魚雷観測所跡/長崎県川棚町
魚雷発射試験場の定番
以前旅行した山口県大津島の
人間魚雷「回天」の基地は、
元々は「魚雷発射試験場」だったものを
「回天訓練基地」として流用され、
その基地跡には、
魚雷試験場時代の遺構も残っていて、
山の上に建つ魚雷観測所跡も、
その一つとなっています。

こちらが大津島の遺構です。
ここでは「魚雷見張所跡」の名称でしたが、
実質は同じで、
海で発射した魚雷の航跡を
山の上から観測する場所になり、
観測所は魚雷発射試験場では、
定番の建物かと思います。
魚雷が真っ直ぐに進まない場合、
アメリカの潜水艦のように、
日本船に向けて発射した魚雷が
Uターンして自艦に当たり、
爆沈するという
悲劇も生まれてしまいますから
観測する人の役目は、
かなり重大だった事でしょう。
貯水槽
魚雷観測所跡は山の上ですが、
ここはかなり低いので、
僕たちレベルの体力と気力でも
十分登れます(笑)

戦時中までは地下トンネルが、
観測所の下を通っていた(通じていた?)
ようですが、今はトンネルは閉鎖され、
登山一択になります。

ここからスタート。

左側には先に行った、
「油庫跡」が見えています。

ここでY字の岐路があり、
右手前の登る方が、
正解かとは思ったものの、
「順路」の案内が真っ直ぐなので、
とりあえずそちらに行ってみる事に。
そして
見えてきたのは、巨大な貯水槽です!

大きさ比較の為妻を入れて撮影。

水槽の一部が壊されて、
中に入ることが出来ます。

水槽内部。
ここに魚雷を浮かべていたのかな?
魚雷観測所跡
水槽体験の後は、
来た道を引き返して先ほどの分岐点へ。

今度は登ります!

整備された道。

結構広い所もあります。

途中の景色。

思った以上に早く到着。

アプローチでは草の歓迎を受けます(笑)

すぐ後ろ(海側)が崖なので、
正面からの撮影は、
これが目一杯かな?

入口。
ここは立入禁止ではなく、
見学自由となっています。

往時は左の入口横から
2階への階段があったようですね。
今は2階部分は無く(取り壊された模様)、
天井が高い1階建てとなっていますが、
なんとここには、
「2階の名残り」へ登れる
秘密兵器が設置されているのです!

ザ・キャタツ〜!
この建物の状態ならば、
立入禁止になってもおかしくないのに、
脚立まであって、
「さあ、いらっしゃ〜い!」
なんて誘われるのですから、
二人してビックリですよ。

もちろん、
お誘いには乗る僕たち(笑)

「2階の名残り」部分から内部を俯瞰。
そして、
反対側の景色はこんな感じです。

妻、鋭意魚雷観測中!

昔の人も、
ここから海を見ていたのか・・

観測を終えて気が抜けた途端、
高さを意識してか、
ガクブルな妻(笑)
いや〜ここに登れて、
本当に良かった!
脚立を設置してくださった方
本当にありがとうございました。
東側トンネル入口
大いに楽しませていただいた
観測所を後にして、
今度は先ほどの貯水槽の横を通り、
片島公園の東側へと向かいます。

海岸を目指します。

片島魚雷試験場(片島)の全景。

東側の海。
この後、
少し山側に戻っている時に見つけたのが、
東側の地下トンネルです。

畑の向こう側にしっかりと
トンネル出入口が見えていますね!
あの中を魚雷が運ばれたのでしょうか?
それとも人と荷物かな?
ま、分かりません(笑)
神社跡
次に神社跡へ。

石段。

鳥居のみが昔のまま残されています。

本殿跡。
御祭神なども分かりませんが、
魚雷試験場で働く人の
精神的支柱として、
この神社は鎮座されていたのだと
推察します。
便所跡
駐車場の近くに戻った時
発見したのが便所跡です。

左が「小用」右が「大用」。

レンガ造りの便所とは、
なかなか贅沢じゃないですか!
今じゃ高級品でしょう(笑)
そして、ここでの最後の一枚は、
こちらの写真になります。

現役の便所(左)と
レンガ便所のコラボ。
いいもの撮れたな〜(笑)