豊玉姫神社(佐賀県嬉野市)後編
統一感
豊玉姫神社の境内は、
何故か心が和みます。
あったか~い温泉手水も
その一つですが、
境内の「統一感」も大きな要因でしょう。
特に気に入ったのが、
茶色の「板玉垣」です。
これが、
長い参道の左右にあしらわれ、
御社殿付近、
そして、
神使である「なまず様」がご神体の
「なまずお社」でも同じものが使われ、
コーディネートの統一を感じられるのです。
神社を維持管理するのは、
僕が想像する以上に、
ご苦労があるはずですが、
このように
大切にされている感+統一感のお陰で、
僕たち二人は、
身も心も大いに癒やされ、
宮司さん、氏子さんたちには、
心から感謝しています。
境内社
本殿の左右にはそれぞれ、
比較的大きな境内社が鎮座しています。
まずは向かって左側へ。
八坂社。
金刀比羅神社。
次に本殿右側の境内社へ。
天満宮。
天満宮の本殿は、
菅原道真公(多分)の
石造ご神体がおさめられた石祠です。
大己貴命(おおなむちのみこと)。
本殿右裏側の石祠群。
ここで気になったのがこちらです。
八天狗。
合祀によってどこからか
ここに移設されたものでしょうが、
かつて八天狗社という名前だった
八天神社を祀ったものかもしれません。
人物が陽刻された石祠。
東側の石祠群。
水神様。
天照皇大神宮。
境内社巡りはここまでですが、
この背後に見えている社務所が
なんとも趣があって素敵なんです。
渋い!(笑)
そして、妻が指差したのが・・・
入母屋破風のてっぺんで
笑っている大黒様。
何だかご利益いただいた気がします(笑)
美肌の神様 なまずお社
豊玉姫神社の境内に於いて、
常に参拝者が集まり、
人気なのが、「なまずお社」です。
僕は、「人が写り込まない写真」を目指し、
タイミングを図ること数回、
ようやく「人がいない瞬間」の
切り取りに成功しました(笑)
「なまずお社」全景。
左側の案内を書き出すと
「豊玉姫神社 大神のお遣い
美肌の神様 なまずお社 お参りの仕方
【一】 「なまず様」の前に立ち
心を穏やかに整えてください。
【二】 「なまず様」に、
二礼、二拍手、一礼をしてください。
【三】 「素肌健康」「しわ退散」
「皮膚病退散」などの願いを込めて、
お手元に湧いている願い水
(聖水)をひしゃくに汲み、
「なまず様」におかけください。
(願い水は嬉野の聖水を
誘水してますので、
肌によい成分が含まれています。)
四、最後に、再度「なまず様」に
一礼してください。
※ 嬉野地区では、古来より
「なまず様」を粗末に扱ったり
危害を加えると祟りがあるので、
食用にすることさえ禁じているほどです。
この「なまず様」のご神体も
信仰の対象ですので、
大切にしていただくよう
お願いいたします。」
このようになります。
正面。
白いなまず様とご対面。
水を張った石になまず様の姿が写り、
石から御神体の「なまず様」が
浮き出て来たかのように感じられ、
ここに佇むだけで、
美肌になれそうです(笑)
なまず様のお顔アップ。
鍋島家の家紋入の湯呑も
素晴らしい演出になっていますね!
案内のとおり、
柄杓で願い水をなまず様にかけ、
妻の肌がツルツルになった所で(笑)、
豊玉姫神社の参拝は完了です。