月山神社(月山ペアリフト下駅)

 

過去を捨てる・・

羽黒山、月山、湯殿山で構成される

出羽三山。

そのうちの羽黒山は、

現世利益を叶える「現在の山」、

月山は、祖霊が鎮まる「過去の山」、

湯殿山は、新しい生命の誕生を表す

「未来の山」といわれ、

ここ月山で過去を捨てる事ができれば、

次に行く未来の山、湯殿山での

ご利益は大きくなるはずです(笑)

例えて言うならば、

澱んだ水でバケツを満タンにしたまま、

新鮮な水は入らないから、

まずはバケツを空にするという事。

そんなバケツならぬ、

ケツを空に出来たのが、

月山駐車場前のトイレです(笑)

月山・姥沢駐車場

この向かいにあるのが、

更衣室を兼ねたトイレです。

正直なところ外見からして、

全く期待していなかったのですが、

温水洗浄便座が完備され、

掃除も行き届いて、

便器もピカピカなのですよ!

過去を捨てるには、

最高のお膳立てというわけですね。

まだお参りもしていないのに、

このトイレのお陰で綺麗さっぱり

「大量の過去」とおさらばでき、

次なる湯殿山神社への参拝準備は

いきなり完璧です(笑)

ピカピカの理由

実は、ここまで完璧なトイレには、

わけがあったのです・・

駐車するにあたり、協力金の名目で、

一台あたり1000円を支払うのですが、

この裏面には、しっかりと

詳しい使途が書かれています。

一番はトイレの維持管理なんですね!

1000円で、

世界最高クラスのトイレを使用でき、

過去と綺麗さっぱり

お別れできるなんて、

まさにプライスレスですよ(笑)

月山ペアリフト下駅

風雨が強い中、

僕はカッパ、

妻も夏とは思えない重装備で、

月山ペアリフト下駅を目指します。

パンフレット。

パンフレット見開きの詳細図。

各所間の時間が明記され、

登山者にとって、実に有難いですね。

Googleマップでシンプルに確認。

計画では駐車場から

月山ペアリフト下駅まで歩き、

リフトで上駅へ。

そこから片道2時間かけて、

月山頂上の御本殿まで登るのではなく(笑)

体力も気力もない僕たちは、

リフト上駅から徒歩30分ほどの

風光明媚な「姥ヶ岳」から

遥拝することにしていました。

駐車場から程なくして

ペンションぽい施設が見えてきました。

レストランもあるようです。

ここから急に細い道に。

お〜リフト乗り場が見えてキター!

何事も自己責任でというお達しです。

以前、誰かが言ってました・・

「登山は自分のスケジュールに

合わせるんじゃなくて

山のスケジュールに

合わせるべきだよね」って。

もうすぐ。

オニユリ?のお出迎え。

中に入ると荷物が置いてあり、

こんな天気なのにも関わらず、

意外と登山者が多い事にビックリ!

リフトは鋭意稼働中。

こちらにもビックリです。

14分もこの風雨の中、

リフトに乗るのはちょっと・・・

親切でカラフルな手書き案内は、

過酷な内容です(笑)

真夏に最低気温14度、

リフトに乗れば、

体感温度は10度以下かな?

結局、登山届けは出さず・・

という事で、

リフトには乗らず、姥ヶ岳にも行かず、

参拝はこの駅から遥拝する事に。

リフト乗り場横へ。

山に向かって遥拝完了。

ランチタイム

過去をスッキリ捨てたからか、

急にお腹が空いてきたし、

時間にも余裕が出来たので、

行きがけに見つけたレストランへ。

お邪魔します〜!

タイミングいい事に、

ランチタイム真っ只中。

この直後に驚いたのが、

靴を脱いでスリッパに履き替えての

入店というシステムです。

僕たちの靴下は水分しかないのに、

お店にもスリッパに申し訳なくて

仕方ありません・・・(汗)

思った以上にオシャレな店内に

テンションあがる僕たち。

食べ物とジュースとコーラを頼み、

少しして出てきたのがこちらです。

お〜ビンだ〜!

いきなり二人して

歓声を上げてしまいました(笑)

こんな風景久しぶりだな〜!

コースターは「ガッさん」(笑)

そして、食事が到着。

ナポリタン。

ピザ。

マルゲリータだったかな?

お腹も心も満足してレストランを後に。

すると

空にはこの日初めての太陽が!

お〜懐かしい〜(笑)

天照大神様、ありがとう!

 

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