気象塔兼展望塔(通称:六階建)
伊良湖岬・過去と現在
渥美半島の先端部に位置する伊良湖岬は、
風光明媚で絶景とグルメが楽しめる
素晴らしい観光地ですが、
日清戦争後の明治34年(1901)から
昭和20年の終戦まで、
伊良湖岬を含む周辺部は、
住民を移転させて、
陸軍の射撃試験場として使われていました。

過去(戦前)の伊良湖岬周辺。
こちらは伊良湖試験場(射場)入口跡の
案内の一部を拡大したもので、
伊良湖岬にあたる部分には、
「小山観測所」と記されています。

現在の伊良湖岬周辺を
Googleマップで見ると、
長方形っぽい射場跡は、
今も直線道路として面影を残しています。
こうして僕たちが、
お気楽に旅することが出来るのも
軍民含むご先祖達が、
日本が欧米諸国の植民地にされ
奴隷とならないよう、
血の滲むような努力をしてきた
歴史があるからこそのもの・・・
伊良湖岬の絶景と共に
心に刻んでおきたい大切な歴史です。
六階建
正式には「気象塔兼展望塔」でしょうが、
やはりここは通称の「六階建」の方が、
より愛着が湧きますので、
こちらの呼び名で統一します。

六階建(右手前)と、
無線電信所(左後方)。

六階建ての案内には、
「伊良湖射場関連の戦争遺跡の中で、
最も目立つ存在の施設です。
地元からは通称で「六階建」と呼ばれる
高さ19mのこの塔は、
1930(昭和5)年の建設で、
大砲の弾道や風速・風向きなどの
観測を行なっていました。」
このように記され、
当時の写真と同じアングルで撮った、
現在の写真が付けられ、
この道路は線路だった事が分かります。

ここは私有地なので、
外からのみの見学です。

鉄筋とコンクリは、
まだ物資があった頃の
細やかさがありますね・・・

まるで御神木に祈るように
六階建に手を置く妻。
「長い間、歴史を繋いでくれて
本当にありがとう。
これからも長生きしてください」
な〜んて伝えたのかな?(笑)

斜め右側面から。

六階から屋上へ行けるようです。
恐らくここから双眼鏡などで、
観測していたのでしょう。

左後方側面から。
こちらからだと
スッキリしていますね。
無線電信所
次に蔦に覆われた建物へ。

六階建と二階建。

この雰囲気、
なんだかポンキッキのムックを
思い出してしまいます(笑)
案内には、
「高さ約7mの2階建ての無線電信所は、
点在する観測所や監的所との
連絡を行っていた施設でした。」
このように記されています。

斜めから見たムック(笑)

畑を挟んだ南側から撮影。

ここでツーショットも完了。

最後に北側からの六階建とムック(笑)