2023/06/22
伊吹山（滋賀県・岐阜県）前編
勝手に感謝
伊吹山の麓、
標高２００ｍの関ヶ原町から
山頂の１００ｍ程下に位置する、
標高１２６０ｍの山上の駐車場まで、
標高差１０００ｍ以上を
車で僅か３０分〜４０分で行ける
実に優秀な道路で、
駐車場からは、
ハイキング的な感覚で、
標高１３７７ｍの山頂まで行けます。
伊吹山ドライブウェイがあればこそ
登山愛好家でもない僕たちでも、
山頂を目指すことが出来たのです。
こんなに素晴らしい道、
誰が作ったかは知りませんが、
勝手に感謝しています（笑）
上平寺越駐車場
伊吹山ドライブウェイの
営業開始は朝８時。
パンフレットには
途中の見どころが紹介されています。
料金所を通過し、
最初に立ち寄ったのは、
料金所から約１２Kｍ、
標高９００ｍ地点の
上平寺越駐車場です。
ここから南西に下ると
京極氏の上平寺城があった所です。
（道はありません）
相棒（レンタカー）と伊吹山。
濃尾平野方面の景色。
滋賀と岐阜の県境に妻出現（笑）
どこでも芭蕉！（笑）
日本一多い句碑は、
芭蕉の句碑だと思わせるほど
どこでも見かけます。
芭蕉さんの俳句、
日本人にめっちゃ愛されていますね。
待避所No.36
ネーミングが良い（笑）
実務的に付けられた名前なのに、
九州に住んでいる身としては、
なんだかJR九州のD＆S列車、
「３６ぷらす３」と共通点を
感じてしまいます（笑）
「待避所No.36」に駐車。
眺望案内が設置された待避所、
全国的にも珍しいのでは？
おおむね眺望案内と同じ景色（笑）
イヌワシ
少し走ると、
琵琶湖が見えたので、
一旦、駐車スペースへ。
左端が琵琶湖その右側には賤ヶ岳、
手前には小谷城の山も見えています。
そしてこの後、
山上の駐車場の手前で、
気になる光景が・・・
この右横に、大砲のような
巨大望遠レンズを装備したカメラが
十数台並び、
皆さん何かを待っている？
感じなのです。
気になりながらも、
人見知りの僕は、
捨ておこう（笑）と思い、
駐車場へ歩き始めたのですが、
超フレンドリーな妻が、
近くを通った人に
「何かあるんですか？」と
尋ねてみると、
「イヌワシを待っているんです。
高地でしか撮影できない
イヌワシなんで、
撮影するには登山が必須なんですが、
ここだけは車で山頂付近まで登れるので、
伊吹山にはイヌワシ撮影の人が
全国から集まってくるんですよ！」
そう言って、
自身もイヌワシの撮影に
向かわれていました。
そうだったのか〜伊吹山・・・。
イヌワシ撮影の
「聖地」でもあったんですね！
改めてイヌワシ撮影スポットを撮影。
皆さんイヌワシが飛んでくるのを
ひたすら待ち続けています。
そして、
お話を聞いた方の車を見ると・・
これは素晴らしい！
ご自身が伊吹山で撮影されたイヌワシを
シールにされているのでしょうか？
なんか、
イヌワシが好きになってきた（笑）
いきなり、
伊吹山ならではの思い出GET、
これも妻のお陰ですよ！
スカイテラス伊吹山
イヌワシで興奮しながら
標高１２６０mに位置する
スカイテラス伊吹山駐車場に到着。
山頂へ向かう登山道へ。
ここにもあります、
芭蕉の句碑が（笑）
案内を書き出すと
以下になります。
「そのままよ
月もたのまし
伊吹山
芭蕉 元禄二年（１６８９年）」
俳聖松尾芭蕉は、元禄２年の秋、
紀行文「おくのほそ道」の旅の終わりとなる
大垣（岐阜県大垣市）に到着します。
おくのほそ道の旅は江戸深川から始まり、
仙台松島、岩手平泉、出羽三山、
秋田象潟、金沢、敦賀などを巡り
むすびの地となる
大垣に至るまでの約１５０日。
その距離は
２４００キロにもおよぶ旅路でした。
この長旅の疲れを癒やした
２週間ほどの大垣での滞在中
芭蕉は大垣藩士高岡三郎亭に招かれた際に
伊吹山を見て次のような句を詠みました。
「戸を開ければ西に山あり。伊吹といふ。
花にもよらず、雪にもよらず、
ただ孤山の徳あり。」
「そのままよ 月もたのまし 伊吹山」
伊吹山は秋の月も必要ないほど
泰然とした姿をしている
という意味の句です。
伊吹山の荘厳な姿を詠んだ名句です。」
ここでツーショット。
「恋慕観世音菩薩」
案内。
「恋愛とは、夫婦とは、
幸せとはこんなものですよ」
こんな内容が書かれています。
この後、
遂に１３７７ｍの山頂へ。
（続く）
