大津山阿蘇神社(熊本県南関町)前編
学習能力無し(笑)
大津山阿蘇神社では、
社務所の横壁に、
絵図付きの詳しい案内があります。
神社創建について、
阿蘇神社の神様を勧請したとか、
神社が鎮座する大津山が、
お城だったことなどが案内され、
最後に、
「現在の社務所は旧拝殿で、
社務所の棟木には
加藤清正の武運長久を祈り
城代、加藤直正の
寄進によるものと云われます。」
と書かれていたのを確認したのは、
ブログを書いている最中・・・
そうだったんだ~
またもや見逃してしまった(汗)
過去、どれだけ同じ
失敗を繰り返したのか・・・
案内をサラッと見るだけで、
理解した気になる癖、
全く直りません。
学習能力無しとは僕の事でしょう(笑)
参道
境内の駐車場から
一の鳥居まで行く気力が、
無かったので(汗)、
二の鳥居まで戻り、
ここから参拝開始。
柱には、「天明八年戊申季春」と
刻まれていますので、
西暦1788年の3月頃の寄進です。
巨木に楼門、
この風景を見ただけで、
大津山阿蘇神社さんの魅力に
引き込まれてしまいます。
108段。
煩悩の数ですね(笑)
108歳まで登れれば
ギネス認定かも?
石段横の灯籠は、
文化十年癸酉(1813)の寄進。
対になる左側の灯籠。
楼門前の巨大狛犬と妻。
やはり比較するものがあると
その大きさが分かります。
吽形。
明治三十四年と刻まれていますので、
今から120年前の寄進です。
楼門
次に楼門へ。
古くて立派ですね!
いくつかのサイトには、
400年の歴史があると書かれていますが、
現地での案内などは
見つけきれませんでした。
彫刻も繊細です。
そして、ここでの見所は、
随身様と一緒に配置された狛犬です。
阿形の石狛犬。
古くて、かなり崩れていますが、
大切に保存されています。
吽形。
このお顔、福岡県久留米市の
水天宮の境内社である
「水神社」の肥前狛犬に似ていますね!
肥前狛犬系なんでしょうか?
ちなみにこちらが水天宮の狛犬です。
これ以上深堀りすると
話が脱線しそうなので、
大津山阿蘇神社に戻します(笑)
ユニークな木造狛犬。
吽形の唇、セクシー(笑)
随神様。
吽形の随神様も
唇が魅力的ですね!
御社殿へ
楼門をくぐると、
素晴らしい景色が見えてきます。
石橋の先に石段、
そして上には御社殿が見えています。
両脇には御神木の杉。
動画でも撮影。
風になびく幟が神社の雰囲気を
いっそう引き立たせています。
大津山阿蘇神社は、
ツツジの名所でもあるそうで、
参道石段脇には、
無数のツツジが見えています。
ここまででも
見所が多く、なかなか
参拝が出来ません(笑)
(後編へ続く)
今日の俳句
楼門近くに掲げられている俳句。
僕が気になったのは、
上段左から二番目の句。
「満月や 話したくなる 母の事」
詠み人は「静子」と書かれています。
これとは意味が全く違いますが、
この句を見て、
滋賀県の西教寺で知った、
松尾芭蕉の句、
「月さびよ 明智が妻の話せむ」
これを思い浮かべました。
黒髪を売って金を工面し、
明智光秀を支えた妻、煕子のことを
江戸時代中期に芭蕉が詠んだなんて、
やはり、凄い事だと思います。