知覧特攻平和会館/展示観覧
渡りに船
僕は3度目、
妻は2度目の訪問となる
知覧特攻平和会館。
今回は特攻隊員の遺書などは全く見ず、
ほぼ戦闘機のみに絞った観覧です。
もちろんこれは、
戦闘機に覚醒した妻の
最も望むところでもあり、
また子供の頃から戦争関連に
興味があった僕にとっての
「渡りに船」でもあるのです(笑)
夫婦で多くの同じ価値観を共有でき、
会話し、大いに楽しめる事、
もはや奇跡に近いかも知れません(笑)
入場券・パンフ
まずは入場券から。

表と裏を一緒に撮影しています。
今回巡るのは、
「零式戦闘機展示室」、
「震洋艇展示室」
「企画展示室」
「疾風展示室」の4か所です。

パンフ表面。
一部を抜粋します。
「知覧は、1941年(昭和16年)、
大刀洗陸軍飛行学校分知覧教所が開校、
少年飛行兵、学徒出陣の
特別操縦見習士官らが
操縦訓練を重ねていましたが
戦況が逼迫し険悪となり、
遂に1945年(昭和20年)
本土最南端の陸軍特攻基地となり、
20歳前後の若い隊員たちが
満州・日本内地から集結しては、
家族、国の将来を思いながら
出撃した地です。
沖縄戦で特攻戦死された
1,036名の隊員は、
知覧基地を主軸として
万世・都城基地から、
第8飛行師団は台湾各基地、
義烈空挺隊は建軍(熊本)基地から
出撃しています。」

内面。
参道〜エントランス
野外展示の隼と、
特攻像「とこしえに」見学後、
噴水まで戻り、
平和会館へ向けスタート。

水の音が心地よく響き、
ここが往時の特攻基地とは、
思えないほどの静寂さに
若き特攻隊員らの運命を思う時、
今の平和が奇跡であることを
ひしひしと感じます・・・

日の丸・・いいな・・

入館。
零式戦闘機展示室
館内に入ると、
ビデオ上映があっていますが、
完全スルーして、
零式戦闘機展示室へ。

お土産コーナーもスルー(笑)

ここは館内唯一「撮影OK」な場所なので、
ここぞとばかりに
撮りまくってしまいます(笑)

「海軍 零式艦上戦闘機」
「この飛行機は、旧海軍の
主力戦闘機として使用されていた
零式艦橋戦闘機52丙型です。
鹿児島県の甑島(薩摩川内市)の
手打港沖合に、
昭和20(1945)年5月に
エンジントラブルによって
不時着水死、水深35mの
海底に沈んでいたもので、
機体の前方部分だけが残っています。
昭和55(1980)年6月、
知覧町(現、南九州市)によって
35年ぶりに引き揚げられました。」

左翼側から。

左翼アップ。

真後ろから。
距離がとれないので、
全体像が撮れませんが、
会館を出た後、
外から大きな窓ガラス越しに覗くと、・・

撮れました!
人間諦めは肝心ではなく、
しつこく諦めないのが
正解でしょう(笑)

右翼後方アップ。

工具箱。

木製プロペラ。
温かみがあって、
オブジェとしても良さげです(笑)

13ミリ機銃(奥側)とプロペラ。

妻が大好きなモールス信号の電鍵。

零戦右翼の13ミリ機銃(手前)と
20ミリ機関砲。

ここまでで一周完了。
とその時、
妻が雄叫びを・・
「これ、紫電改って書いてある!」

お〜これは!
「プロペラ(紫電改)」
間違いなく書かれていますね!
まさかここで紫電改と出会えるとは、
紫電改が大好きな妻は大喜び、
僕もびっくりでしたが、
ここで紫電改のプロペラを見ただけで、
テンション爆上げする
66歳の女性がこの世の中に
どれほどいるのでしょう?(笑)

こちらはこの4月、81年ぶりに、
海中から引き揚げられた紫電改の、
塩抜きプールを訪問した際に見た
B29の銃撃穴が残る、
林喜重大尉の紫電改のプロペラです。
もしかしたら林さんが、
知覧特攻平和会館のプロペラへ
導いてくれたのかもですね!

「プロペラ取付け金具(紫電改)」
これも紫電改のパーツです。

別方向からも金具を撮影。
零戦メインの展示で、
紫電改のパーツに感動するとは、
人生何が起きるか予測できません(笑)
疾風(はやて)展示室
紫電改でテンション爆上げした後、
撮影禁止区域の
「震洋艇展示室」「企画展示室」を見学、
そしてもう一つの注目コーナー
「疾風展示室」へ。

もちろん撮影禁止なので、
鹿児島中央駅の広告から抜粋します。

疾風・・ですが、
僕たちがここで一番感動したのは、
プロペラの向こうの壁に
小さく写っている
義烈空挺隊の「絵画」です。
昭和20年5月24日、
熊本の健軍飛行場から飛び立ち、
沖縄の米軍飛行場に強行着陸後、
飛行機から降り、
全身の抱えた武器で命が尽きるまで
飛行場を爆破・銃撃しまくるという
壮絶極まりない特攻の様が、
ここには描かれているのです・・・
隊長の奥山さんらしき人物を見た時、
胸が締め付けられました・・・
話は主役の疾風に戻ります(笑)
疾風は海軍の紫電改と
同じエンジンを積んだ重戦闘機ですが、
水上機から改良・発展した
海軍の紫電改と比べ、
最初から「陸軍四式戦闘機」として
開発されたこともあり、
かなり洗練されたシルエットです。
また、武装については、
紫電改の20ミリ砲4門に対し、
疾風は20ミリ2門、13ミリ2門。
どっちがいいかは別として、
ここでも陸海軍の
戦術思想の違いを感じます。
小口径でも銃弾を多く発射するか、
それとも、
大口径の少ない銃弾を
一撃必殺で当てるのか・・
戦闘機ってホント奥が深いですね!