出羽三山神社(羽黒山)三神合祭殿

 

ビフォーアフター

出羽三山神社の中心部に入った時、

強い雨はさらに激しさを増し、

全身濡れまくってしまい、

境内散策というよりも

滝行(笑)の様相を呈して来ました。

三神合祭殿で参拝を終え、

足首から下は水溜りと一体化するほどの

ずぶ濡れ状態・・(汗)

その後境内社を2社ほど参拝し、

少しすると

急に雨が上がったのです。

晴れから曇ると気分は下がるのに、

大雨から曇りになると

めっちゃ気分が高揚するという、

人間の便利な思考能力のお陰で、

大雨だった出羽三山神社参拝は、

「いい事だらけの記憶」として、

刻まれています(笑)

ということで、

ここでの写真は、

ビフォーアフターで構成してみました。

手水舎〜両部鳥居

天宥社、松尾芭蕉像を巡り手水舎へ。

「大越家さざれ石 自説」

案内には、

伊吹山産のさざれ石で、

大越家は「言わず語らず」の

創生集団であり、

山伏の最高位は大越家法印であるなど

出羽三山神社の歴史との関わりが

深い事などが案内されています。

「さざれいし=伊吹山」という構図、

ここでも生きていますね!

趣のある手水舎。

手水完了・・

というか、

もはや全身濡れまりの禊状態なので、

不要だったかも?

羽黒山のご案内。

両部鳥居の姿は水面に(笑)写り、

大雨ならではの雰囲気で、

出迎えてくれます。

境内案内図。

お邪魔します!

鐘楼・梵鐘

鳥居をくぐると・・・

大雨で視界は100m(笑)(ビフォー)

こちらはアフター。

茅葺切妻屋根の鐘楼と参集殿の千鳥破風が、

何となく一体化していて、

良い眺めになっていますね!

世界平和塔。

美しい切り込み接ぎの

石台座だけは古そうなので、

元の「主さん」は、

青銅製の燈籠か何かで、

廃仏毀釈や金属供出で、

おられなくなったのかも知れません。

梵鐘(ビフォー)

この辺りに来ると、

雨は一層激しくなり、

梵鐘見学どころではない中、

妻はいきなりこんなポーズで、

乗りまくっています。

Number_i(ナンバーアイ)の

「BON」を踊る妻。

「ボンショウ」なので「ボン」!

但し、歌の内容は、

「盆栽」の「ボン」なんですね(笑)

梵鐘(アフター)

神社のサイトには、

下記のような説明があります。

「(山形三代藩主)最上家信の寄進で、

元和4年(1618)再建した。

山内では国宝五重塔に次ぐ古い建物である。

鐘は建治元年(1275)の銘があり、

古鐘では、東大寺・金剛峰寺に次いで

古く且つ大きい。」

家信さんは義俊という名前でも知られ、

僕たちは山形市、光善寺のお墓にも

お参りしています。

鐘楼寄進の数年後、

最上家は山形藩57万石を改易され、

その後、山形藩は分割され、

庄内藩主、酒井家の誕生へと繋がります・・

池の間の陽刻。

右はハートマーク?

いや鎌倉時代にそんなものはないか(笑)

三神合祭殿

ここからが大雨の真骨頂です(笑)

合祭殿右側(ビフォー)

この日撮影に来ていたクルー達も

恨めしそうに天を見上げています・・

合祭殿右側(アフター)

撮影クルー達の動きも活発になり、

何とか撮影開始出来そうな雰囲気です!

合祭殿左側(ビフォー)

こちらの撮影クルーも

お手上げ状態で待機中。

合祭殿左側(アフター)

文政元年(1818)に再建されたもので、

茅葺き屋根の分厚さは

見応え十分ですね!

合祭殿正面(ビフォー)

土砂降り状態が一番よく分かる一枚かな?

 

合祭殿正面(アフター)

狛犬と共に天候回復を喜ぶ妻。

吽形。

参拝。

月山神社を真ん中に、

左は湯殿山神社、

右には「出羽神社」の神額が

掲げられています。

海老虹梁(えびこうりょう)の上には、

僕たちを睨みつける神様が・・

やはり不審者にしか見えないか(笑)

こちらはさらに目が光っています。

妻がめっちゃ気に入った

龍神様のご朱印帳。

見開きには「出羽三山」の印が押され、

ワクワクしますね!

こちらも達筆で素晴らしい!

鏡池

次に鏡池(御手洗池)へ。

合祭殿前から遥拝所方面の眺望。

案内によると

この池からは600面ほどの

銅鏡が出土したそうで、

池への「納鏡」という風習は

各地にあるものの、

このように大量に出たのは、

長い間出羽三山信仰が厚かったからで

あろうという事などが

書かれています。

合祭殿遥拝所(羽黒山昇龍降龍)(ビフォー)

アフター。

この羽黒山昇龍降龍は、

平成三十年の建立で、

その設立の趣旨は

以下のように記されています。

「この鏡池の御祭神である

羽黒神(いけのみたま)は、

水の神である九頭龍王であり、

雲雨を支配する霊力を持つとして、

降雨や止雨に霊験あらたかとされ、

天から降った雨は地下に浸透し、

やがて蒸発して雲となり再び雨となって

地上に降り注ぐ。昇龍、降龍はそうした

水の天地間の往来をあらわしたもので、

万物は雲雨によってはじめて生々流転とし

崇められてきました。」

辰年の参拝というのも偶然でしたが、

この案内を読むと、

まさにこの日の僕たちは、

龍神様の思し召しの通りに

雨に濡れ、そして、天候回復という、

生々流転の主人公?に

して頂いたのかも知れませんね!

改めて遥拝完了。

こんな景色を見られるとは、

30分前には予想も出来なかった事、

ホントに龍神様、ありがとう!

合祭殿がくっきり見えて、

大喜びの僕たち。

茅葺の千鳥破風をアップ。

テンション爆上がりの二人で〆。

(続く)

 

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