見付天神(矢奈比賣神社)霊犬神社
しっぺい
「しっぺい」とは、
磐田市イメージキャラクターの事で、
その元となったのが、
見付天神の霊犬神社に祭られている犬、
「霊犬悉平太郎」です。

神社の顔出しパネルにも
登場しています。
実際のしっぺいは、裸に赤ふんですが、
ここでは祭りバージョンで、
赤ふんは見えてません(笑)
霊犬悉平太郎像
見付天神において、
霊犬悉平太郎は
特別に敬意を持って扱われています。

二の鳥居横の霊犬悉平太郎像(右)と
この像を建立した時の
云われなどを刻んだ石碑(左奥)。

霊犬悉平太郎像。
銅像の台座には紙垂が張られ、
特別感満載ですね!

霊犬悉平太郎像横の石碑。
この石碑には、
親切にも現代語訳があり、
これを読めば、
悉平太郎のことがほぼ理解できます。

「霊犬悉平太郎像横の石碑訳」
「昔、この見付の町は、
府中といわれていました。
毎年八月の初めになると、
一本の白羽の矢が町家の屋根に突き刺さり、
その家には必ず年頃の娘がいました。
この家を年番といって八月十日の真夜中、
一点の明かりも無い闇夜に
その娘を生きたまま、白木の櫃に入れ
里人が担いで山道を登り、
古くから祀る天神の社殿に下ろし
一目散に逃げ帰ります。
やがて天地が鳴り響き、
怪神が現れ櫃をかき破り、
娘を食い殺すという、
とても恐ろしい泣き祭りが
毎年のように繰り返されていました。
延慶の年(1308〜1310年)、
旅の僧がたまたま通りががり、
この哀しい話を聞きました。
僧は大変苦労しましたが、
この怪神が遂に妖怪であることを
つきとめました。
また、妖怪たちの会話により
信濃国の早太郎というものを
とても恐れていることを知り、
社主や里人と長野県に向かい
あらゆるところを探してつきとめたところ、
それは光前寺にいる
たくましい立派な犬でした。
そこで住職に話したところ、
苦しんでいる人々を救うならばと
快く聞き入れてくれました。
次の年、里人たちは娘の代わりに
早太郎を櫃に入れ、
例年の如く社殿に置いて帰りました。
しばらくすると山中で大きな音がして
妖怪たちが現れました。
眼はらんらんと炎のよう、牙は白く光り、
爪は研いだ鎌のように鋭く、
バリバリと櫃を破るや否や、
早太郎は飛び出して身をひる返し
妖怪に立ち向かいました。
長い激しい戦いの末、
ようやく妖怪を退治しました。
明くる朝、里人が行ってみると
妖怪は年老いた狸で、
その倒れている有様から
いかに壮絶な戦いであったか
想像がつきました。
早太郎はといえば幸いにも生きていました。
この日以来、
人身供養のならわしは無くなりました。
里人は早太郎の偉大な働きに心から感謝し、
大般若経六百巻を書写し
光前寺に奉納しました。
この般若経は現存しています。
早太郎は疾風太郎または悉平太郎といい、
一説には重傷を負ってこの地に倒れ、
天神に山神として祀られたといいます。
また、
一説には秋葉街道犬居村(春野町犬居)、
あるいは阿多古犬宮辺りで
息絶えたとも伝えられています。
また光前寺には霊犬早太郎の碑があり
無事帰山したとされ諸説いろいろあります。
この度、社殿改築に辺り
有志が悉平太郎の像を造り、
境内に設置してその功績を称えようとして、
このような物語があるということです。
私はこの地で働き、この物語に感動し
専売局見付出張所で働いている皆と計画して
この話を石に刻み後世に伝えます。
昭和九年 従六位勲六等 小林善雄 撰」
僕たちは、見付天神参拝の前、
悉平太郎の故郷、
長野県駒ヶ根市の光前寺にある
早太郎(悉平太郎)お墓に参っていて、
伝説の概略は知っていましたが、
こちらを読めば、
さらに詳細を理解できます。
霊犬神社
見付天神(矢奈比賣神社)本殿参拝後、
境内奥のつつじ公園近くに鎮座する
霊犬神社へ向かいます。

案内は完璧。

「神社cafeまるよしえる芽」は、
土日のみの営業で、
この日(月曜日)は、
定休日ということで、
食リポは無しです(笑)

ちなみに「推し」はこの3つ。
「運気あげ餅」なんて、
めっちゃいいネーミングですね!
食いたかったな〜(笑)
そんな事を思いつつ、
さらに公園方面へ歩くと、
目に入ったのがこちらの木です。

幹に何やら青いものが・・・

こりゃ〜たまらんな〜!
この癒しのセンス、
素晴らしい!

霊犬神社入口。

専用参道に鳥居、
神額には「霊犬神社」の文字と、
人間以上に?
敬意を払われています。

長い参道。

やっと見えてきました。

さり気なく置かれた
天保六年(1835)奉納の手水鉢。

社頭に到着。

石製の社号標。

「霊犬神社」
以下、全文です。
「霊犬神社は、霊犬「悉平太郎」を祀った
日本唯一の神社です。
鎌倉時代、現在の長野県駒ヶ根市にある
光前寺より借り受けた霊犬が、
悪い怪物を退治して、
見付の町に平和を取り戻しました。
人身供養という悲しい習わしを
断ち切ったことに感謝し、
当神社の社僧が奉納した大般若経は、
現在寺宝として光前寺に保存され、
磐田市・駒ヶ根市友好都市の
礎となっています。
また近年では犬に限らず
ペット愛好家の方々に
広く信仰されています。
例祭日 四月十五日」

結界(しめ縄)を超え奥へ。

御朱印も頂いています。

悉平太郎の実績を踏まえ
ご利益は「危難除」。
これで何があっても安心ですね!

本殿正面。

流造りの本殿前には、
「しっぺい」が沢山います。

参拝。

しっぺいアップ。

参拝後、つつじ公園で見つけた
可愛らしい「しっぺい」の遊具。
乗ってみたかったけど、
体重制限があるはずなので、
これで我慢(笑)
楽しい工夫が随所に盛られた見付天神、
心安らぐ、素晴らしい神社でした!