松本神社(長野県松本市)

 

三拍子揃う

神社、巨樹、お城。

この三つが僕たちの旅の基本(笑)

その全てが一度に体験出来るのが、

松本神社です。

6年近く前に妻と松本城を訪問した時、

駐車場の目の前にありながら

全く気づかなかった松本神社でしたが、

上記の三つ以外にも、見どころや

体験どころがあり、

三拍子どころか、五拍子くらい

揃っているかも知れませんね(笑)

松本城

一拍子目は松本城天守。

外堀を挟んで打込み接ぎの石垣、

その向こうに松本城乾小天守の屋根、

さらに大天守上部が見えていて、

何とも良い眺めです。

ズームして撮影。

これだけで、既にテンションMAX(笑)

御神木の大欅

二拍子目は巨樹。

道路の中央分離帯の中に

御神木の大欅がそびえています。

道路を整備した時、

切らずに道路の形を変えてまでも

この木を残してくれた責任者の英断に

心から敬意を表します。

次に松本城を背にして、

神社背景に大欅を撮影。

松本神社前井戸

三拍子目は勿論神社ですが、

この神社内にもいくつもの

拍子が隠されて(笑)いて、

その一つが、

「松本神社前井戸」です。

神社向かって左隅、

手水鉢とは別に、井戸水が湧き出る

清々しい場所があります。

水質もお墨付き。

井戸と同じ敷地にたつ、

「松本城北不明門馬出跡」の案内。

一部をトリミングすると

このように、ここが松本城の門の一つで、

陽(暘)谷社(松本神社)から

不明門、そして惣堀を挟んで

馬出があったのが、よくわかります。

実に素晴らしい案内板、

これだけでも一拍子与えたいかも(笑)

暘谷(ようこく)水神

次なるは暘谷水神。

鳥居をくぐってお社へ。

案内。

「平成二十二年三月、

松本神社境内における

井戸湧水にともない

ここに水神様を勧請いたし、

社殿造営にあたっては、

境内に建立されていた

享和元年(1801)

弥勒院別当観阿奉納の

祠(石室)を移転して

台座石上に鎮座奉りました。

なお、当松本神社(旧五社)は、

昔から暘(陽)谷様の別称で

地域の人々に親しまれてきましたが、

これにちなみ

神水の湧き出るこの地をつかさどる

暘谷水神としてお祀りしてあります。」

このように書かれています。

井戸湧水は最近だったのですね!

参拝。

祠はこの中でしょうか・・・。

水神社の前に配置された手水鉢には、

「天和二年壬戌」の文字が刻まれていて、

西暦で言えば1682年、

将軍は徳川綱吉の時代ですから

350年も前のものです。

こんな古い手水鉢にも出会えるとは、

ラッキーこの上なし(笑)

神社正面から

色々と感動して

時間が経ってしまいましたが、

ようやく正面から参拝開始です。

神門。

中央分離帯の大欅以外にも

この神社は欅が群生していて、

境内を見るだけでも楽しめます。

(巨樹好きならばですが)

神門。

一の鳥居前。

細い滝のように流れる手水。

拝殿。

松本城主だった、

戸田氏のなはれ六つ星、

松平氏の丸に三つ葉葵の幕。

御祭神が、戸田・松平氏なので、

必然的にこの御神紋となったのでしょう。

右が拝殿、左奥が本殿。

本殿。

若宮八幡宮

本社向かって左側に

若宮神社が鎮座しています。

拝殿。

松本城の前身、深志城を築いた

小笠原氏の家臣、

島立右近を祭っています。

幕は、小笠原氏の家紋、三階菱。

本殿。

本社拝殿前にてツーショットで参拝は完了。

松本神社、

見どころ盛りだくさんの、

素晴らしい神社でした。

今日の癒やし

社頭で育てられていた

アメリカフヨウに癒やされました。

妻のおばあちゃんも

これを育てていたそうです。

こんな花で歓迎してくれる松本神社、

宮司さんはじめ氏子さんたちの

優しいお気持ち、

しっかり受け止めましたよ!

 

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