草部吉見神社(熊本県高森町の旅)
ここにもアニメが!
僕はアニメにはあまり興味が無いのですが、
最近はどこに行っても
萌キャラと出会います(笑)
もはや日本=萌キャラ国と言っても
過言ではないかも知れません。
今回参拝した草部吉見神社
(くさかべよしみじんじゃ)で、
まさかアニメとの遭遇があるとは
思っても見ませんでしたが、
遭遇したらばあとは楽しむだけですね。
草部吉見神社へ
高森町の中心地から車で30分ほど、
宮崎県の高千穂町へと向かう
国道325号線の県境5Km手前ほどに
草部吉見神社は鎮座しています。
お腹が減って限界に達していた僕たちは、
神社手前の奥阿蘇物産館という
ドライブインで昼食をとる事に。
と言ってもドライブイン横の駐車場で、
妻の作った弁当を食べたのですが(笑)
ここで、熊本名物の「いきなり団子」をGETし、
これで、おやつの準備は完璧です。
ここから1分ほど走ると右手には、
神社の案内版が見えてきます。
クリスマスイルミネーションの名残でしょうか。
サンタとスノーマンが、
灯籠に乗っけられています。
神道とキリスト教のコラボレーション、
八百万の神で、どんな宗教にも寛容な、
神道ならではの光景ですね。
境内入り口。
神武天皇の第一皇子が御祭神。
下り宮とは、階段を下った所に
本殿がある神社の事で、
ここで、三大下り宮とされているのは、
ここ草部吉見神社と、
宮崎県の鵜戸(うど)神宮、
群馬県の一之宮貫前神社
(いちのみやぬきさきじんじゃ)です。
神武天皇の皇子が、
池にいた蛇を退治した場所が、
今の神社になっているそうです。
そして、ここで萌キャラ発見(笑)
熊本ではアニメ漫画を生かした
町おこしを進めていて、
その一つが、この人気声優の声での
観光名所の音声ガイドです。
まずは、QRコードを読み取り、
声優、島崎信長と釘宮理恵の
好きな方の声を選び、
案内をしてもらう流れになっています。
アニメで町おこし、
上色見熊野座神社もアニメから火が付いて
全国区になった事を考えれば、
いいと思います!
下り参道の向こうに拝殿が見えます。
一直線。
ジェットコースターなみの
角度がありそうです(笑)
拝殿も間近。
手水舎。
拝殿、本殿
無事、お手水を終え、
さて、参拝です。
拝殿。
ここで、すぐに参拝・・・とは行かず、
目に飛び込んできたのがこちら。
素晴らしい!!
木の皮で作った干支のイノシシですよ。
今にも猪突猛進しそうな姿、
誰が作ったのかこのリアル感、
良いもの見せてもらいました!
イノシシに感動しながら参拝。
左奥が本殿、右が拝殿。
本殿。
なかなか素敵な彫刻が施されています。
立体的で細やか。
猿の足の裏までも
神経が行き届いていて
凄いと妻が言っていました。
ここで、またもや
素晴らしいものを発見しました。
木造の本殿狛犬。
なんだ、この可愛らしさ!!
まるで招き猫のようです(笑)
横からの姿も凛々しいですね。
反対側の阿行の狛犬を見に行くと・・・
あれ~
壊れています・・・顔が(汗)
それでも、ここで神様を守る
けなげな姿は、やっぱり可愛い!
神楽殿
草部吉見神社にも
岩戸系の神楽が伝承されていて、
神楽殿までも完備されています。
神楽殿。
奥には「御神木の枝」が、
綺麗に手入れされて祀られています。
よく見ると、陰陽にも見えますので、
それもあって
崇められているかも知れません。
また、この枝は、
この木の幹の一部ではないかと・・・
石段下、拝殿前の切り株。
少し前の神社の写真には、
この木の存在が写っていました。
何らかの理由があって、
切り倒すしかなかったのでしょう・・・
その一部が「御神木の枝」となり
祀られているのかも知れません。
(あくまでも推測です)
草部吉見神社の御神木
切り株のご神木とは別に、
さらに大きなご神木がここには
そびえ立っています。
本殿横の傾斜地に立つ大杉。
ここは杉林の中ですが、
こちらは群を抜いて、立派な杉の木です。
まるで本殿の背後から
御祭神を見守るかの如く、
枝葉は本殿側に多くあります。
妻と太さの比較?
いえ、御神木からパワーを貰う妻。
こちらは正真正銘大きさの比較です。
塩井社
なぜ、塩井社なのかは、
不明ですが、ここには池があり
社頭にあった楠木ヒバリ(声優は釘宮理恵)の
ガイドによれば、
ここに住んでいた蛇を退治した時に
蛇から流れ出た血がこの池になったそうです。
鳥居をくぐり階段を降ります。
蛇の血で出来た池の割には、
のどかな風景ですね。
お~今も生きていたのか、蛇め~!(笑)
ここから流れ出る水は、
御神水となっていて、
不老長寿の水と書かれています。
ここがその大元。
澄んでいて、とても綺麗な水が、
たたえられていますね。
拝殿前で写真を撮ったあと、
階段を登って神社を後にします。
帰りは上りで、心臓破りの階段!
思わず、
行きはよいよい帰りは怖い・・・
民謡「通りゃんせ」を
思い出してしまいました(笑)
足手金神
境内を出ると目の前にあるのは、
付近の神社の案内板です。
三郎神社!
北島三郎を祀っているはず・・
いやそんな~(笑)
とりあえず歩いていくと
すぐ見えてきたのが、
パイプの鳥居です。
草部吉見神社から徒歩1分。
右側が草部吉見神社の社叢です。
「足手金神」
何の神様でしょうか?
古い祠には、やはり
足手金神と彫られています。
調べてみたら足手荒神という
手足の神様と同等ではないかという
結論に至りました(笑)
「荒」が「金」と書かれているだけで、
どちらも「こうじん」と読むのではと推測。
そして、この神様には自分の
足型や手形を奉納して、
足が治癒しますようにとか
祈願するそうです。
その足型で思い出したのが、
草部吉見神社参拝前に
腹ごしらえした、奥阿蘇物産館にあった
亀のオブジェです。
全部靴の底とかヒールなどで
作られています!
亀の顔。
甲羅から足の部分。
まさか、足手金神との
関係があるなんて事は
考えられませんが、
こちらも足を大切に、
物を大切にする精神において、
足手金神と通じるものはあるようですね!