青葉城資料展示館(仙台市)後編
お店の看板
戦国時代から江戸初期にかけ、
大名が改名した地名は、
いくつか知っていますが、
仙台という地名は、
もとは、「千代」だったものを
伊達政宗が「仙䑓」(仙台の旧字体)と
改めたという説が有力のようです。
統治者として、
その領土の名前というのは、
お店の看板みたいなもの、
政宗さんも藩の繁栄を願って、
色々考えたのかも知れません。
伊達家と政宗関連の展示
基本ここは伊達政宗ワールド、
そして伊達家所蔵の品々も
展示されています。
刀と鉄砲。
政宗さんがスペイン兵に
西洋の長銃を発射させ、
政宗公一行の馬がその音に驚き、
人を投げて走ったり、
地上に転倒したりしたのを見て、
政宗公がこれを喜んで死ぬほど笑ったという
エピソードが紹介されています。
文化人としての政宗公の紹介。
嫁入り道具。
仙台城ジオラマ
次にジオラマへ。
仙台城についての資料。
本丸から出土した瓦。
誰でもさわれるのが斬新です。
仙台城北側から。
何故か奥に見える本丸正面は
撮っていません(泣)
詰門(つめのもん)と東西脇櫓。
詰門付城内側。
大広間。
大広間俯瞰。
こちらはジオラマではなく絵。
仙台城下、太平洋まで一望出来る
本丸の東側の崖に
せりだすように造られた懸造の御殿。
シアタールーム
ここでの目玉、
仙台城のCG映像の上映時間になり
シアタールームへ。
定員152名と
かなり大規模な施設です。
なんと、
観客は僕たち二人だけ!
展示室には沢山人がいたのに、
みんな何故来ないのかな?
先に見ているのか・・?
そんな疑問を抱きつつも
結果、僕たち専用ルームで、
仙台城のCG映像を独占。
なんと贅沢なことでしょう(笑)
濃い内容と、
素晴らしい映像に感動!
もちろん撮影はできませんので、
パンフレットで、振り返ります。
慶長遣欧使節
最後に出口付近にある
慶長遣欧使節パネル展示へ。
旅程図。
日本から
メキシコ、アカプルコへ。
幕府の人も乗っていたそうで、
ある意味「監視役」でも
あったのでしょうか?
メキシコシティから
スペイン、バルセロナへ。
ローマからフレンツェ、
ロレト修道院での生活。
支倉常長さん、
出発時と帰国後のキリシタンに対する
国内情勢が全く違っていたため、
天正遣欧少年使節と同じく、
「頑張ったのに報われなかった人」かも
知れませんが、
今から400年前に
ヨーロッパまで大航海し、
日本に戻れただけでも凄いこと。
そして、
そんなことを「やってみよう!」と
即実行した政宗さんはさらに偉い人、
そんな偉い人たちを顕彰し広めてくれるのが
青葉城資料展示館という訳ですね(笑)
今日のスイーツ
出口からは一階の売店に直結。
仙台名物「ずんだ餅」を購入。
新幹線の発車時刻が迫っているので、
ここでは食べずタクシー乗り場へ。