辰尾神社(山口県周南市)
感動のツボ
人には神社との相性があるでしょう。
僕みたいに霊感などは全く無い場合でも
自分の思いや、波長と合うな~
というのは感じます。
そんな中、辰尾神社は、その全てが、
僕たちの感動のツボを押してくれた
思い出に残る神社となりました。
山陽本線福川駅へ
今回は青春18きっぷの旅。
まずは、関門トンネルを越え、
山口県周南市の
福川(ふくがわ)駅を目指します。
福岡県の古賀駅から
小倉、下関で普通列車を乗り継ぎ、
約3時間20分、福川駅に到着。
今まで青春18きっぷでやってきた
9時間ほどの旅にくらべれば、
極楽気分です(笑)
無人駅なので、
きっぷは見せる必要ありません。
観光案内で神社の場所を確認。
もっともGoogle Mapに
道案内してもらう予定なので、
あまり意味はないかと思いきや
実はおおありでした。
それは「福川本陣跡」を見つけたから。
知らなかったな~本陣(笑)
もちろん、
神社に参拝したあとに訪問することに大決定。
辰尾神社、一の鳥居(多分)。
寄進された年などは風化していますが、
笠木と島木が真ん中で
継がれた構造からして、
江戸時代のものでしょう。
灯籠と二の鳥居。
こちらは大正六年の寄進です。
そして、鳥居をくぐると、
いきなりの感動が・・・。
植木の手入れが素晴らしい!
まるで、庭園のようですね。
そひて、参道が終わり、
境内入口の真ん前にそびえるのが、
こちらの木です。
社頭に、この一本があることで、
歓迎されている感が満載です。
大きさの比較のため妻も登場。
カイズカイブキでしょうか?、
剪定された方のセンスも抜群です。
こちらは「昇龍木」。
この枝ぶりは、まさに龍神様。
楼門前の整然とした雰囲気もまた格別。
案内によると、辰尾神社は、
通称「天王様」というそうで、
その名前からして、江戸時代までは、
「牛頭天王」を祭っていたのが、
神仏分離で、今の御祭神、
素佐之男命になったのかも知れません。
(あくまでも推測です)
手水鉢は、
皇紀2600年(昭和15年)
小倉市(福岡県)の方からの寄進。
楼門と回廊。
楼門へ。
楼門の中へ。
楼門をくぐると左手に
桶の中に榊が入れられています。
これを見ただけでも、神社さんから
おもてなしを受けている気分にもなり
心が洗われますね。
拝殿へ。
文化四年(1807年)寄進の狛犬。
吽形は歯をむき出しています。
参拝。
鈴緒の絵柄さえも僕たちの
心に突き刺さります(笑)
振り返ってみると、
両脇に榊が植えられ、
神籬(ひもろぎ)的な意味合いも
こめられているかも知れません。
生垣によって囲まれている本殿。
反対側からも撮影。
ここで、ツーショット完了。
旧御神殿地
本殿左側の空き地が、
案内にも書かれていた、
旧御神殿地です。
新たなものは何も建てられず、
そのまま残されています。
傍らで見つけた石祠群。
一番右のエビス様は、
寛政二年(1790年)の寄進です。
石祠近くのあじさいに
飛んできたのは、
美しい羽が特徴のカラスアゲハ。
なかなか見られない貴重なものに出会え、
妻と二人して喜びあいました。
龍眼祈願絵馬
拝殿前の回廊にあったのが、
龍眼祈願絵馬。
普段は、絵馬を奉納することなど
ほとんど無い僕たちですが、
やはりここではやるしかありません(笑)
妻が龍の瞳(ひとみ)を入れ、
裏には願い事を書きました。
これで、祈願成就間違いなし!
ユーチューブ配信
回廊に貼ってあった
新型コロナ収束を願うライブの写真。
人が集まらないように、
神社で収録したものを生配信したり
You Tubeにアップされたりしています。
幻想的な夜の辰尾神社、
宮司さんの優しい気持ちが
ひしひしと伝わてきて、
癒やされる光景です。
今日の注目
龍眼祈願絵馬の横に
置いてある昔の「御神籤」。
「一銭」入れれば
御神籤が出ると書かれています。
一銭ですよ!(笑)