膳所城(滋賀県大津市)

 

読めない地名

膳所と書いて「ぜぜ」。

数年前に「膳所」を知った時、

衝撃を受けたのを覚えています(笑)

日本には、

山口県の特牛(こっとい)など、

漢字と読みが

「全く一致しない地名」が

多くありますが、

クイズで出題されるとすれば、

「膳所」もトップクラスの

超難問(笑)ですね。

徳川家康が築城

関ケ原の戦いで勝利した家康が

大名達に命じて作らせた

いわゆる「天下普請」最初の城、

それが膳所城です。

瀬田の唐橋を制するものは

天下を制する」

この格言が脳裏にあったのか、

瀬田の唐橋を管理させる意味も含め、

家康はここに築城を命じたようです。

明治に入り天守はじめ

建物の殆どはとり壊され、

現在、遺構らしきものは、

ほぼありませんが、

いくつかの城門は

近くの神社などへ移築され、

江戸時代のままの姿で

残っています。

江戸時代の膳所城。

藤堂高虎の「シンプル」かつ

重厚な縄張りがよく分かりますね。

城内散策

公園の無料駐車場に車を置き城内へ。

近年建てられた模擬門。

復元?掘。

模擬門。

斜めから。

ここで妻が雄叫びを(笑)

「あ!本多さんの家紋だ!」

これは、

「右離れ立葵紋」と言うようです。

それにしても「鬼瓦」として

沢山配置されているのには、

膳所藩主として、

長かった本多家への

「愛」を感じますね(笑)

形式は高麗門。

奥へ。

膳所城址碑。

イノシシとライオンとラクダ。

何故ここに?(笑)

神社へ。

参拝。

神紋は三つ鱗。

北条氏と関係があるのかな?

お城風の建物。

浜辺・・いや湖畔(笑)

石垣跡か?

近江大橋方面。

このあたりに天守があったのかな?

本丸へ。

本丸を背にして琵琶湖を望む。

「びわ湖大津プリンスホテル」も

見えています。

天守閣跡の碑。

芭蕉の句碑(真ん中)。

「湖や

暑さを惜しむ

雲の峰」

案内は以下の通りです。

「元禄七年(1694)六月中旬、

芭蕉翁は、膳所の能太夫遊刀の家で

この句を作りました。

膳所義仲寺ぎちゅうじの無名庵に

最後に滞在していたときのことです。

琵琶湖の上に、

高々と立ちのぼっている雲の峰は、

夕方の涼しい風が

吹き渡ってくるようになっても、

まるで昼間の暑さを

惜しんでいるかのようである。

湖と雲が演出する雄大な景色が、

目に浮かびます。」

Wikipediaによると

義仲寺は木曽義仲のお墓がある

大津市内のお寺で、

芭蕉の遺言に従って

お墓は木曽義仲のお墓の

隣に建てられたそうです。

芭蕉さん、木曽義仲への強い思いが

あったのでしょうか?

めっちゃ気になりますし、

お墓にも参ってみたいものです。

なんだか膳所城の訪問で、

思わぬ副産物をGETしました(笑)

滋賀県戦没者英霊塔。

滋賀県の戦没者の皆様に参拝。

模擬門前にてツーショット。

これにて膳所城の訪問は完了です。

今日の気になるもの

妻が見つけた木の実。

松の木の枝に・・

まるでフルーツみたいな実が!

松ぼっくりなんでしょうか?

そしてふっとその下を見ると・・・

ミカン?

いや、

テニスボールでした(笑)

 

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