高鍋のクス(宮崎県高鍋町)
神社と巨木
日本一の巨木は、
鹿児島県、蒲生八幡神社のクス、
二番目は、超有名観光地、
静岡県熱海市、来宮神社のクスですが、
今回、宮崎の旅で訪問した
境内には国指定天然記念物の
大きなクスがそびえていました。
北条泰時が制定した
御成敗式目の第一条の文中、
「神は人の敬によりて威を増し、
人は神の徳によりて運を添ふ」
この「人」の部分を
「巨木」に入れ替えてみると
なんだかしっくり来ます(笑)
今回訪問した巨木、「高鍋のクス」も
その類にもれず、舞鶴神社の境内で、
500年の時を神様とともに
刻んでいました・・・。
境内から
舞鶴神社の参拝を終え、
境内北東の端っこに立つクスノキへ。
拝殿から右側へ。
御社殿右側面。
ここを回れ右すると、
目指すクスはすぐ目の前です。
クスノキの全景。
柵と手前の木があるので、
ちょっと迫力には欠ける写真かな・・
「国指定天然記念物 高鍋のクス」
案内を書き出すと、
「県内でも珍しい古木で
旧八幡神社の神木であった。
明治以降、
宮崎県山林会指定の
老樹名木となっていたもので
樹齢は五百年を超えるといわれている。
高さ16m、根回り10.3m、
目通り幹回10m余である。
地上2mの高さから
南北の二支幹に分かれている。
枝張りは東西20m。南北に28mある。
昭和20年終戦直後の台風により
幹や枝を損傷し
年々老衰が目立つようになったものの
依然として古木の風格を保っている
令和4年3月
高鍋町教育委員会」
このようになります。
僕たちが訪問したのが、
令和4年4月10日ですから
何だか僕たちがここに来るのを
見越して建てられたというか、
歓迎されている気がして、
ちょっと嬉しくなってしまいます(笑)
さらに近づいて撮影。
木が反対側に倒れないように
何箇所かワイヤーが架けられています。
ワイヤーのアンカー部。
境外から
このクスノキの撮影スポットは、
実は境外です。
まずはワイヤー(笑)
妻との大きさ比較。
これで、
このクスの巨大さと素晴らしさが
よ~く分かりますね!
近づいてもう一枚撮影。
やっぱりここから見るのが、
一番イケメンですよ(笑)