須賀神社(福岡県福津市)
神社存続のアイディア
小さな神社は、
それ自体での存続は
なかなか大変のようです。
なので、
近くの比較的規模の大きな神社に
合祀して祭ってもらう場合も
多々あります。
そんな中、別の道で
存続されている神社もあります。
それは公民館と一体化して、
地域の集まりの場になる事です。
僕たちは、今までいくつもの
「公民館神社」(僕が勝手に命名)に
参拝して来ましたが、
これはとても良い方法だと感じています。
地域コミュニティのとして、
神社の存在を知ってもらう手段として、
また、掃除などのメンテナンスも
公民館として一緒に出来たりと、
良いこと尽くしです。
元々、「公民館」というものが
無かった時代の地域コミュニティは、
鎮守の森である
神社が担っていた事を踏まえると、
原点回帰の一つなのかも知れません。
そんな「公民館神社」の一つが、
たまたま見つけた須賀神社でした。
福津ぶらぶら
若い人はどうなのか知れませんが、
僕らの世代では、
福岡市の中心地、天神を歩き廻ることを
「天神ぶらぶら」、
略して「天ぶら」と言っていました。
今回は福津市をぶらぶらしている旅なので、
「福津ぶらぶら」、
略して「福ぶら」です(笑)
粟嶋神社を出た途中の道。
竹林が風流で見惚れてしまいます。
やよい公園。
イオンモール福津の前にある「むつき公園」
1月なのでむつき(睦月)。
先程の弥生は3月と書かれていましたので、
12月までの公園があるのでしょうか?
何も調べていませんが(笑)
須賀神社
「福ぶら」していたら
通りがかりで見つけたのが、
公民館の表示と鳥居です。
先に鳥居があるのに、
社号標ならぬ公民館標を発見。
歩道から撮影。
左側には庚申塔的なものもあって、
これで神社のエントランスの
雰囲気が出ていますが、
まだ神社か否かは判断つかず、
目の前の公民館だよりを見て、
ようやく「神社でもある」と納得しました。
「須賀神社の春の祭典・花見会」
この文字で、ここが、
須賀神社と知ったのです。
一の鳥居。
昔は境内だったのでしょう・・・
いや、今も境内でした。
それにしても
まるで御社殿のように
立派で綺麗な公民館ですね。
公民館にも関わらず、
千鳥破風付きの玄関は、
なかなかお洒落。
こちらが須賀神社本殿です。
公民館だよりの写真では、
この前で神事が行われていました。
神社の案内などは見あたりませんが、
須賀神社という名前ですから
御祭神は、素盞嗚命(すさのおのみこと)
もしくは、素盞嗚命と奇稲田姫
(くしいなだひめのみこと)でしょう。
そして、本殿よりも
大規模な建物が、こちらです。
「宗像四国西部霊場
本尊 大日如来
六郎丸 第四番」
ここは、神仏習合の地、
「公民館神社寺」でした(笑)