村田清風記念館(山口県長門市)
郷土の偉人
学校の教科書に登場する
歴史上の人物名は、
偉業を残した人の、ほんの一握りで、
社会人になる為に知っておく最低限の
知識だと思います。
僕もその教育を受けた一人ですから
有名人(笑)しか知りませんでした。
ところがここ数年、旅をしていると
「郷土の偉人」達によく出会います。
そして、その人物の記念館なども
多く建てられていて、
内容もかなり充実している事に
ようやく気づいたのです。
これだけネットやSNSが発達した現代でも
「郷土の偉人」までは、
まだ手が回っていないようですね。
僕は正直、「村田清風」という名前、
「なんか聞いたことがあるけど、
絵描きさんだったかな?」
という位に全く間違った知識しか
ありませんでしたが、
村田清風記念館のお陰で、
この方が、絵描きさんでなく、
幕末、五人もの藩主に仕えた
武士であり学者であり、
藩政改革の主導者である事を知ったのです。
センザキッチン
仙崎+キッチン=センザキッチン。
こんな語呂合わせで、
この名前が決まったのかどうかは
知りませんが、
あまりにも素晴らしいネーミングに
思わず唸ってしまったセンザキッチン。
村田清風記念館に行く前に、
ここで自分たち土産を物色です。
捕鯨の町である長門市を象徴する
クジラのオブジェがセンザキッチンの
ランドマークです。
新鮮な魚をはじめ海の幸が満載です。
今回のお土産はこれ。
酒の肴に最高でした!
清風神社
センザキッチンから車で5~6分、
村田清風記念館に到着するなり
目に入って来たのが、
同じ敷地内に鎮座する
清風神社の鳥居です。
記念館に入る前に
神様(村田清風)に
先にご挨拶しておきます。
参道。
本殿に参拝。
村田清風記念館
神社のお隣に移動し、
記念館に入ってみます。
正面。
顔出しパネルはやってみる主義(笑)
村田清風がマスク姿で出迎えてくれました。
人物相関図、村田家家訓など。
九つある家訓のうち、
一つを除きすべて
やってこなかった僕です・・・(汗)
館内で写真撮影可能な場所は、
基本エントランスのみなので、
パンフレットを撮影してみました。
第一展示室、第二展示室を観覧する前、
職員の方が、別室のミニシアターで、
村田清風のビデオを上映してくれたのですが、
これが素晴らしく分かりやすいもので、
村田清風という方の一生を
よく知る事が出来ました。
これから行く方がいらっしゃるならば、
是非ビデオを見てから、
展示を見る事をお勧めします。
清風キャラバン
清風神社の社頭に建つ二つの案内板。
注目したのが右側の
「清風キャラバン」と書かれた
小さな看板です。
要約すると、
「少年時代、
ここから萩の明倫館まで毎日
21kmの道のりを歩いて往復し、
その後、藩の財政改革をやり
吉田松陰などにも影響を与えた
村田清風先生の
遺徳を後世に伝えるため
小学生、中学生を中心に
キャラバン隊を構成し、
萩から三隅までの21kmを
一日がかりで歩くもの」
このように書かれています。
素晴らしい行事ですね!
僕が小学生だったら
逃げ出しそうですが(汗)
関ヶ原で奇跡的な生還を遂げた
島津義弘公の偉業を伝える、
鹿児島県の「妙円寺詣り」と同じ趣旨ですね。
妙円寺詣りも徒歩で20Kmというのが、
なんか不思議なご縁を感じます(笑)