中津瀬神社(山口県宇部市)
ライオンが三頭
以前の旅で、
「石像のライオン」に出会った神社は、
福岡市の菊池神社、
北九州市の沼八幡神社、
岡山市の葦守八幡神社などがありますが、
いずれも現地で初めて知った事でした。
しかし
今回はライオンを「目的」としての参拝で、
まさしく
中津瀬神社訪問のきっかけですね(笑)
参道
中津瀬神社の参道の起点は
アーケードです。
一の鳥居。
アーケード内から撮影。
この鳥居の右側にいらっしゃるのが、
こちらのライオンです。
阿吽ではなく、吽形のみです。
台座には
「大正十辛酉年十一月一日」
と刻まれていて、
宇部村が宇部市となった時の記念に
作られたものだとか。
その時からここにあるかどうかは、
わかりませんが・・・。
灯籠は昭和十二年の奉納。
対になる左側の灯籠。
御由緒。
超要約すると
「主祭神は、
綿津見神、瀬織津比賣神、倉稲魂神。
配神は宗像三女神など。
江戸時代後期、度重なる水害による
凶作に困窮する村人を救うため、
領主、福原房純公は、
寛政十年(1798)新川を掘削、
これにより実り豊かな村となり、
これを房純公が神に感謝し、
享和元年(1801)、
当社を創建した。
明治維新後、
当地一帯は近隣の神社を統合し、
現在の地に遷座。
昭和20年の宇部空襲で
神社は全焼するもその後復興。」
このようになります。
御祭神は、
「海・水」に関係する神様が
多いようですね。
また、福原房純公の
3代後の当主が、
宇部護国神社の主祭神、
福原越後元僴公ですから、
宇部市民にとって、
福原家というのは、
善政を敷いた慕われるべき
領主だったのかも知れません。
手水鉢。
手摺付き、コロナ対策済み。
柄杓でも大歓迎な僕ですが(笑)
二の鳥居。
そして、次なるライオンへ。
阿形の狛ライオン。
吽形。
ネットで調べたところ、
この対のライオンは、
昭和30年代、
近くの橋が架替えのため、
取り壊される際、
橋の両端にあった
阿吽のライオンのうちの一対が
ここに移設され、
狛ライオンとなったようです。
もう一対は、同じ宇部市内の
松涛神社にあるそうで、
ネットで画像を見ると、
同じデザインのものでした。
いつかは、松涛神社にも参拝し、
狛ライオン参拝を完結しなきゃ(笑)
阿形のライオンの
右横にあるさざれ石。
岐阜県の伊吹山のものかと
思ったら当たりでした!
最近、妻とともに
「さざれ石=伊吹山」
この構図を知ったので、
予想は簡単だったかも?(笑)
御社殿
目的のライオンで満足した後は、
拝殿へ。
参拝。
神社幕は今年の奉納で、
向かって右側には、
ご鎮座220年と、
宇部市になって100年の
記念と染め抜かれています。
偶然ですが、
何だかキリが良い年に
参拝したものですね(笑)
本殿。
本殿は茶、玉垣が朱赤で、
なかなか良いコントラストです。
裏参道
裏参道側は緑豊かで、
表参道とは違った趣があります。
裏参道入り口。
参道横の池。
何と、ここは湧き水で、
案内には、
「ミネラル豊富な地下水」
このように書かれ、
市民も水を汲みに来るそうです。
石橋の上で寛ぐ猫。
逃げることもなく、
僕にカメラ目線をくれました(笑)
境内社など
本殿の左右には
境内社などが整然と
配置されています。
右、恵比寿大黒社。
左、龍神社。
福稲成神社。
「稲荷」ではなく「稲成」、
島根県津和野市の
太皷谷稲成神社からの勧請です。
鳥居のトンネル。
参拝。
宮市天神社。
庚申社。
産霊社。
むすひこ、むすひめ・・・
そんな神様がいらっしゃったのか!
まさに縁結びの神ですね。
ツーショットにて参拝完了。