2022/08/10

白山(はくさん)神社(福岡県飯塚市)

 

神社名の読み方

神社の名前が漢字で書いてあっても

読み方が分からない場合が

かなりあります。

これは神社名だけでなく

全てのものに言えることですが、

間違いやすい漢字には

必ずふりがなを付けるという法律があれば

僕は何十年も悩まなくて良いのですが(笑)

ここ白山神社も「はくさん」「しらやま」と

同じ漢字の同じ神様を祀った神社でも

大きく二通りの読み方があり、

白山神社に出会うたびに読み方で、

立ち止まってしまいます(笑)

僕たちが訪問した白山神社は、

ご分霊を勧請した石川県鎮座の

白山比咩(しらやまひめ)神社と同じ

「しらやま」のようです。

(確定した裏付けを見つけていません)

本当に漢字って、奥が深いものですね。

※2022年8月10日追記

地元出身の方からご連絡をいただき、

「はくさん」と読むことを

教えていただきましたので、

表題の仮名は「はくさん」と

訂正しました。

ご連絡いただいた方には、

心から感謝しています。

白山神社へ

飯塚市の中心から少し南に行くと

白山神社が鎮座している

上三緒(かみみお)に着きます。

駐車場は拝殿の裏ですが、正面から

入り直して参道を進みます。

室町時代末期、加賀の国から

鎌倉の合戦に出陣して敗れた

白神玄蕃(しらかみげんば)公は、

この上三緒の地にたどり着き、

背負っていたご神体を

この地の氏神として祀ったのが

白山神社のはじまり。

筑豊神様戦隊ジンジャーより抜粋

長い年月を風雪に耐えて来た

倒立の阿形(多分)の狛犬。

吽形は原型をとどめています。

鳥居。

ここにまとめられた

庚申塔(こうしんとう)たち。

江戸時代、庚申信仰に基づいた石柱は

街道のいたるところにあったそうですが、

廃仏毀釈と同じく明治政府が

神道擁護のためかなり撤去したそうで、

それらの生き残りや、

その後の開発で撤去されたものが、

このように神社にまとめられ

移設されているようです。

庚申の「申」は「猿」に通じ、

神道では猿田彦大神に結びつく事で、

「猿田彦大神」と書かれた庚申塔が

神社にはたくさんあるのです。

太鼓橋と現代の橋が並んでいます。

壊れる危険性も考えつつ、

通行止めにするまでもないが、

念のため

新しい橋も作っておこうか…

そんな宮司さんの優しさを

感じてしまった僕です。

拝殿が見えて来ました。

天保と書いてあるので、

江戸時代末期の狛犬です。

これだけ頭の大きな狛犬を

途中補修はしているとは言え、

このように立たせた状態で、

150年以上保たせる

石工の技術は凄いですね!

拝殿にて参拝。

御祭神は和合の神、結びの神、

菊理姫命(くくりひめみこと)と

イザナギ、イザナミのご夫婦神。

蟇股(かえるまた)の装飾が、

強面のうさぎちゃん?(笑)

本殿の彫刻も立派です。

このあとは境内社へ参拝。

スサノオを祀った須賀社、

水の神様、貴船社。

海の神様、志賀社。

天照大神を祀る大神宮。

この神社の感想は、

江戸時代など古いものが

いくつもあって、歴史を感じる事。

そして、この辺りが村だった頃から

氏子さんたちに崇敬されてきた

神様なんだな〜っというものです。

それにしても意外と福岡に

白山神社ってあるんですね!

これで、白山神社の参拝は完了です。

今日の御神木

大神宮横の御神木の楠。

樹齢は250〜300年位で、

あと200年ほどすれば

巨木の仲間入りが出来ますから

このままずっと成長して欲しいものですね!

 

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