麻生神社(福岡県八女市)

 

ロマンあふれる村名

平成の市町村合併で多くの「村」合併され

その歴史ある名前が消えた中、今もなお

福岡県には二つの「村」があります。

一つは、演歌歌手、

仁支川峰子(西川峰子)の

出身地「赤村」と、もう一つが、

一昨年、大きな豪雨被害を受けた、

「東峰村」です。

ところが、僕が知っている範囲では、

実はもう一つの「村」があります。

それが、今回僕たちが旅でお世話になった

「八女市星野村」です。

以前は、八女郡星野村という

独立した村でしたが、

八女市に合併された後も、地名としての

「八女市星野村」を使っています。

星という名が付くだけで、

何だかロマンチックな気分になれるのは、

僕だけではないでしょう。

この星野村という名前は昔からあったもので、

観光客の集客力アップ目当てで、

にわかに付けられたものではなく

長い歴史を積み重ねたものというのが、

本物を愛する(頭が固い?)僕には、

ロマンなのです(笑)

星のふるさと公園

室山熊野神社を参拝した僕たちは、

同じ星野村にある麻生神社を目指しました。

麻生神社は、「星のふるさと公園」の

一角に鎮座していますので、

必然的に星のふるさと公園を

体験する事になります。

星のふるさと・・・何回も書いていると

星の故郷、星の古里、

星の降る里、という3つの漢字が、

僕の脳裏をよぎりまくります(笑)

しかし、これが

星のふるさと公園の

名付け者の狙いだとしたら

僕は見事にその術中にはまって、

狙い撃ちされてしまっています(笑)

ここには、天文台はじめ、

多くの施設があり、

一日いても飽きない場所です。

公園入口。

公園内でキャンプも出来るので、

こんなキャンプ用品のレンタルもあります。

「池の山」の案内。

麻生池は、

海抜300mの山の中にあるので、

ここを池の山と呼ぶそうです。

麻生神社

麻生池のほとりに麻生神社は鎮座しています。

境内入口。

嘉永七年(1854年)建立の鳥居。

その柱の裏には狛犬が隠れて、

神様を護っています。

阿形。

吽形。

手水舎。

拝殿。

左から拝殿、幣殿、本殿。

本殿横には、

石の神額が置いてあります・・・

以前あった鳥居のものでしょうか。

境内社。

境内社その2。

この小さな石祠、

何故か心惹かれる姿です。

神楽殿。

案内を要約すると

「麻生神社に奉納される「はんや舞」は、

福岡県無形民俗文化財になっています。

猫尾城主の黒木氏が国家安全と

風雨無難を祈って神事を催したのが始まり」

へ~以前行った猫尾城と関係ありか~!

だから星野氏(星野村の)の末裔は、

戦国時代末期、猫尾城に入って

黒木氏を助けたのかも知れませんね。

神楽殿を麻生池の中にある

中島弁天社方面から見ると、

懸け造りの構造がよくわかり、

より美しい外観を楽しめます。

ツーショットも完了。

次は、先程書いた

中島弁天社へ参拝です。

中島(なかのしま)弁天社

麻生池の中に鎮座するのは、

中島弁天社。

美しい池。

茅葺きの屋根にテンションはMAX(笑)

橋を渡って参拝です。

す、凄い!

昔のままの佇まいに、

益々気分が高揚します。

素晴らしい本殿です。

案内を読んでちょっとニッコリ・・・

それは、

「大きすぎる程の屋根をもつ社殿で、

一見不安定な感じがありますが、

度重なる台風にもほとんど影響を受けることなく、

社殿建築の妙を示しています。」

と書かれている部分です。

間違いなく屋根がデカイのです(笑)

船で言えば、トップヘビー(頭でっかち)で、

すぐに沈みそうな感じですが、

それが、長年立ち続けているのには、

やはり相当な技術があるものでしょう。

そして、その一つがこれかも知れません・・・

茅葺屋根を支える支柱の多さです。

素晴らしく細やかな造りで、

これだけ見ても飽きません。

もちろん、僕は建築家でもなく

ド素人なので、強度に、こんな支柱は、

関係ないと言われれば従います(笑)

参拝。

ナマズの絵がいくつも奉納されています。

社殿を後ろから撮影。

こちらから見ても、

素晴らしいですね!

中島弁天社境内から見た麻生池。

星のふるさと公園は、神社だけでなく、

キャンプも出来、天文台もあり、

家族で素晴らしい思い出が作れる場所、

小さな子供さんがいる人には、

かなりのお勧めですよ!

今日の癒やし

キャンプ用品レンタル施設前にあった

自動販売機に癒やされました。

星ってなんでこんなに

ロマンチックなんでしょう(笑)

 

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