松原神社・松根社(佐賀市)

 

読みも意味も全く違う

松原社の境内に鎮座する

「松根社(まつねしゃ)」の

案内を見た妻が、

「しょうこんしゃ」

そう言いました。

何故妻は、

条件反射的にそう呼んだのか?

それは今年、人吉の

「ひみつ基地ミュージアム」の戦跡ツアーで、

「松根油しょうこんゆ乾溜作業所跡」という

第二次世界大戦末期、

石油の代わりとして、

松根から油を作った場所を

訪問していた為、

「松根=しょうこん」が

頭の中に刷り込まれていたのです(笑)

漢字は同じでも

読みも意味も全く違うのが日本語。

神様のお名前で、

松の根っこを想像出来るとは、

日本語ってホント面白いですね(笑)

松根社

佐嘉神社から松原神社へと向かう途中、

左側に見えてくるのが松根社です。

参道口。

神門手前に建つ「純忠之碑」。

原文は漢文なので、

右側の解説を書き出します。

「この石碑は、鍋島直大公ご一家や

旧三支藩鍋島家等により

明治二十三年(1890)、

東京の直正公御墓所入口に

建てられたもので、

題字「純忠之碑」は直大公の篆額、

撰文は久米邦武、

書は相良頼善によるものです。

古川松根(ふるかわ まつね)命

(通称「與一」)は、

文化十年(1813)十月、

江戸桜田の鍋島藩邸で出生。

翌年に誕生された鍋島直正公の

お遊び相手を早くからつとめ、

自身は表立って藩政に

参画することはありませんでしたが、

生涯側近として公の側に在り、

幕末から明治にかけての

激動の時代に佐賀藩のため

我が国のために挺身される公を、

碑文にもあるとおり

「常に景随して左右を離れず尽くし、

公(直正公)亦これを離すこと能わず」、

誠心誠意陰に日向になって支え続けました。

また当時一流の文化人としても知られ、

有職故実や雅楽、国文学に通じ、

書画や和歌など多芸多才な人物で、

今日に至るまでに

その作品が多く伝えられており、

神野のお茶屋や川上の十可亭など

直正公の別荘の築造にも

腕を振るったといわれています。

明治四年、直正公薨去の際には

自らご葬儀の準備一切を取り仕切り、

そのすべてを整えた後、

「君ひとり のこしまつりて

ふる里へ かへる心の あらばこそあらめ」

「今はとて いそぐや終の旅衣

たちおくるべき わが身ならば」

の辞世を残し、殉死を遂げられました。

この「純忠の碑」には、

殉死の前日、麦酒(ビール)で

別れの盃を交わしたことなど、

久米邦武の体験を交えた

松根命を称える碑文が刻まれています。

平成十一年、

ゆかりの佐嘉神社境内に移設されました。」

松根さん、

相当な人物だったのですね・・・

鍋島直正公の「右腕」「懐刀」的な、

隠れた重要人物だったのでしょう。

神額。

読みは「まつねしゃ」です(笑)

屋根付きの参道。

参拝。

本殿左側にある松根さんの歌。

「世に残す 言葉なきを いかにせむ

千束の筆を とりつくいても 松根」

A Iにこの歌の意味を聞くと、

「筆を尽くして言葉を重ねても

自分の想いは到底表すことは出来ない」

このように返ってきました。

松原神社

松原神社は、以前参拝していますので、

今回は「サラッと」参拝します。

神様、ごめん!(汗)

巨大な燈籠が、

松原神社の象徴でもあります。

明和九年(1772)奉納の手水鉢。

左右の燈籠も明和九年の奉納です。

神門。

御祭神と御由緒。

令和6年、

神門には「兵主部」(河童の木像)が、

再掲されているそうですが、

何処にあるのか不明のまま

スルーしています。

拝殿へ。

金の龍がお出迎え・・

いや睨みをきかしているのかな?(笑)

「日峯大明神」の神額。

神門前の由緒には、

「藩祖 鍋島直茂命を祀るべく

神号授与を掌っていた吉田家に申請し

直茂の法号「日峯宗智大居士」に因んで

「日峯大明神」の神号を授かり

安永元年に創建「日峯社」と称した」

このようにありました。

法号と神号が同じとは、

神仏習合的な考えなのでしょうかね?

お祭り

僕たちが訪問した9月20日、

佐嘉神社(松原神社)には、

10月11日、12日の祭礼、

「秋の日峯さん」の幟が

沢山はためいていました。

島津氏との沖田畷の戦いで、

龍造寺隆信の討死後、

ともすれば

龍造寺が滅んだかも知れない所、

見事に立て直し、

龍造寺家を引き継ぎ、繁栄に導いた

藩祖、鍋島直茂さんの偉業を偲ぶ、

大切なお祭りです。

 

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