不思議な丘(宮崎県綾町)
古墳のような・・・
綾城の天守南側からは、
こんな墳丘のようなものが見えます。
ここで僕たちは、
「古墳かな?
後で行ってみよう!」
そんな話をしていましたが、
すぐに忘れてしまい(汗)
綾護国神社を目指し、車で移動。
ところが、
神社のすぐ傍に「古墳のような丘」は、
あったのです。
これは御英霊達の
お導きかも?ですね!
不思議な丘
案内などは見当たらず、
何となく古墳とも違うようなので、
とりあえず「不思議な丘」と命名(笑)
綾城とは反対側から見た「不思議な丘」。
高さ15m位、
全面が芝生で覆われ、
障害物もなく、
草スキーも楽しめそうな形です。
そんな丘の北側の端っこには、
ちゃんと階段が設えられています。
(芝を登っても問題なさそうですが、
あえて階段を使ってみました)
丘の上へ。
頂上からの景色。
東側に見えるのは、
綾護国神社の社叢です。
南側には神社から続く公園と
不思議な丘の麓が見えています。
北側に見えるのは、
この丘を発見した時に立っていた
綾城の天守です。
そして、
視線を下に移すと・・・
沢山のお墓だ~!
しかもほぼ全ての墓石が、
この丘に向かって建っていて、
なんだかお墓の中の人々全員が、
僕たちに何か話しかけて来るような
そんな気がするのです・・・
そして、この丘は、
戦国時代の跡目争いで、
「綾城悲話」として語り継がれる、
家老2人の一族が、
無残な最後を遂げられた
綾城を見渡せる方向でもあります・・・
ということで、
慰霊のスペシャリスト(笑)妻が登場。
高い所から僭越とは思いながらも、
数珠を持って、
皆様の慰霊をさせていただきました。
「不思議な丘」は、
「拝みの丘」だったのかも知れません・・。
Comment
綾城近辺のことを素敵に書いていただきありがとうございます。
この丘は、「何か遊び場を作らないか?」と言われたさい、「ただ土を盛って小山にしてほしい」と希望を出し、作られたものとか。
子どもが段ボールで滑るほか、ヨガをする人がいたり、蕨とりをしたり、のんびりできる穴場スポットです。
やすぎ様
はじめまして、管理人の山本です。
丘が出来た経緯について教えていただき、
本当にありがとうございます。
「ただ土を盛って小山にしてほしい」
この言葉に、感動してしまいました!
多くを求めない事こそが、、
結果、多くの体験や想像力を生むのでしょう。
私たちも「土を盛った小山」のお陰で、
綾町がよりいっそう思い出深い町になったのは、
間違いありません。
綾町の行く先々で感じた、
「心がこもっている感」、
この丘こそが、
その象徴なのかも知れませんね!