坂本八幡宮へ(令和4年春PASS旅)

 

醍醐味とスリル

福岡の大手私鉄である西日本鉄道、

通称「西鉄」の営業地域は、

福岡県だけでなく

お隣の佐賀県までという広範囲。

したがって、

一人2.650円で、

路線バス、電車一日乗り放題の

FUKUOKA 1DAY PASS」も、

佐賀駅バスセンターまで使えます。

今回はそんな恩典をフル活用し、

福岡と佐賀にまたがる

バスと電車を使った「PASS旅」を決行。

この旅、

限られた本数のバスの乗り継ぎを

いかに上手く出来るかが、

このPASSを使う醍醐味でもあり、

またスリル(笑)とも言えるでしょう。

庄~蔵本

自宅から徒歩5分でバス停到着。

庄バス停。

ここから最初の目的地、

令和の元号で有名になった

坂本八幡宮を目指します。

「FUKUOKA 1DAY PASS」と

庄バス停の記念ツーショット。

しかし・・・

ここでいきなり問題発生!

発車時刻になってもバスが見えません(汗)

次の乗り換え時間にはあまり余裕がなく、

もしここでバスが遅れすぎると、

予定を全て巡るのは不可能なのです。

ドキドキしながら待っていると、

遅れる事7分ほどでバスが到着。

良かった!

この路線、高速バスと同じ車両が多く、

クッションは良いし、

リクライニングシートだし、

まるで特急バスにでも

乗ってる気分で超快適です。

携帯電話用コンセントまで装備されて、

至れり尽くせりのサービス。

これで乗り放題の範疇とは、

ちょっと申し訳ない気分かも?(笑)

福岡都市高速からの眺望。

博多祇園山笠での

「お潮井取り」行事が行われる

筥崎宮参道先の

箱崎浜(お潮井浜)が見えています。

普段は立ち入り禁止の場所も、

バスから全景が見られるとは、

これはちょっと感動ですね!

蔵本~呉服町

予定時刻より7分ほど遅れて、

蔵本バス停に到着。

ここからはダッシュで、

呉服町バス停に向かいます。

(黄色丸が蔵本バス停、

白矢印がダッシュしたルート、

現在位置が呉服町バス停です)

呉服町~筑陽学園前

いきなりのスリルを味わうも、

無事、発車時間前に

呉服町バス停に到着。

呉服町バス停。

ここから乗るのは8時8分発、

400番甘木営業所行きです。

バスがキター!

こちらは至って普通の路線バス仕様。

都市高速からは

福岡空港国際線も見えています。

8時34分、筑陽学園前で降車。

朱雀大路

バス停から御笠川沿いに歩き、

朱雀大路を目指します。

川沿いの桜は、ほぼ満開。

シラサギちゃんもお出迎え。

朱雀大路を歩き太宰府政庁跡へ。

途中で見つけた歌碑。

案内には

「柿本人麻呂の、

「筑紫国に下りし時に、

海路にして作りし歌」と

書かれています。

人麻呂さんのお名前は

各地の神社でお見受けしますが、

ここ大宰府にも来ていたのですね。

歌碑の奥に何やら発見。

「太宰府朱雀門礎石(推定)」

案内を要約すると

「現在の朱雀大橋の

真下付近から発見され、

この礎石の発見により

太宰府でも都と同じように

朱雀門があったと

考えられるようになった」

このようになります。

礎石と妻の大きさ比較。

礎石の大きさは、

2.42m×1.62m。

朱雀門の巨大さが分かりますね。

「大宰府政庁跡」前に到着。

ここから左に折れて、

少し行くと太宰府政庁跡の左側に沿って、

坂本八幡宮への道が現れます。

参道

神社の社頭につながる道なので、

勝手に参道と書いています(笑)

参道入口付近。

すぐ左に見えるのは、

太宰府政庁に隣接する役所跡。

「蔵司地区官衙」の案内。

抜粋すると、

「大宰府には実務を行う

19の役所があったことが知られている。

その多くは政庁の周辺に

設けられていたと考えられる。

政庁の西側に位置する丘陵は、

現在、字名(あざな)から

「蔵司」(くらつかさ)と呼ばれている。

「蔵司」は、もともと西海道(九州)

九国三島(後に二島)の

綿、絹などの調庸物(税)を

収納管理する役所である。

集められた調庸物は一旦ここに納められ、

その後一部は都に進上された。」

このようになります。

周辺案内図。

紹介された名前を見るだけで、

ここはまさに歴史の坩堝なんだと

理解できます。

坂本八幡宮まであと0.3Km。

良い感じの桜のトンネル。

まだ朝9時前というのに

花見客の駐車場は、ほぼ満車。

神社が見えて来ました!

自宅を出てバスを2台乗り継ぎ、

約1時間半、

坂本八幡宮に到着です。

 

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