大久保間歩ツアー(石見銀山)後編

 

何も無いことが魅力

大久保間歩おおくぼまぶの坑内には、

常時点灯する照明はありません。

解説板などもありませんし、

音声案内もありませんし、

もちろん、

ゆるキャラもいません(笑)

あるのはただ、

歴史を刻んできた、

そのままの遺構のみ・・。

だからこそ、

大久保間歩は大いに魅力的であり

印象に残っているのでしょう。

こんな素敵な「魅せ方」、

「おもてなし」をして下さった

石見銀山関係者の皆様には、

感謝しかありません。

間歩(坑道)散策

ツアーの前夜、

妻が見た「青い鳥」の夢が、

予知夢として証明されたかのように

坑道に入る前にお借りした

上着など「青づくし」になったことで、

テンションマックス状態で坑道へ。

最後に入る妻。

いや、

写真を撮ってる僕が最後ですね(笑)

坑道内では、

先頭のガイドさんと

最後尾のもう一人の職員さんが、

7人の参加者を

ハムサンドのように挟んで、

安全確保を図られています。

坑道に入った人数と、

出た人数を確実に把握する為にも

これは大切な措置と言えますね。

坑道内部の気温は、

夏の外気の半分以下。

上着をお借りできて、

ほんとに良かった!

ガイドさんの説明。

上の四角になったところが、

江戸時代の坑道で、

上方の点と点の間が一日に

手掘りで進んだ距離だとのこと。

気が遠くなるような作業ですね・・・

下部の荒削りのところは、

明治時代の機械掘りです。

坑道のみを撮影。

長靴でなければ、

もはや下半身は、

びしょびしょですよ(笑)

鉱脈。

鉱脈と細い坑道。

こちらも鉱脈。

こちらも坑道だったかな?

忘れた・・(汗)

ガイドさんの説明に聞き入る御一行様。

ワイルドな風景もたまらんです!

江戸時代の狭い坑道。

こんなとこで作業するなんて、

昔の人は、

相当忍耐強かったんでしょう・・・

しかし、

塵肺などで鉱夫の平均寿命は

たった30歳位だったとか・・・

さらに奥へ。

真っ直ぐは行き止まりで、

ここを左に折れるのですが、

その前にガイドさんが

見せてくれたのが、こちらです。

コーンを取り除くと・・・

トロッコの枕木に使われた

明治時代の釘です。

ガイドさんによると

これだけが現代まで残っているそうで、

貴重なものを見られたこと、

ラッキーでした!

ここから、

大久保間歩最大の見どころ、福石場へ。

コウモリの巣についての案内・・

だったかな?(笑)

福石場の入口に到着。

ここでは岩の上の方まで

細〜い梯子があり、

そこでも銀を掘っていたとの案内に、

一同感動して撮影タイム。

僕はその一同を撮影(笑)

下には水が溜まっています。

ガッチリした鉄の階段で、

福石場の見学場へ。

もうすぐ。

福石場。

お〜めっちゃ広い!

しかし、

比較対象が無いし、

写真では表現するのは無理かな・・・

縦位置でも撮影。

動画を撮ってみると、

住人のコウモリさんも

友情出演してくれました(笑)

全員の見学が終わると、

ガイドさんが電源を落とし

福石場は真っ暗に。

自然を守とはこんなことなんでしょう。

これでコウモリさんも

安心したかな?(笑)

福石場を堪能後、

ずっと最後尾で

安全確保をしてくれた職員さんが、

「写真撮りますよ!」と

声をかけてくださり、

横位置、縦位置、

合わせて3枚も撮っていただき、

笑顔全開のこの写真をチョイス。

いい思い出になりました〜

職員さん、感謝です!!

帰路へ。

坑道を出る前にガイドさんが、

「江戸時代の坑内は、

こんな明るさだったんです」

そう言いながら

小さなランプを灯してくれました。

写真は暗くてブレていますが(汗)

実はこの直前に間違えて

フラッシュが光ってしまい

慌てて設定を変えての撮影なんで、

尚更ブレたかな?

しかし、

これも印象深い一コマ、

いい思い出になってます!

坑道を出る妻。

珍しく真顔ですね(笑)

何故かパーを出してる妻(笑)

ちょうどここで、

11時出発のツアー御一行様とすれ違い。

(僕たちは9時45分発)

バスとの合流地点へ。

バスに乗車中。

石見銀山世界遺産センターに到着。

余談

バスを降りる少し前に、

ガイドさんが話してくれたのが、

「生活あっての世界遺産、

石見銀山を無闇に宣伝しない、

有料駐車場は造らない」など

石見銀山のある

大森町の人々の考え方です。

そして、

コロナ禍での対応のお話で、

僕と妻は大共感!(笑)

ガイドさんに出会えて、

石見銀山への愛が倍増したこと

これが石見銀山における

最高の思い出になっています。

 

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