはMAX、

妻は至って冷静(笑)

拝殿の両脇を固める狛犬は、

文政三年(1820年)の寄進。

拝殿を正面から見ると、

何だか鳥が羽を広げたように見えるのは、

先程の略記に書かれた、

白鷺の逸話を思い起こさせてくれます。

拝殿脇の燈籠。

頭に乗っているのは、

カモ?

いや、首が長すぎるので、

白鷺かな?

左側の燈籠(常夜燈)には、

「享保九年(1724年)」と

刻まれています。

参拝。

こちらも彫刻は龍神様で、

本日ここまでに参拝した

三社すべての彫刻が、

同じ龍神様とは何だか奇遇です。

拝殿右から本殿へ。

本殿。

現在修理中で、高欄などは、

取り外されていますが、

おおよその外観はそのままです。

本殿真後ろ。

ここでツーショット。

境内社

見落としがあるのかも知れませんが、

こちらの境内社は一か所に全部が

まとまって鎮座されています。

筑前国の式内社を祭る石祠。

「明治四年 奉再建 式内寶殿」

150年近く前に再建されたと

書かれています。

明治維新後、国家神道となった神社の

「式内社」(平安時代から存在する証)

という社格(裏付け)が、

改めてクローズアップされた結果、

このように手厚く再興されたのかも

知れません。(全部勝手な推測です)

式内社の説明。

筑前国にある式内社は全部で11社。

そのうち美奈宜神社以外の

10社を祭っています。

東(右)より、宗像大社、住吉神社、

志賀海神社、竈門神社、筥崎八幡宮、

織幡神社、筑紫神社、麻手良布神社、

志登神社、大己貴神社の順です。

そして、同じ並びの一番左端には、

式内社ではなく、

「白峯神社」が祭られています。

白峯神社の専用の参道と鳥居。

御祭神は崇徳上皇。

悪習慣を断ち切る「縁切りの神」と

書かれています。

保元の乱で権力争いに敗れ、

讃岐(香川)に流され、

その地で崩御した崇徳上皇を祭る

「白峰神社」が、

金比羅宮の奥社参道

立派な御社殿を持つ

境内社として鎮座していたのを

思い出しました。

御神木

ここの御神木はクスノキです。

樹齢500年と書かれていました。

主幹が折れて、樹勢がなくなっていたのを、

出資者や、樹木医の方々の力で、

ここまで蘇ったそうです。

伝承館

社務所で御朱印をお願いした時、

宮司さんから

「朝青龍の優勝額がありますよ、

是非見てください」

そう教えてくださったので、

御朱印を書いていただく間に

行ってみました。

「伝承館」と名付けられた、

多目的ホール(だと思う)。

本殿工事中なので、

御祭神は、

ここに遷座されているのか・・・?

だったら畏れ多いことですが、

宮司さんが気軽に

教えてくれた場所だから

ま、いっか~な?(笑)

こちらが朝青龍の優勝額。

妻と比べてもかなりデカイですね!

Wikipediaで調べると、

これはモノクロ写真に

手作業で油絵具で着色したもので、

このほうがカラー写真よりも見栄えが良く、

色褪せもしにくかったためだそうです。

ただ、着色する方が2014年に引退され、

写真技術も向上したため、

その後はカラー写真になっています。

今は無い芸術品を目の当たりに出来た

貴重な体験、

宮司さんのお陰と感謝しています。

また、この絵写真を見て

妻が一言・・・。

「よーじやだ~!」

お~確かにこれは、

あぶらとり紙で有名な、

京都よーじやさんが贈った

化粧廻しですね!

そして、

次なる妻の雄叫びは、

「綱の漢字が違うね!」

あ~本当だ!

故意に変えているのでしょうが、

縁起を担ぐ何かがあるのかな?

伝承館の見学を終え、

御朱印を授与いただき、

美奈宜神社(林田)の参拝は完了です。

本日の一枚

伝承館で見つけた一枚の絵。

神社に伝わるお祭り、

「林田くんち」のポスターです。

昭和62年のものですが、

素晴らしいデザインに

思わず見入ってしまいました!

 

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