丹生神社(佐賀県嬉野市)

 

御由緒

丹生神社の案内によると

「御祭神

罔象女神(みつはのめのかみ)

御由緒

馬場下宮ノ元に罔象女神を御祭神とする

丹生神社が有り、塩田川沿いの

丹生神社の総本宮である。

元明天皇の御代和銅二年

右大臣藤原淡海の奏請により

勅使下向社頭を

紀井国高野丹生山に造営し、

罔象女神を祀った。

仁明天皇承和二年肥前国塩田郷に

御遷座し馬場主殿を神主とし、

今日に至っている。

往昔は藤津の宗廟として、

朝廷の尊崇深く塩田川流域の

住民の信仰を厚くした。」

このように書かれています。

Wikipediaによれば、

ここで出てくる藤原淡海とは、

藤原不比等のこと。

大化の改新で有名な

藤原(中臣)鎌足の次男で、

(天智天皇の落胤説もあり)

光明皇后のお父さんです。

参道

吉浦神社から車で10分、

丹生神社の社頭に到着。

石橋を渡り境内へ。

皇紀2600年記念の、一の鳥居。

昭和15年(1940)の建立です。

もう一つの石橋を渡り二の鳥居へ。

二の鳥居。

神額には「正一位丹生大明神」の文字、

そして、鳥居の柱は

三つのパーツに分かれる

肥前鳥居の形式なので、

江戸時代の建立と推定されます。

参道左の神楽殿。

「佐賀県神社あるある」ですね(笑)

次に手水舎へ。

立派な手水舎。

手水鉢は盃状穴が彫られた古いもの。

手水舎向かいの七福神。

御社殿

石段を上り御社殿へ。

両脇に狛犬の台座らしきものを発見。

主様は、戦時中、

金属供出されたのかも・・・

三の鳥居。

こちらも神楽殿同様に

佐賀の神社の多くで見かける「神馬」。

対になる神馬は、新し目です。

拝殿。

向拝の起り破風(むくりはふ)は

掛川城二の丸御殿と同じ形式ですね。

拝殿前の狛犬。

吽形。

拝殿前に建つ

明治二年の拝殿再建碑。

これはちょっと珍しいかも?

参拝。

賽銭箱がめっちゃお洒落なので、

いつ頃奉納されたかが

気になりましたが、

賽銭泥棒に間違われそうなので、

裏側の確認はしていません(笑)

150年前の天井絵かな?

こちらの神額も古木を使い、

なかなか素敵です。

拝殿左から本殿へ。

本殿石垣は、

鳥取県の大神山神社奥宮で見て以来の

珍しい亀甲積みですよ!

佐賀の石工といえば、

肥前鳥居、肥前狛犬で有名な、

砥川石工(集団)ですが、

この流れで、高度な技術がここにも

伝わっているのかも知れませんね。

本殿横から。

参拝後、ツーショットで〆。

今日の癒やし

境内を散策していた時

飛んできた赤とんぼが、

地べたで寛ぐ姿に癒やされました。

吉浦神社のアカタテハ同様、

季節外れに姿を現してくれた赤とんぼ、

きっと妻のおばあちゃんの化身です・・・。

 

  関連記事 - Related Posts -

 

  最新記事 - New Posts -

 

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください