2018/01/04

姫路城(2017年初詣の旅)(兵庫県姫路市)後編

 

生かされる運命は人もお城も同じ

本人の努力とは無関係に「運命」という

見えない力は時に優しく、時には残酷です。

戦国末期、徳川家康は生かされ、

信長、秀吉はその権勢を

全う出来なかったことは「運命」の采配

だったのかと思ってしまいます。

結局、家康が天下をとったから

今の日本はあるのです。

そして、今回訪問した姫路城が、

平成の世の中に人々を楽しませてくれ

歴史を伝えてくれるお城となったのは

「運命」に選ばれた城だったからでしょう。

400年間もの間、地震や落雷などの天災で

倒壊も焼失することもなく、

江戸幕末期、明治新政府軍に包囲され

姫路城への総攻撃は不可避と思われた時も

間一髪逃れられ、

太平洋戦争末期、

姫路市が焼き尽くされた姫路大空襲の際、

天守に爆弾を落とされた時でさえも

運良く爆弾は「不発」で焼失せず、

全ての災いから生き残って来たのは

やはり運命というか姫路城の「天命」

だったのでしょう。

天に選ばれし美しいお城、姫路城。

その選ばれし城に遂に初登城です!

姫路城天守へ

桜門橋を渡り、大手門から天守へ向かいます。

「天守閣」という言葉がお城の象徴である

一番高い建物に対して使われますが、

実際のよび名は「天守」ということを

知ったのはつい最近です(笑)

大手門をくぐります。

少し行くとこんな光景が!

広場の向こうにそびえる姫路城。

テンション上がってきますね!

写真も撮り過ぎます(笑)

ここが無く子も黙る関所(入場券売り場)

しかし…

元旦は無料なので、フリーパス!!

1000円の登閣料金がタダ!

二人で2000円もの恩恵に

いっそう姫路城愛も深まります(笑)

これぞ「元旦にしかできない旅」

ですね!(笑)

定番アングル、やっぱ美しい!

白鷺城とは良く言ったものですよ。

途中の門には正月飾りも掛けられています。

素晴らしいのひと言、

息を飲むとはこんな感じなんでしょう!

国宝、姫路城バックのツーショット。

登城途中にあった、

明治初期の鳥瞰図(鳥の視線から見た図)

こんなのがあれば昔を知る事ができて

楽しいですよね。

お城は目の前ですが、

行列も長く、到着までは1時間ほど。

しかし、見どころが多い姫路城を

ゆっくり見て撮影できたので、

この並んでいる時間は

とっても有意義に使えますね!

「にノ門」

「ほノ門」

頭を打たないように

柔らかいものでガードされています。

屋根瓦には城主だった人たちの

家紋が入っています。

揚羽蝶(あげはちょう)は、

今の姫路城を作った池田輝政の

「池田氏」の家紋のようです。

僕たちは旅先で蝶をみかけると

妻のおばあちゃんだと思って

とっても嬉しくなります。

なるほど〜真冬の姫路城にも

瓦の蝶になって来てくれていたんだ〜!

いよいよ天守間近!

そして、ついに登城です。

人、人、ひと〜(笑)

詳しいお城の構造の案内もあります。

以前行った同じ現存天守

(江戸時代から残っている天守)の

松本城と比べて、

圧倒的な「豪華さ」「空間の広さ」

「柱の太さ」を感じます。

なんか「権力の中枢にいる殿様の城」

という感じがするのです。

(中枢かどうか調べてはいませんが)

そして、ここからの眺望がまた圧巻!

城郭自体が大きく、

天守の周囲にある白壁や櫓と

遠景のコントラストが素晴らしいのです。

次に刑部(おさかべ)神社を参拝。

全国のお城でも

天守最上階に神社があるのは

姫路城くらいのものでしょう。

「刑部大神」の神額。

以前は城内にあったものが明治になって、

この天守最上階に遷座されたようです。

火災や空襲からも守ってくれたこの神様を

「姫路城の守護神」と書いてありますが、

まさに言い得て妙ですね!

元旦早々素晴らしい神様にご挨拶出来るとは

この一年幸運続きに違いないはずと

二人で喜んでいました。

(実際にラッキーな一年でしたよ)

最上階から見る姫路駅方面の景色。

天守六階の案内図に

稲妻のような光が射して見えるのが

なんかいい感じです!

大空間と大きな柱は姫路城の象徴です。

姫路城の素晴らしさに感動しながら

天守から外に出た僕たちを

待っていたものは…

こんな神々しい雲でした!

この光景に超感動の僕たち。

今日、この時間、

ここに来て本当に良かったと実感!

夕陽も見られて言う事なし(笑)

そして、その夕陽に照らされた姫路城も

また美しいのです!

雲も相変わらずこんな感じで

姫路城にいる僕たちを

楽しませてくれました。

石垣も入れて撮影。

赤く染まった白鷺城(姫路城)は

真っ白なものとは違う神々しさですね!

もちろん、ここでのツーショットも

欠かせません!

二人とも夕陽で顔が真っ赤です(笑)

その後見学したのが、こちらの石。

古墳の石棺を利用した石垣。

備前門の入り口右側の石がその一つです。

この付近の古墳は破壊されたようですが、

まさか古墳時代の人も自分たちの作った

石棺が1000年も後に再利用され

お城の守りの一角をにない、

1400年後には、

平成の人々の観光にも寄与するとは

思ってもみなかったことですよね(笑)

そして、最後の名所

「お菊井」

井戸ではなく「井」となっています。

播州皿屋敷伝説で有名な

「一枚、二枚…八枚、

九枚…一枚足りない」と

「お菊」の幽霊が

お皿を数えるという井戸。

さらっと見学完了です。お皿だけに(笑)

姫路城からの帰り道、桜門橋で見た景色。

ここに差しかかる少し前に

歩いている僕たちの上空を白鷺が数羽

まるで、僕たちを見送ってくれるかのように

飛び去っていったのです。

白鷺城で、白鷺に見送られるとは

もう言う事無し、感動しっぱなしの

初姫路城でした。

 

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