2019/01/12
御館山稲荷神社(2019年初詣の旅)後編
神社の企業努力
神様を祀っていても
ただ待っているだけでは崇敬者や
参拝者は増えません・・・
俗っぽい話ですが、
やはり企業努力している神社は、
大いに繁栄しています。
僕は以前、
太宰府天満宮で奉職した経験がある
宮司さんのお話を聞いた事があります。
それは
「今の太宰府天満宮があるのは、
昔、無名だったころから神職さんの
人並み外れた企業努力の賜物なんです、
ただ菅原道真公が祀られているから
多くの参拝があるのではないのです。
勿論今も日々努力されていますよ」
目からウロコのお話でした。
だから僕は神社を参拝していても
いつもその話を思い出すのです(笑)
御館山稲荷神社のおもてなし
参道に掲げられた看板です。
和紙のお守り!
素晴らしい企画をされていますね!
神棚の進化系ですね!
お洒落に神様を祀る。
こちらも現代にマッチした
有り難い提案です。
やはり僕はここに大注目(笑)
以前福井県を旅した時、
越前和紙の神様を祀った
大瀧神社に参拝した僕たちですから、
越前和紙のお守りは
授与していただくしかないでしょう!!
そして、社務所へ・・・
なんじゃこりゃ~!
社務所というよりも老舗のお菓子屋さん?
いらっしゃいませ!
な~んて聞こえてきそうです(笑)
無事、越前和紙のお守り
「福」をいただきました。
そして、御朱印をいただこうと
僕がキョロキョロしていると
参拝客でごった返す中、
通りがかった巫女さんに妻が声をかけ
こちらを授与していただいたのです。
素直で美しい文字!
超多忙な中、笑顔で御朱印を
引き受けてくださった巫女さんの対応
見習わんといかんですね。
益々、御館山稲荷神社の
ファンになりました(笑)
そして、次はおみくじです。
僕の運勢は吉。
旅はダメと書いてありますね(汗)
物を大切にします!
そして、妻は・・・
同じく「吉」
しかし、旅は「よろし」!
これでプラマイゼロ(笑)
そして、今年に入って
会社では目上の人に
助けられる事が多いそうですから
おみくじは当たっていましたね。
妻は四六時中拝んでいる人なので、
この教えは問題なくクリア出来るでしょう。
ここでツーショットも撮影。
社殿前からの眺めも
こんなに素晴らしいのですが、
ここからさらに山頂に展望所があるというので、
行ってみることにしました。
御館山展望所
神社から山頂までは、
徒歩7~8分ほど。
やっぱり古い石段は、
情緒あっていいですね。
昔は展望所ではなく祠とか
お寺とか奥宮みたいなものが
あったのかも知れません。
石段は木の根っこと
同化している部分もあり
やはり江戸時代は、
お寺として存在していた
名残に見えますね。
途中から比較的新しい階段が
整備されていて、
何故か真ん中の樹木だけを伐採せず、
両脇を通る形にしてあります。
展望所発見!
木製は耐久性ではコンクリよりも
劣るのでしょうが、
木のぬくもりというか、
特に寒い冬の訪問者の心を
ホッとさせてくれます。
遠く橘湾まで見渡せます。
その時、「特急かもめ」らしきものを発見。
長崎新幹線開通と同時に、
長崎本線の特急は廃止され
ここから特急が走る風景は見られなくなります。
境内社
展望所から降りて、神社を通って
山を下りる途中にあるのが、
いくつかの境内社です。
お寺時代の名残の仏像。
古い石の上の祠。
岩を御神体とする社。
この山には巨岩や巨石が
ゴロゴロしていて、
それだけを見ても霊験あらたかな山
という雰囲気が漂います。
車道横の石垣も江戸時代から
あるような古さを感じます・・・
この辺りはお寺のお坊が
存在していたのかもしれませんね。
帰路へ
帰りは下りですから
かなり足も楽です(笑)
軽快とまではいかないものの
足を絡めて転倒することもなく
無事、下界へと降りてまいりました。
諫早駅西口に到着。
長崎新幹線が開通すると
こちらが新幹線ホーム側となるようです。
往路は、大村湾側を通る
大村線で諫早まで来ましたが、
帰りは反対側の有明海側を通る
長崎本線経由となります。
普通列車ながら、
鳥栖駅までは乗換なしという
願ったり叶ったりの電車です。
おまけの話
行きがけ、早岐駅から乗った
大村線の列車内で、
僕たちが黒糖ラテと
チップスターチェダーチーズを
満喫していた向かいの席で、
パンを食べていた母子三人連れを
僕たちが最後に降り立った古賀駅で
妻が見かけたそうです。
きっと、同じ切符で全く同じ乗り継ぎで、
長崎観光でもしたのでしょう・・・
だって、この「お年玉乗り放題きっぷ」
大人1枚2300円を買えば、
子供料金はたったの200円だし
二人分買っても400円なんですから。
母子三人2700円で、
長崎の旅を満喫させてくれるJR九州、
素晴らしいと思います!