東大寺ミュージアム(奈良市)

 

雨なら博物館(笑)

青空が広がっていると

博物館での長居はしたくないもの。

しかし、雨が降っていたならば、

全くその逆です(笑)

今回の旅では雨という事で、

大幅な旅程変更をし、

その一つが興福寺の国宝館で、

もう一つが、今回訪問した

東大寺ミュージアムでした。

過去、何度か書いていますが、

こんなフレキシブルな(笑)

考え方が出来るようになったのは、

大雨で出雲大社の参拝を先延ばしし、

島根県立古代出雲歴史博物館

訪問した時からです。

出雲での雨があったからこそ

今回も楽しめるという訳ですね。

出雲大社の大国主命さん有難う!(笑)

南大門へ

氷室神社を参拝後、

東大寺ミュージアムへ行くために、

まずは南大門へと向かいます。

鹿たちと一緒に歩いていると

南大門が見えて来ました。

東大寺ミュージアムの案内。

千手観音菩薩立像と

日光菩薩、月光菩薩。

これで、気分も高揚してきますね!

南大門。

鎌倉時代初期のから

ここに立ち続けているのが凄いですね。

地震や雷、戦火、放火など

ありとあらゆる危険を乗り越えて、

ここで800年の時を刻んでいるだけでも

すでにご利益満載でしょう(笑)

仁王像。

東大寺のサイトには、

全面解体修理した時のお話として

次のように書かれています。

「山口県で伐採された木材が

約1年程で搬送され、

古文の記述通り、

ほぼ70日間で二体同時進行で、

造像されたことも証明された。」

山口県には東大寺の

寺領があったそうですが、

これって、山口県の方にはちょっと

誇らしい史実かも知れませんね!

阿形。

こちらは南大門裏側にいらっしゃる

日本最古の狛犬(獅子)ですが、

焦点が金網に合っていました(汗)

南大門と同じく、800年の時を経て

今ここにいらっしゃいます。

反対側。(どちらも阿形です)

門を出ると正面には、

大仏殿の屋根が見えています。

 

南大門をくぐってすぐ左が、

東大寺ミュージアムです。

東大寺ミュージアム名物?

大仏の実物大手のひら。

ここから入場。

館内は撮影禁止なので、

パンフレットを載せてみます。

右上が2年前の

リニューアル時に出来たシアター。

東大寺の歴史を数分間で、

しっかりと把握出来る優れものです。

先程の看板と同じく、

やはりここでもこの三体ですね。

実際に見ると、

やはり感動してしまいます。

こんな目録をいただけるのは、

有り難いですね。

裏側。

そして、この目録のなかで

一番の注目はこちらです。

金銀鈿荘大刀 その1(陽剣)

金銀鈿荘大刀 その2(陰剣)

これは1250年間ほど

行方不明になっていた

聖武天皇愛用の大刀で、

明治時代に、

大仏の右膝あたりから発見されたもので、

2010年に、

X線調査で実物と確定され、

世紀の発見となっています。

目の前で見ると

いきなり聖武天皇の傍にいる気がして、

なんとも言えず、興奮してしまいました。

展示を見終わって出た所のロビー。

なんだか、あっという間だったので、

「これだけ?」

な~んて妻と話してしまいました。

東大寺さん、ゴメンナサイ(汗)

今日の注目

ロビーの端に置かれていた模型に注目。

「東大寺南大門模型

製作期間 平成4~6年度

縮尺 1/20(青森ヒバ)

製作 青森県立南部工業高等学校」

このような案内があります。

東大寺では大仏殿の中に展示してある

新旧大仏殿二つの精巧な模型も

奈良少年刑務所の受刑者の作品でした。

若者たちに夢と希望、自信と誇りを

与えるであろう、このような取り組み、

素晴らしいと思います。

 

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