願いのかなう鍵(伊良湖岬)
一味違う
伊良湖岬の恋路ヶ浜に隣接された
「願いのかなう鍵」。
鍵をかけて永遠の愛を誓うという、
観光地でよく見かけるものです。
その多くには何年も経ち、
錆びついた鍵もあって、
果たして恋愛成就したのか
心配になったりしますが(笑)
伊良湖岬のものは一味違います。
なんと11年間分の古い鍵を溶かして
ハート型のプレート4枚を作り、
それを四つ葉の形に設置し、
新たな息吹を与えているのです。
鍵を付けたカップルが、
十数年ぶりに再訪した時にこれを見たら
間違いなく感激するでしょう。
そして、二人の愛は無論のこと、
「伊良湖岬愛」も急上昇するはずです。
少子高齢化が進み、
また、渥美町から田原市へと
行政区域が巨大化した今、
これから先、同じ事が出来るのかは、
なんとも言えませんが、
渥美町(現:田原市)の
心通った行政に癒された瞬間です。
伊勢湾フェリー・伊良湖港
駐車場から伊良湖岬を時計回りに歩き、
灯台を見た後、
「漁夫歌人 糟谷磯丸」像と出会い、
さらに行くと、
岬の北側に位置する、
フェリー乗り場が見えてきます。

フェリー乗り場手前の
散策路から見た山の上に建つ、
海上保安本部のタワー。
岬の灯台よりもはるかに大きいので、
遠くから見るとこちらが灯台かと
思ってしまいます(笑)

海岸を見ながら行くと、
フェリーが出航中でした。

鳥羽行きフェリー「伊勢丸」。
これに乗ると、
伊勢の神宮までは一直線なのです。

海の参道とでもいうのでしょうか、
「伊勢丸」の名前に相応しい航路です。

めっちゃ目立つ乗船車両入口。

フェリーターミナルと一体化した道の駅。
ちょっと入ってみるもすぐに出発(笑)

恋路ヶ浜の駐車場に戻ってきました。
結構歩いたな〜(笑)
願いのかなう鍵
ここが冒頭に書いた
「一味違う」場所です(笑)

「柳田國男と椰子の実」
「日本民俗学の父といわれる柳田國男が、
「伊良湖岬」の
小さな漁村に滞在したのは、
明治三十一年(1898年)の
夏の約五十日間で、
東京帝国大学在学中、
二十三歳の時であった。
柳田に「伊良湖岬」を紹介したのは、
当地出身の挿画家宮川春汀であり、
彼の語る故郷の素朴な民情に
心を引かれた柳田は、
伊良湖村の
小久保惣三郎の離れ座敷に仮寓し、
長期の夏季休暇の日々を送った。
伊良湖滞在中の柳田は、
一夏にわたって
近在の村々や神島へと散策の足を伸ばし
風光明媚な自然や、素朴な村人たちとも
親交を深め、自適の見聞を広めた。
「恋路ヶ浜」に流れついた
「椰子の実」を偶然見つけたのは
この時のことで、
後に友人の島崎藤村に
その話をしたことが素材となり、
不朽の名作
「椰子の実」の叙事詩が生まれた。
この「椰子の実」の詩は、
昭和十二年大中寅二によって作曲され、
国民歌謡として
多くの人たちに愛誦され、
今もなお心の詩として歌い継がれている。
平成四年 渥美町」
ようやく興味が無かった(汗)
「椰子の実」の経緯が、
理解できてきました。
伊良湖岬にとって、
柳田國男と島崎藤村の二人は、
最重要人物というわけですね。

「願いのかなう鍵」(左)と「幸せの鐘」。

「願いのかなう鍵」
「伊良湖岬は、愛知県の最南端に位置し、
島崎藤村の
「名も知らぬ 遠き島より流れ寄る
椰子の実一つ・・・」の叙事詩で
有名な観光地です。
渥美町観光協会では、
1988年(昭和63年)から
この詩の再現をと、
沖縄県の石垣島を「遠き島」にみたてて、
やしの実に
「愛のココナッツ・メッセージ
波にのせ想いは恋路ヶ浜」と刻んだ
金属プレートを取り付け投流してきました。
このイベントにおいて2001年8月3日、
14年目にしてはじめて渥美町内の海岸に
投流したやしの実が流れ着き、
長年の夢がかないました。
これを記念して、
伊良湖岬を訪れた方の願いがかなうよう
「願いのかなう鍵」をかける所を
ここ恋路ヶ浜に設けました。
みなさんも願いをかけて
鍵をかけましょう。」
これには感動です!
14年間も続けて、
やっと心願成就したとは。
諦めないことが、
どれほど大切なのかを
痛感出来ます・・・

椰子の木の根元には、
クローバーが植えられ、
その下には冒頭に書いた、
11年間分の古い鍵を溶かして作った
ハート型のプレート4枚が
はめ込まれています。

「幸せの四つ葉のクローバー発祥の地」
「「幸せの四つ葉のクローバー」とは、
伊良湖岬で見つかった四つ葉以上の
葉っぱが生えるクローバーのことです。
発祥の地には、
その四つ葉のクローバーの株が
植えられています。
もしも、
四つ葉のクローバーや
五つ葉のクローバーを見つけたら、
やさしく摘み取って
”幸せ”をお持ち帰りください。
※クローバーの摘み取りは、
お一人様一つずつでお願いします。
※四つ葉のクローバー
〔花言葉〕幸運、幸福
※五つ葉のクローバー
〔花言葉〕金運、商売繁盛
【願いのかなう鍵のモニュメント】
過去に取り付けられた
願いのかなう鍵を溶かして
ハート型のプレートにし、
4枚をはめ込み四つ葉の形にすることで
”永遠の幸せ”を表しました。
意味のあるモニュメントとして
よみがえらせることにより、
皆さまの大切な思いのこもった鍵が、
美しいエピローグを
迎えられるようにしています。」
この文言にも感動です・・
「美しいエピローグを
迎えられるように」
なんと素敵なフレーズでしょうか!
幸せの鐘
次に幸せの鐘へ。

今は亡きウエディング業界の重鎮、
桂由美さん選定の「恋人の聖地」です。

実はこの鐘は、
田原市と長野県宮田村との
友好都市の証でもあり、
宮田村には永遠の鐘という、
同型の鐘が設置されています。

カメラ台があったので、
鐘を鳴らしながら撮ってみました!
これで、僕たちもよりいっそう
幸せになれるはずです(笑)

鐘の周囲はハートだらけ。

再度、恋路ヶ浜を眺め、
伊良湖岬の散策は完了です。