下蒲刈蘭島文化施設(広島県呉市)

 

偶然迷い込んだ?

広島駅から目的地である

安芸灘とびしま海道の先端部、

御手洗の町までは、車で約2時間。

帰りは、広島発の普通列車を考えると、

御手洗界隈を15時半に出ないと、

帰りの列車に乗り遅れる可能性があります。

そんな理由で、

広島から御手洗地区までは、

途中の見所は全部捨てて(笑)

一気呵成に走り切る予定でした。

ところが、途中道を間違ってしまい、

本線から外れ、着いたところが、

「行きたいけど時間がない」と諦めていた

「下蒲刈蘭島文化施設」地区の

ど真ん中(笑)

間違いを起こしてくれた神様に感謝しつつ、

散策する事になったのです。

偶然は必然・・・

いったい何回この便利なフレーズを

使ったかわかりませんね(笑)

松濤園

まずは、松濤園前にある

町並みのマップから。

江戸時代、この周辺は、

朝鮮通信使を

もてなした場所で、

関連施設も多く残っています。

正門。

時間が無い僕たちなので、

ここではすべて外から眺めるだけですが、

案内を見ると、魅力的な内部に

後ろ髪引かれる気分です(笑)

松濤園平面図。

門を入って左の建物は、

朝鮮通信使資料館で、

こちらは、

明治中頃に建てられた、

富山県の砺波(となみ)地方の

商家を移築したと書かれています。

そんな建物を見つけて移築するとは、

よほど松濤園設立には

力が入っていたのでしょう。

周囲を散策。

ユネスコ記憶遺産にも

登録されています。

案内によるとこの碑に書かれているのは、

朝鮮通信使の時代を遡ること200年、

応永二十七年(1420年)

朝鮮の宋希璟が回礼使として

来日した際の記録

「老松堂日本行録」の中の一節です。

こちらは明暦元年(1655年)に

来日した朝鮮通信使の碑文。

松濤園内部を外から撮影。

右の建物は、

山口県上関に現存する

江戸時代の番所を参考に、

蒲刈島番所を復元したものです。

番所全景。

松濤園前の海。

蘭島閣美術館

松濤園から少し歩くと

蘭島閣美術館があります。

案内によると、

蒲刈出身の父を持つ

寺内萬治郎という生涯

裸婦像を描き続けた

洋画家の常設展示をしているそうです。

裸婦像か・・見てみたかった(笑)

蘭島閣美術館正面。

美術館向かいの庭。

神社。

蒲刈島番所跡。

三之瀬御本陣芸術文化館

ここは、美術館のすぐ傍にあります。

正面。

右端にある三ノ瀬御本陣跡。

武者窓と腰板は、

昔のものを保存しています。

常夜灯

石の堤防や常夜灯が

再現されている港を散策。

瀬戸内海は静かです。

堤防の突端へ。

ここからも安芸灘大橋が見えて、

テンション上がりますね。

常夜灯の頭では、

カモメが気持ちよく、

う○こを撒き散らしています(笑)

常夜灯&安芸灘大橋。

思わずズームでも撮ってしまいます。

対馬雁木と福島雁木

ここで僕が一番見たかったのは、

雁木(がんぎ)と呼ばれる

江戸時代の船着き場です。

見たかったけど、時間が無いので、

あきらめていたと書くのが正しいかな(笑)

堤防から見た雁木。

左端の赤い桟橋横に見えるのが、

対馬雁木、

右の横長に広がっているのが、福島雁木です。

福島雁木をズームで撮影。

上の三段は後世の継ぎ足しですが、

下の十一段は福島正則が造らせた、

江戸時代初期のものが残っています。

こちらは、対馬雁木を上から撮影。

対馬雁木は、対馬藩専用の雁木で、

朝鮮通信使をもてなす時なども

使われたようです。

対馬藩がいかに朝鮮との通商に

力があったかがわかりますね。

対馬雁木のアップ。

対馬雁木と福島雁木の間に、

櫂伝馬船と長雁木の案内があります。

櫂伝馬船。

朝鮮通信使再現行列。

こちらは福島雁木。

ちょうどこの時間は引き潮で、

江戸初期造営の雁木、

十一段全部が見られました!

やっぱりここでも引き潮だったか~(笑)

福島雁木アップ。

対馬雁木と比べて、

一つ一つの長さは短く、

風化具合も古さを感じさせます。

超高速で巡った、

下蒲刈蘭島文化施設の散策は、

ここまでで打ち止め(笑)

あとは、御手洗までひた走ります。

今日の収穫

松濤園近くの

無人販売所でレモンをGET!

瀬戸内地方と言えばレモン。

酎ハイに絞って入れる本場のレモンが

4個200円という破格値で

購入出来るとは!

やっぱりラッキーですね(笑)

 

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