2021/01/01
シティ屋上ひろば(大分駅)
現代版「神仏習合」の地
JR大分駅の「シティ屋上ひろば」には、
お寺と神社が仲良く鎮座しています。
JRの駅でこんな場所を体験出来るなんて、
なかなか珍しいことでしょう。
博多駅の屋上にも神社はありますが、
お寺は無かったかと思います・・・。
こんな現代版神仏習合を
体験させていただける
大分駅ならびに大分県の繁栄を
願わずにはいられませんね!
大分駅
帰路、僕たちが乗るのは、
大分駅19:11発の
特急ソニック54号。
まだ、1時間ほど余裕があったので、
以前から気になっていた
大分駅の屋上へと向かいます。
大分駅のイルミネーション。
数年前に見た時にくらべ、
かなり簡素化されているのは、
やはりコロナの影響でしょうか・・・。
夢かなう ぶんぶん堂
エレベータで屋上へ。
屋上。
まずは、お寺の参拝へ。
ここからがお寺の境内です。
梵鐘も完備。
正面に到着。
本堂の名前は、
「夢かなう ぶんぶん堂」。
会津若松市の国指定重要文化財、
「さざえ堂」と同じ構造です。
案内の一部を抜粋すると
「建立に際して奈良・興福寺僧侶によって
落慶法要も行われた由緒あるお堂です。
堂内には彫刻家、籔内佐斗司氏製作の
七福神が配置されており、
上りと下りが交わることのない
二重らせん階段を進み
頂上の太鼓橋では頭を垂れて
渡る構造となっています。」
このように書かれています。
奈良の興福寺が魂を注入し、
同じく奈良の「せんとくん」の作者が
七福神を配置、
しかも、
まるでコロナを予言したかのような
人とは絶対にすれ違わない
一方通行の二重らせん階段と
これだけで、既に夢は叶ってしまいそうな位
ありがた~いお堂です。
まずは参拝し、上ります。
「恵比須童子、大富久を釣る」
「大黒天」
「弁財天」
「毘沙門天」
頂上付近から大分駅前を臨む。
シティ屋上ひろば方面の景色。
夢かなう ぶんぶん堂、
想像以上に魅力あふれるお堂でした。
鉄道神社
次は神社です。
鉄道神社の社頭。
大分は豊後の国、
だから「豊門」なのかな?
鳥居が沢山。
ここでは、博多駅と同じく、
籔内佐斗司氏製作の童子像が
歓迎してくれます。
最後の鳥居をくぐって本殿へ。
素晴らしい本殿ですね!
この本殿には心に響く
ストーリーがありました・・・
大分駅のシンボルだった雌雄の楠、
その楠から作られたのが、
昭和40年建立のこの本殿なのです。
また、Wikipediaによれば、
「1912年(明治45年)春、駅前に
2本のクスノキが植えられた。
このクスノキは柞原八幡宮の参道に
育っていたものとも、
府内町(当時は唐人町)にあった
郡役所の前庭に
植えられていたものとも言われる」
「この神社には、豊後国一宮である
柞原八幡宮の分霊が勧請されている。
前述の通りクスノキの由来には
諸説があるが、
仮に柞原八幡宮の参道に
あったものであるとすれば、
柞原(ゆすはら)八幡宮参道のクスノキで
作られた社に柞原八幡宮の分霊が
勧請されたことになる。
なお、伐採されたクスノキからは
2面の能面も作られ、
駅長室に飾られている。」
7~8年前だったでしょうか、
妻と二人で、柞原八幡宮へ参拝した折、
楠としては日本で8番目に大きいとされる
巨大なクスノキに出会ったのを
今でもよく覚えています。
(妻は忘れているはず・・笑)
伐採された楠も
こんなにまで大切にされて、
さぞかし喜んでいる事でしょう。
今日の自分土産
大分の名産って鶏?
でもお菓子がいいので、
こちらにしました。
大分県産、「甘太くん」100%使用、
甘太スイートポテトケーキ。
期待以上の美味しさでしたよ!
特急ソニック54号が入線。
2時間半で自宅です。
本日の奇跡的な出来事
自宅へ帰る途中、
僕たちの前にいた
車のナンバーを何気なく見ると、
「○○333
○ ・9 22」
(地域名と平仮名は、伏せ字にしています)
今年の妻のラッキーナンバーは「3」、
妻の誕生日は9月22日。
これって、間違いなく奇跡でしょう!