比賣神社(平戸市・生月島)

 

海の守護神

生月島の比賣(ひめ)神社では、

鳥居の神額に、

「姫神社」、「姫大明神」、

拝殿の神額には「豊玉姫神社」と

複数の名前を発見しました。

御祭神が豊玉姫さんなので、

「比賣」も「姫」も

豊玉姫さんの「ひめ」を

指しているのは間違いないでしょう。

豊玉姫さんは、

初代、神武天皇の祖母。

海神(わだつみ)の娘で、

竜宮(海の底)に住んでいた時、

兄の海幸彦から無理難題を言われ、

途方に暮れ、竜宮にやってきた

傷心の山幸彦と結ばれ、

龍の姿に戻って、

鵜草葺不合命

(うがやふきあえずのみこと)を

生んだ女神様。

海辺に鎮座する神社には、

ピッタリの御祭神ですね。

社頭

駐車場が分からないので、

社頭前の空きスペースを拝借。

参拝開始。

大正十二年寄進の鳥居。

神額の文字は「姫神社」です。

恵比須神社(境内社)

鳥居のすぐ右側に、

かなり立派な境内社があるので、

先に参拝することに。

石段で本殿へ。

恵比須神社に参拝。

御祭神の恵比須様。

本殿左右には、

古い神額と恵比須様が

配置されています。

右側の古い恵比須様。

御社殿

次に比賣神社の御社殿へ。

石段。

二の鳥居は昭和24年の奉納で、

神額は「姫神社」です。

左の柱に「ヨ大福丸」と刻まれているのが

なんだか気になり、

生月町博物館「島の館」

サイトで調べると

生月島の漁船団の中に、

「ヨ大福丸船団」という船団が、

あった(ある)ようで、

そこからの寄進だと解明できました。

船は女性ですから、

女神様にご加護をお願いするのは、

間違いありませんね(笑)

余談ですが、

生月町博物館のサイトを

運営している学芸員さんが

素晴らしい方なのです!

生月島愛に溢れ、

多くの取材に基づいた

奥深~い発信をされていて、

読み始めるとなかなか

止められません(笑)

こちらは横参道、

後期型の肥前鳥居。

神額は「姫大明神」ですから

神仏習合の江戸時代のものでしょう。

拝殿斜めから撮影。

拝殿正面。

拝殿向かって右側、三体の狛犬たち。

「あ、あ、あ!」って言ってます(笑)

こちらは対になる吽形。

「ん・ん・ん」と気張ってます(笑)

参拝へ。

唐破風の向拝。

ここで妻が雄叫びを(笑)

「あれ、虎がいる!」

確かに!!

寅年に訪問出来たのも

この虎さんのお陰かな?(笑)

参拝後、

畳敷きの拝殿内に入ってみました。

拝殿の神額。

神額の横、

昭和37年寅年奉納の虎のレリーフ。

ちょうど60年前なので、

今年と同じく壬寅(みずのえとら)ですね。

ちなみに徳川家康さんも、

天文11年(1542)の壬寅年生まれ。

今年は生誕480周年という

記念すべき年回りです。

額は、毎年干支が変わるたびに

掛け替えられているのかも知れませんが、

僕たちは虎でテンション上がりまくりです(笑)

ここにもありました!

対岸の春日神社にも飾られていた

巨大な矢のようなものが(笑)

この矢(みたいなもの)、手が込んで、

かなり装飾が施されています。

平戸神楽の案内。

本殿にもご挨拶完了。

境内社など

次に境内社などへ。

本殿向かって右側の境内社群。

神馬像。

海の神様だからか、

碇が幾つも奉納されています。

こちらはかなり古めの碇。

境内からの眺望

高台に鎮座する比賣神社は、

境内からの眺望も

多きな魅力の一つです。

生月大橋や港などの

素晴らしい景色。

ズームして撮影。

左上の頂上付近が

岩場になっている山が、

安満岳(やすまんだけ)で、

白山比賣(しらやまひめ)神社

鎮座している所です。

比賣神社と白山比賣神社、

海の女神様と山の女神様が

向かい合っているこの光景は

本当に有り難い限りですね!

動画も撮影。

最後はこれ(笑)

生月島最後の訪問地、

比賣神社の参拝はこれにて完了。

あとは一路、佐世保までひた走ります。

 

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